- 作成日:2021.12.19
- 更新日:2023.08.28
経理の仕事がつらい・つまらないのは、現状に不満があるから?
経理はお金を扱うため、1円単位のミスも許されない大変な仕事であり、経理という仕事が「つまらない」「つらい」と感じられる方もいるようです。
この記事では、経理という仕事がつまらない、つらいと感じるときの理由や解消法について解説します。
経理の仕事が「楽しくない」「つまらない」「つらい」と感じていたり、「経理を辞めたい」と考えはじめたりしている方は参考にしてみてください。
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INDEX
経理の仕事がつまらない、つらいと感じやすい時期
経理は月末や月初、年末、3~4月の決算前後、6月によくある株主総会の時期に忙しくなる傾向にあります。
月末月初は給与関係、年末は年末調整、決算の財務諸表作成、株主総会に提出する資料作成などがあるからです。
この時期は仕事量が増え、毎日のように残業しなければならないケースもよくあります。
仕事が忙しいと、プライベートの時間が減り、どうしても忙しい、つまらない、つらい、楽しくないと感じる方は増えるようです。
経理をつまらない、つらいと感じる人の特徴
時期的に忙しいときにだけにつらいと感じる人もいますが、経理の仕事があわずに常につまらないと思ってしまう人もいます。
例えば、経理はお金を扱う仕事で計算ミスは許されないため、数字が苦手な人は経理の仕事がつらいと感じやすいでしょう。
経理は基本的にデスクワークです。
朝から晩まで着席し、パソコンに向かうような日も珍しくありません。
営業のように、さまざまな場所に足を運びたいと考えている人は、経理はつまらない、楽しくないと思いがちです。
このように、経理の仕事自体があわずにつらいと感じる場合は、思い切って別の職業に転職することも選択肢に入れると少し心が楽になるかもしれません。
経理がつらい、つまらないと感じる理由
経理をつらいと感じる人が持つ理由として、よくあるものを紹介します。
ミスが許されない
経理はお金を扱う仕事であるため、ミスが起きると企業に重大な影響を及ぼします。
そのため、基本的に1円のズレすら許されず、常に計算ミスや転記ミスが起こらないように気をつけなければなりません。
ミスをしてはいけないことは他の部署でも同じですが、お金に直接関係する経理はより慎重さを求められる部署であるといえます。
「業務中は常に気が張り詰めプレッシャーを感じる」という人も少なくなく、こういった業務の性質からつらいと感じる人もいるようです。
専門知識が要求される
経理の仕事を遂行するためには、経理、財務、会計など幅広い専門知識が求められることがあります。
現在では、経理関連のツールが発達しており、そこまで深い知識を求められない企業も多いでしょうが、その分ツールの操作などの知識は必要です。
経理の知識に加え、パソコン操作、ツールの設定方法なども覚えなければなりません。
慣れてくれば問題ありませんが、最初は覚えることが多くつらいと思いがちです。
デスクワークがつらい
経理は基本的にデスクワークで、パソコンに向かって作業します。
デスクワークが向いているかどうかは体質も大きく影響するため、経理という仕事が好きでもデスクワークがつらいという人もいるでしょう。
目が疲れやすい、腰が悪い、肩がすぐにこってしまう、といった人は経理のデスクワークに対してつらいと感じることもあります。
人間関係がつらい
経理に関わらず人間関係を理由として、仕事をつらいと感じる人は多くいます。
経理は1人だけで完結しない仕事も多くあり、より人間関係での問題が発生しやすい一面もあります。
他部署からの問い合わせに応対しなければならない場面も多く、初めて接する人には緊張してしまう人も、経理はつらいかもしれません。
チームプレイや問い合わせ対応が苦手な人もつらいと感じやすいでしょう。
繁忙期の仕事量が多い
経理は常に仕事の量が安定しているのではなく、繁忙期があります。
基本的に月末は忙しいですし、年末や決算がある年度末にはより忙しくなります。
仕事量が一定ではないため、慣れるまでは忙しい時期は生活のバランスを取りづらいという人も多いでしょう。
経理になった当初は、予測していたよりも仕事量が多く残業が増えてしまうなど、思ったよりもプライベートの時間がとれない、といったこともよくあるようです。
経理の仕事がつまらない、つらい時にすべきこと
もし、経理の仕事がつまらない、楽しくないと感じた時、以下のような対処法を試してみてください。
メリットに目を向ける
経理はつらい部分だけではなく、安定して働きやすい、専門の知識や技能を得られる、といったメリットもあります。
経理の知識や技術はほかの企業でも活用できるため、一度経理として働けば、どの企業でも働きやすいでしょう。
職場での人間関係や年収、待遇などに問題を感じたときは、転職で問題を解決できることもあります。
経理の知識を活かして税理士やファイナンシャルプランナーなどの資格を取得すれば、独立して自分で開業するという働き方も選択可能です。
経理の重要性を認識する
経理はつらいことも多い仕事かもしれませんが、その分責任感があり企業にとって重要な部門です。
そのため、やりがいやモチベーションが保ちやすい職業でしょう
ほかの職種のように、例えば力を入れていた仕事が結局なくなり、今までの努力が無駄になるようなこともありません。
企業にとって重要で、必要な仕事をしていることを認識してみてください。
転職をする
給与が上がらない、人間関係に問題がある、といった自分では解決できないことが原因でつらいのであれば、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
転職をすれば、働く条件も見直せますし、人間関係もリセット可能です。
転職の際には転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、企業と報酬や待遇について交渉するため、自分の希望にあった働き方ができる企業に就職しやすくなります。
経理ではなく違う仕事がしたいという方も、転職エージェントにどのような仕事がよいのか相談してみましょう。
経理はつらい時期やつまらないと感じる時期もあるが、メリットもある
経理の仕事をつらい、つまらないと感じる人もいますが、以下のようなメリットもあります。経理のメリットについて詳しく解説します。
経理の需要はなくならない
経理はお金の流れを管理する仕事であるため、営利活動を行う企業にとって絶対に必要となる部署です。
常に必要となる部署であるため、将来的に外注に差し替わりリストラに遭うような可能性も低いでしょう。
現状のAI技術では、すべて機械に仕事を奪われることもありません。
経理は安定して働きやすい、というメリットがあります。
転職先が多い
経理は多くの企業が必要とする部門です。
そのため、求人数もほかの部署に比べて多く、転職先を探しやすい状況にあります。
経理として働けば、多くの企業で応用できる知識や技能を取得可能です。
所属企業でつらいことが起きても、無理して働き続けずに「転職」という選択肢を選びやすい職業でしょう。
やりがいがある仕事
経理としてお金の流れを把握し、分析する仕事は経営を左右する重要なものです。
1円のミスも許されない、といったプレッシャーもあるでしょうが、その分大きなやりがいを得られます。
直接売上向上に影響するわけではありませんが、間接的に企業を支える重要な役割です。
専門知識が身につく
経理として働くと、専門的な経理や会計、財務の知識が身につきます。
この知識は、所属企業だけではなく、ほかの企業にも役立てられるため、その人にとって大きな財産となるでしょう。
身についた知識を活かし資格取得をしていけば、経理としてステップアップしていけます。
土日は休める
経理は繁忙期に忙しくはなりますが、休日出勤はめったにないという企業が多いようです。
突発的に出勤が必要になるような業務は基本的になく、土日や祝日など企業の休業日は基本的に休めます。
繁忙期をのぞけば連休もとりやすく、比較的ワークライフバランスが保ちやすい職業です。
▶経理は激務で「つらい」「つまらない」と言われる原因と回避方法
まとめ
経理は繊細さが求められるつらい職業ではありますが、専門知識が身につくうえにやりがいがある仕事です。
経理として仕事をしていて「つまらない」「つらい」と感じる人も、経理を辞めずに、まずはご紹介した対処法をいくつか試してみてはいかがでしょうか。
それでも改善しない場合は、転職などで年収や待遇をよくできる可能性があります。
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この記事を書いたコンサルタント

近藤馨子
公認会計士や税理士、経理など管理部門領域の転職支援を得意とする。幅広い業界の特徴や企業情報をお伝えできることが強み。商社での営業経験を経て、総合型の大手人材紹介会社へ転職。約15年のキャリアコンサルタント経験があり、3000名以上の方の転職支援を行う。
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