土地家屋調査士試験の民法とは?試験範囲や対策方法も解説!

土地家屋調査士試験の範囲には「民法」も含まれます。
試験内での扱いは大きくありませんが、試験範囲や有効な勉強法、捨て科目にすることの可否など、気になっている方もいるでしょう。
当コラムでは、土地家屋調査士試験における民法の試験範囲や受験対策について詳しく解説します。
試験対策におすすめのテキストも併せて紹介しますので、受験を検討している方はぜひ参考にしてください。
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土地家屋調査士試験の民法とは?
民法は土地家屋調査士試験の試験科目のひとつで、すべての法律の基本となる重要なトピックです。
土地家屋調査士試験では筆記試験の択一問題内で出題され、問題数は20問中3問。
配点上は100点満点中7.5点と扱い自体は小さいものの、基本的な法律としては必ず押さえるべき項目といえます。
試験に必要なだけでなく、調査士になったあとの実務にも役立ちます。
民法の出題範囲
本来の民法にはさまざまな項目が含まれますが、土地家屋調査士試験で問われる範囲は「総則」「物権」「相続」に偏る傾向があります。
土地家屋調査士は不動産に関連する資格のため、実務上必要な土地・建物の所有や使用に直結する項目が優先されている可能性が高いといえるでしょう。
民法全体を網羅するとなると簡単ではありませんが、土地家屋調査士試験に出題される範囲はある程度決まっているともいえます。
手当たり次第に学習するのではなく、頻出分野とあまり出題されない分野を最初に区別するとよいでしょう。
民法は捨ててもいい?
試験内での取り扱いが小さいからといって、民法を「捨て科目」にすることはおすすめできません。
法律分野の基本中の基本ともいえる民法への深い理解は、土地・建物の権利関係の正確な把握に直結する重要なプロセスです。
民法分野の問題としての出題がなかったとしても、民法の位置付け的に学習をおろそかにはできません。
土地家屋調査士業務に密接に関わる土地家屋調査士法は、民法における権利関係の規定から派生したものです。
民法を理解することで土地家屋調査士法の理解も同時に深まり、合格に必要な得点を稼ぐことに繋がります。
土地家屋調査士は不動産登記など法律に関連した業務を担う資格です。
土地家屋調査士法、また背景に存在する民法をしっかりと学習することは、調査士として適切な仕事をするうえで重要になるでしょう。
土地家屋調査士試験の民法の効果的な勉強法
土地家屋調査士試験における民法の効果的な勉強法としては、以下の4方法が挙げられます。
- 頻出分野に絞って学習する
- 理解しながら覚える
- 過去問で実践力と応用力を強化する
- 苦手分野は解説動画や講座を利用する
頻出分野に絞って学習する
土地家屋調査士試験に出題される民法の分野は限られているため、頻出分野に絞って学習するとよいでしょう。
そもそも、民法は1,000条を超える膨大な規模の法律です。
民法を深く理解することは土地家屋調査士試験の対策の一環としても重要ですが、受験勉強としてすべてを暗記することは現実的ではありません。
土地家屋調査士試験で扱われる民法の論点はある程度パターン化されています。
受験勉強に際しては頻出分野に絞って取り組めば、時間効率と必要な学習を両立できるでしょう。
出題傾向を把握する段階では、過去問を教材として使用することがおすすめです。
出題分野が掴めるだけでなく、問われる角度や頻度なども自然に理解できるでしょう。
理解しながら覚える
民法は、理解しながら覚える意識が重要です。
条文や制度を丸暗記しようとしても、定着率はイマイチ。
「なぜこのような条文や制度があるのか」を論理的に考えながらインプットすることで定着率が上がるとともに、丸暗記よりも深い理解が得られます。
わからない部分は都度テキストに戻り、しっかりと解説を読み込んで理解度を上げましょう。
条文や制度の背景にまで遡って把握できるまで学習を深めれば、本試験でどんな角度から問われても対処できるはずです。
過去問で実践力と応用力を強化する
民法を学習する際は、過去問を積極的に活用して実践力と応用力を強化しましょう。
テキストを通して知識をインプットしたら、次はアウトプットを行って問題を解く力をつける段階です。
ある程度知識がついたら過去問演習に取り組み、繰り返し実践的な学習を重ねましょう。
実際に本試験で出題された問題に取り組むことで、出題パターンや頻出論点などを分析して効果的な受験対策を取ることができます。
間違えた問題に関してはしっかりと解説を読み込み、繰り返し復習することで理解度も効率よく上げられるでしょう。
苦手分野は解説動画や講座を利用する
苦手分野がある場合は、解説動画や講座などを利用してみましょう。
テキストだけでは理解が難しい部分も、動画や講義といったメディアの解説に触れることで、視覚的に理解して克服できる可能性があります。
特に、通信講座や予備校などで提供されている講座の利用は時間効率の面で独学より優れています。
ある程度の学習予算は必要ですが、注力すべき項目や効率のよい勉強方法などを指導してもらえるため、特に初学者の方にはおすすめです。
スクールによっては特定の分野に特化した講義をしてくれる単科講座が販売されていることもあります。
必要な部分だけをフォローしてほしいといった場合は受講を検討してみてもよいでしょう。
土地家屋調査士試験の民法のおすすめテキスト
土地家屋調査士試験の民法の学習におすすめのテキストは以下の3冊です。
- 土地家屋調査士受験100講〔Ⅱ〕理論編 民法とその判例
- 鉄則!土地家屋調査士内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.2
- 土地家屋調査士過去問セレクト「午後の部・択一」
土地家屋調査士受験100講〔Ⅱ〕理論編 民法とその判例

『土地家屋調査士受験100講〔Ⅱ〕理論編 民法とその判例』は、土地家屋調査士試験の民法分野をしっかりとカバーできる一冊です。
土地家屋調査士試験対策テキストとして多くの受験生に愛用されてきたバイブル的シリーズの「民法編」で、近年の法改正にも対応しています。
総則をはじめ、物権や担保物権など土地家屋調査士業務に関わる項目を実際の判例とともに解説。
10年分の本試験問題も掲載されているため、インプットとアウトプットを一冊で完結できる優秀なテキストです。
土地家屋調査士試験を控えて民法をメインに取り上げたテキストを探している場合、最初に手に取って損のない一冊といえるでしょう。
鉄則!土地家屋調査士内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.2

『鉄則!土地家屋調査士内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.2』は、東京法経学院講師の内堀博夫先生監修の過去問解説集です。
民法を含め、択一試験の対策に特化した一冊。
法令や先例がQ&A方式で解説されており、「わかりやすい」と好評を博しています。
難解な問題も一から丁寧に読み解ける設計が工夫されているため、特に初学者の方が過去問に挑戦する際の参考書としておすすめ。
ページ数もテキストとしては手頃で、出先での学習にも最適です。
民法以外の項目も含まれるため、択一試験を総合的に対策したい場合に選ぶとよいでしょう。
土地家屋調査士過去問セレクト「午後の部・択一」

『土地家屋調査士過去問セレクト「午後の部・択一」』は、土地家屋調査士受験研究会が監修した問題集です。
2020年から20年分の過去問から良問を厳選して掲載した決定版。
民法を含めた択一式試験対策に最適な一冊といえます。たくさんの過去問に積極的に挑戦したい場合には特におすすめです。
2020年出版ということで、2021年以降の問題には未対応な点に注意。
出版元の法学書院は2023年に廃業してしまったため、今後の改訂も期待できないでしょう。
20年間もの出題を遡って問題が厳選されているため、出題傾向や問題の変遷を分析しながら受験対策をしたい場合はぜひ活用してみてください。
まとめ
当コラムでは、土地家屋調査士試験における「民法」について以下の内容で解説しました。
- 土地家屋調査士試験では、民法から「総則」「物権」などの分野が出題される。
- 全体に対する民法の出題比率は大きくはないが、法律の基礎として理解すべき内容。安易に「捨て科目」にすべきではない。
- 土地家屋調査士試験向けに民法を学習する場合は、頻出分野に絞る・過去問を使うといった対策がおすすめ。苦手分野は解説動画や講座を活用して学習するしてもよい。
土地家屋調査士試験における民法は出題数や割合自体はさほど高くないものの、捨て科目にはできません。
すべての法律の基礎として理解すべき内容も多く、調査士業務に関わる部分だけでも学んでおく意義は大きいといえるでしょう。
とはいえ、土地家屋調査士試験に出題される内容は膨大な民法の中でもごく一部です。
テキストや解説動画、通信講座などを上手に活用しながら学習を進めましょう。
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