経理のよくある退職理由3選。前向きな理由は「スキルアップ」
- 更新日:2025.08.22
経理を退職する理由は人によって異なりますが、いくつかに大きく分類できます。
この記事では、退職を検討している経理担当者に向けて、よくある退職理由や退職する際に注意したいことなどを解説します。
経理担当者が転職活動を行う際のポイントなども解説しているため、ぜひ役立ててください。
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経理の主な退職理由
経理担当者が退職を決めた理由を大きく分けた場合、以下の3つに分類できます。
それぞれの理由について解説します。
スキルアップしたい
経理の業務は分担制でルーチンワークになりやすく、個人のスキルアップは難しいと考える人が多いようです。
経理の決算等の業務を通じて、全社の経営戦略に関わりたいなどの意向が芽生えてきても、任せられている業務が固定化されているため、社内ではスキルアップできないと結論に至るケースも少なくありません。
待遇に不満がある
残業の多さや給料がアップしないなどの待遇面が改善されないことで、退職される方も多いです。
経理の業務は難易度の高い作業ですが、目立った評価は得られにくく、待遇面などに不満があるとモチベーションは低下しやすくなります。
営業などに比べて企業への貢献度を定量化しづらく、正当な評価を受けていないと考える人もいるようです。
人間関係のトラブルがある
経理部署は少人数で業務を担っているため部署内のメンバーが変わることが少ないといえます。
部署内の人間関係が良好であれば長く勤めることもできますが、相性が悪い相手がいるとトラブルに発展しやすいようです。
経理から他部署への異動は希望を出さなければめったになく、人間関係でトラブルが起きると回避しづらいため、退職につながってしまいます。
経理を退職するときの注意点
経理を退職する場合は、いくつか注意点があります。
以下では、退職時に注意すべきことを解説します。
退職日の2か月前を目安に伝える
会社に退職の意思を伝えるタイミングは、2か月前を目安にしましょう。
法律では2週間前までの意思表示が認められていますが、経理の業務は後任に引継ぎを行う際に時間が必要なため、なるべく早めに伝えることをおすすめします。
法律とは別で、就業規則で1~2か月前に退職を申し出る旨が定められていることもあるため事前に確認が必要です。
引継ぎをしっかりする
円満退職するためには、引継ぎをしっかりと行うことが大切です。
日次業務や月次業務、年次業務ごとに必要な業務をリストにまとめておき、具体的な引継ぎスケジュールを立てます。
口頭による説明だけではむずかしい場合や細かいルールなどがある場合は、必要に応じてマニュアルを作成しておきましょう。
退職時期に配慮する
退職の意思を伝える場合、繁忙期を避けた時期を選ぶと円満退職に繋がりやすいです。
決算期などの人手が不足しやすい時期に退職を申し出ても、引継ぎの時間や後任を確保できないためスムーズに退職を進められません。
無理に退職を進めることになれば同僚や上司の業務を圧迫し、ミスやトラブルを発生させる可能性があるため、退職時期は部署内の状況をみて判断しましょう。
経理が退職後、転職するなら
経理担当者が転職活動を行う場合は、以下で解説するポイントを考慮しましょう。
転職活動の時期は繁忙期を意識する
日本の多くの企業は3月末が決算時期のため、4~5月で採用が活発になります。
人材の補充が必要な企業では、繁忙期の数か月前から求人を募集している場合が多く、1~2月に求人数が増える傾向にあります。
経理の場合は、9月の半期決算に備えて、7~8月に求人を募集することもあります。
資格を持っていると有利になることも
転職先での年収や待遇は、実務経験はもちろん、スキルや資格によって変わることもあります。
より待遇の良い転職先を希望する場合は、転職活動を有利に進められる資格の取得も視野に入れておきましょう。
経理の転職に有利な資格
経理のスキルを証明する資格を取得することで、転職を有利に進められます。
たとえば、2級以上の日商簿記を取得していれば、一般企業の経理に求められるスキルを保有していることを証明できます。
FASS検定を取得した場合は、簿記のスキルだけでは見極められない実務スキルの高さを証明できます。
国家資格のFP技能士を取得すれば、経理だけでなく幅広い業務にチャレンジでき、転職の可能性を広げることもできるでしょう。
転職エージェントの利用がおすすめ
効率的に転職活動を進めたい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントに相談すると、転職活動や各業種の専門知識を持つキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。
求人サイトなどには掲載されない非公開求人なども紹介してもらえるため、希望にあった転職先をみつけやすいです。
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この記事の監修者
経理を主軸とした管理部門の方のキャリア支援を専門としており、特に伝統的な日系大手企業への転職に強みを持つ。その他にも国内外の会計事務所や、メーカー、商社、金融、IT、医薬ヘルスケア、消費財等々、多岐に渡る業界の企業との深いコネクションを有しており、会社規模もスタートアップから上場企業まで幅広く対応。
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