土地家屋調査士試験の免除とは?測量士補試験に合格して午前の部試験を免除しよう

土地家屋調査士試験を受験するにあたって、事前に「測量士補の資格を取得した方がいい」というのを聞いたことはありませんか?
実は、土地家屋調査士試験を受験する前に測量士補を取得しておくことで、合格の可能性を高められるかもしれません。
なぜなら、測量士補を取得することで、土地家屋調査士試験の免除制度を利用できるからです。
当コラムでは、土地家屋調査士試験の免除制度について解説し、測量士補の資格を取得するメリットも紹介します。
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土地家屋調査士試験「午前の部」の免除を受けられる資格とは?
以下では土地家屋調査士試験「午前の部」の免除を受けられる資格について解説します。
- 「午前の部」の試験とは?免除を受けられる資格
- 多くの人が「午前の部」試験の免除を受ける
「午前の部」の試験とは?免除を受けられる資格
土地家屋調査士試験は午前の部と午後の部に分けられており、当日は基本的に一日を通して両方の試験を受けることになります。
試験時間 | 試験内容 | |
---|---|---|
午前の部 | 9時30分~11時30分(2時間) | 平面測量10問/作図1問 |
午後の部 | 13時~15時30分(2時間半) | 【択一】不動産登記法・民法他から20問 【書式】土地・建物から各1問 |
午前に2時間、午後に2時間半の試験を受けることになり、着席時刻等を考慮するとそれ以上の拘束時間になります。
合計で4時間半以上緊張状態が続くため、体力的、精神的にもかなりの負担を強いられます。
しかし、 「測量士」「測量士補」「一級建築士」もしくは「二級建築士」のどれか一つでも資格を保有していると、午前の部の試験が免除されます。
多くの人が「午前の部」試験の免除を受ける
土地家屋調査士試験を受験する多くの人が、「午前の部」の試験の免除を受けます。
法務省が公表している「令和6年度土地家屋調査士試験筆記試験(多肢択一式問題)得点別員数表」によると、受験者数4,589人の中で、午前の部の受験者数は231人です。
つまり、これだけ多くの人たちが午前の部の試験の免除を受けているのです。
多くの人たちが、午前の部の試験を免除してもらおうと考える理由は、単純に「午前の部」の試験が難しいからです。
令和6年度土地家屋調査士試験筆記試験(多肢択一式問題)得点別員数表を見ても明らかで、合格ライン30点を取る人の割合は36.8%にとどまっています。
一方で午後の部になると、同じ「多肢択一式問題」で合格ライン37.5点を取る人の割合が51.9%となり、合格率が上がっていることが分かります。
このように択一式問題だけ見ても、午前の部の試験はハードルが高いことが見て取れます。
土地家屋調査士試験の免除を受けるなら測量士補がおすすめ
土地家屋調査士試験午前の部の免除を受けるなら、測量士補がおすすめです。以下ではその理由について解説します。
- 免除資格の中でも取得しやすい
- 試験内容が近い
免除資格の中でも取得しやすい
土地家屋調査士試験午前の部の免除を受けるなら、測量士補がおすすめです。
なぜなら、免除資格の中でも取得しやすいからです。
令和6年度の各資格取得合格率を比較してみましょう。
測量士 | 測量士補 | 一級建築士 | 二級建築士 |
---|---|---|---|
13.0% | 31.4% | 8.8% | 21.8% |
参考:令和6年測量士・測量士補試験の合格者を発表 | 国土地理院、試験結果 建築技術教育普及センターホームページ
上記の「午前の部」免除対象資格の合格率を見ても、測量士補の合格率が高いことが分かります。
こうした統計からも、測量士補は比較的取得しやすい国家資格といえるのです。
試験内容が近い
土地家屋調査士試験に測量士補を選択する理由として、「試験内容が近い」ことも挙げられます。
つまり、測量士補で勉強した内容が土地家屋調査士試験でも活きるのです。
測量士補の試験は多角測量や地形測量、写真測量など、ほとんどが測量に関するものばかりです。
土地家屋調査士試験においては、午前の部の試験で平面測量や作図などが出題されるため、測量士補で勉強した内容が無駄になりません。
こうした比較的試験内容が近いことも、測量士補がおすすめといえるのです。
土地家屋調査士試験と測量士補試験の違いは?
以下で、土地家屋調査士と測量士補の違いについて解説します。
- 試験の違い
- 難易度・勉強時間の違い
試験の違い
試験の違いを以下の表にまとめました。
土地家屋調査士試験概要 | 測量士補試験概要 | |
---|---|---|
受験資格 | 制限なし(誰でも受験可能) | 制限なし(誰でも受験可能) |
試験科目 | 午前の部:平面測量10問/作図1問 午後の部:筆記 [択一]不動産登記法・民法他から20問 [書式]土地・建物から各1問 口述 1人15分程度の面接方式による試験 | 1.測量に関する法規 2.多角測量・汎地球測位システム測量・水準測量 3.地形測量・写真測量・地図編集 4.応用測量 |
合格基準 | 相対評価(合格点や基準点は毎年変動) 「択一式基準点」「記述式基準点」を満たし、かつ「総合合格点」に達していること (参考)令和6年度筆記試験の合格点・基準点 筆記試験の総合合格点 ・午前の部:70.0点以上 ・午後の部:78.0点以上 択一式及び記述式の基準点 ・午前の部(択一式問題):満点60点中30.0点 ・午前の部(記述式問題):満点40点中28.0点 ・午後の部(択一式問題):満点50点中37.5点 ・午後の部(記述式問題):満点50点中31.5点 | 絶対評価 700点満点中450点以上(1問25点) |
試験日程 | ・筆記 10月第3週の日曜日 ・口述 1月中旬(筆記試験合格者のみ) ※全国で実施 | 5月の日曜日 ※全国で実施 |
参考:法務省:令和6年度土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験について(受験案内) | 国土地理院
土地家屋調査士試験も測量士補試験も受験資格に制限はなく、誰でも受験が可能です。
試験は全国各地で実施され、土地家屋調査士試験は10月、測量士補試験は5月に実施されます。
上記を見てもわかるように、土地家屋調査士試験の合格基準は非常に細かく設定されているため、その分測量士補試験よりも難しくなります。
難易度・勉強時間の違い
難易度・勉強時間の違いについて、以下の表にまとめました。
土地家屋調査士試験 | 測量士補試験 | |
---|---|---|
合格率 (令和6年度) | 11.0% | 31.4% |
受験者数 (令和6年度) | 4,589名 | 13,633名 |
合格者 (令和6年度) | 505名 | 4,276名 |
必要勉強時間 | 約1,200時間 午前の部の勉強時間:約200時間 午後の部の勉強時間:約1,000時間 | 約200時間 |
参考:法務省:令和6年度土地家屋調査士試験の最終結果、令和6年測量士・測量士補試験の合格者を発表 | 国土地理院
令和6年度の土地家屋調査士試験の合格率はわずか11%である一方、測量士補試験合格率は31.4%となっています。
上記の結果からも、土地家屋調査士試験の難易度の高さが見て取れます。
また、必要な勉強時間に関しては、土地家屋調査士試験が1,200時間程度、測量士補試験が200時間程度。
土地家屋調査士試験の「午前の部」に必要な勉強時間でいえば200時間、測量士補試験に必要な勉強時間も200時間で同程度です。
「勉強時間が同じならどちらでも同じなのでは?」と思われがちですが、試験自体は土地家屋調査士試験の午前の部の方が遥かに難易度は高い点には留意しておきましょう。
土地家屋調査士と測量士補を同時に合格できる?
測量士補試験は5月、土地家屋調査士試験は10月なので、1年で同時に2つの資格取得を目指すことは可能です。
2つの資格試験を突破するポイントを解説します。
- 計画的な学習スケジュールが鍵
- 同時に合格するには
計画的な学習スケジュールが鍵
土地家屋調査士と測量士補は受験日が約5ヶ月間も離れているため、1年の内に両方取得することは十分可能です。
ですが、効率よく両方取得するためには、計画的な学習スケジュールを組むことが鍵となります。
メインはあくまでも土地家屋調査士試験。
測量士補試験は土地家屋調査士試験に合格するための手段であるため、試験日が近づいてから集中的に取り組むのが効果的です。
測量士補はコンパクトな学習でも合格できるので、まずは「土地家屋調査士の方の勉強を早めに始めて土台を作っておく」といったことがポイントになります。
そして、測量士補試験日が近づいてきたら測量士補試験の勉強を始め、土地家屋調査士の勉強と同時進行で行いましょう。
測量士補の勉強は、概ね年明けの1月ぐらいから始め、過去問が解けるレベルに達したら、合格できる実力が身についています。
測量士補試験の勉強はダラダラやり続けず、ひとまず区切りを付けてやめることがポイントです。
残りの時間はすべて土地家屋調査士試験突破に向けて時間を充てる、といった戦い方が合格への秘訣となります。
同時に合格するには
土地家屋調査士と測量士補を同時に合格するためには、計算された学習スケジュールで勉強を進めていくことが何より重要です。
こうした戦略的な勉強法は、独学では難しいため講座を利用する方が効果的。
土地家屋調査士の資格予備校でも、土地家屋調査士と測量士補の両方の試験対策講座を提供しています。
資格予備校を利用することで、限られた時間の中で効率よく2つの資格取得を目指せるでしょう。
中でもアガルートでは、土地家屋調査士試験と測量士補試験の一発合格を目指すカリキュラムを提供しています。
令和6年度土地家屋調査士試験の受講生合格率は63.64%、測量士補試験の受講生合格率は92.4%と、年々実績を上げています。
効率よく2つの合格を手にしたいならとてもおすすめです。
まとめ
本コラムでは測量士補試験に合格していれば、土地家屋調査士試験の午前の部の試験は免除されるという内容についてお伝えしました。
土地家屋調査士試験の午前の部の試験は非常に難易度が高いため、測量士補試験をクリアすることで土地家屋調査士試験の合格率を少しでも高められます。
本コラムの要点は以下の通りです。
- 土地家屋調査士試験「午前の部」は非常に難易度が高い
- 「測量士」「測量士補」「一級建築士」もしくは「二級建築士」のいずれかの資格を取得することで土地家屋調査士試験「午前の部」は免除される
- 中でも「測量士補」の難易度がもっとも低く誰でも受験可能
- 測量士補試験は5月、土地家屋調査士試験は10月が試験日のため両方取得できる
- 同時合格を果たすには効率的な学習計画が鍵
- 効率的に学習を進めていくためには資格予備校を利用するのがおすすめ
土地家屋調査士試験講座を選ぶなら、実績のあるアガルートがおすすめです。
極力無駄を省き効率的な学習を進められるように、準備を万全にしておきましょう。
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