管理部門に必要な能力とは

管理部門はバックオフィスと呼ばれるように、表には出てこない、「縁の下の力持ち」といった存在です。

そのため、管理部門には地道に職務がこなせる忍耐力が必要と言われます。

管理部門と一括りに言っても大きく6種類の職種があり、各職種によって必要な能力も様々です。

この記事では管理部門と、管理部門の6つの職種ごとに必要な能力を紹介します

管理部門の仕事に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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管理部門とは

管理部門は企業の業績を陰ながら支える存在です。

利益に直接影響を与える仕事は行いませんが、他部門が業務に集中できるようサポートする役割を担っています。

呼び方はさまざまあり、例えば、営業や販売を行う部門を直接部門、管理部門のことを間接部門と呼ぶ場合もあります。

管理部門の6つの職種

管理部門には主に、

  • 経理・財務
  • 人事
  • 法務
  • 内部監査
  • 経営企画
  • 総務

の6つの職種が存在します。

経理・財務

経理・財務は、会社のお金を管理する役割を担います。

2つの役職をまとめて簡単に言えば、「お金の管理を行う部署」となります。

細かく言うと、経理と財務で管理するお金が異なり、経理の場合は売上・仕入れ管理・税金の計算など過去に使ったお金の管理を行います。

財務はこれから使う予定の管理を行う職業で、資金調達や資産運用などの管理がおもな業務です。

経理と財務は同じお金を扱う職種として、コミュニケーションをとりながら仕事を進めていくことが多いです。

人事

人事は、企業内で働く社員に関する、採用や育成、待遇の決定などを行います。

人事は社員の働く環境を整える職業として役立っており、会社の業績を陰ながらサポートする第一人者とも言えるでしょう。

法務

法務は、法律が関わる部門の業務を担当します。

具体的には、契約書や取引のチェック、株主総会・取締役会の運営、コンプライアンスの周知などを行います。

法律関係のミスは会社経営に大きな問題が生じることもあるため、法務は特に会社内で重要な役割となってきています。

内部監査

内部監査は、内部人員の監査を行う役割です。

法務部署の中に内部監査担当者がいたり、法務と連携して業務を遂行していることもあります。

内部監査は不正や不祥事を突き止め、業務効率化を図ります。

法律的な観点で言えば、中小企業は内部監査を設置する必要がありません。

しかし、企業を成長させるために重要な位置づけという認識が広まっており、中小企業でも導入を検討しているケースが多いです。

経営企画

経営企画は、企業において中長期的な目標の達成のため、データ分析や市場の動向を計算します。

何をすべきかを考え、企業の成長を促す役割です。

総務

総務は、企業運営を円滑にするために、さまざまな役割を担当する職種です。

上で述べてきたすべての職種を、総務が包括して担当するような組織構成を取る企業もあります。

企業によって、総務の業務範囲は様々と認識しておきましょう。

職種別・管理部門に求められる能力

職種によって求められる能力が異なります。そのため、自身が働きたい職種に合わせた能力を磨く必要があります。

経理・財務

経理部や財務部は、経理ソフトを主に用いて仕事を行います。

基本的なパソコン操作ができることは大前提として求められます

経理や財務の業務では、常に計算がつきまといます。

複雑な計算はソフトに任せられるため難易度の高い数式を解く必要はありませんが、数字に苦手意識がないことが求められます。

人事

人事に特に求められるのは、コミュニケーション能力です。

社内外で会話をする機会が多いため、誰とでもすぐに打ち解けられる能力が必要となります。

採用面接や人事評価においては、相手の話をしっかりと聞き、最適解を示せる能力も求められます。

法務

法務で求められる能力は学習意欲です。

法律に関する情報は法改正が頻繁に行われることから、既存の知識にアップデートしていく必要があります。

キャッチアップが苦手だと法務として仕事をすることが難しいでしょう。

内部監査

内部監査は、広い視野や経験を持っていることが重要です。

内部の不正を認知できるためには、過去の経験や事例から正しい判断を下す必要があるためです。

経営企画

経営企画は、論理的思考力が重要です。

数字やデータを他の部署の人にわかりやすく伝えられる能力が必要となります。

企画を社内で共有する機会も多く、物事を抽象化して一般的にわかりやすい説明ができることも求められます。

総務

総務は、いわゆる何でも屋として、さまざまな業務を担当する場合があります。

これまでやったことがない業務でも自分で調べながら取り組んでみる等、自走できるような能力が必要でしょう。

また、人の成長を素直に喜べることも総務として働く上では重要な能力と言えそうです。

全ての管理部門で必要な能力

管理部門全体で見た時、必要な能力は主に4つに分類できます。

先述した、各職種ごとに必要な能力と重複もありますが、是非ご参考ください。

リスクヘッジスキル

管理部門は直接利益を生み出す部門ではありません。

企業のリスクを最小限に抑え、コストを使わないことが求められます。

常に最悪の状況を踏まえながら、起こった時にどのような対処をするのかをシミュレーションできることが管理部門に求められる能力です。

コミュニケーションスキル

部署内で仕事を進めていくためには、他の人と円滑にコミュニケーションできることが重要です。

わからないことは上司に質問したり、周囲の人に仕事を手伝ってもらう際にコミュニケーションが必要となるためです。

人と話すのが得意である必要はありませんが、苦手意識を持たず話せるコミュニケーションスキルは必須です。

情報収集スキル

管理部門で精度の高い仕事をこなすには情報収集スキルが必要です。

必要な情報を最短ルートで獲得できる効率の良さも求められるスキルになります。

特に、経営企画に関わる場合には、法律や自社リスクなど幅広い視点を持つ必要があるため、能力を磨き続ける必要があるでしょう。

パソコンスキル

管理部門はパソコンを使用する機会が多いです。

操作が速い人であれば、その分作業を効率化できるため、求められる人材になれます。

特にOffice系のソフトは、作業で使用するショートカットキーや関数を使いこなせるよう、習得しておきましょう。

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この記事の監修者

経理を主軸とした管理部門の方のキャリア支援を専門としており、特に伝統的な日系大手企業への転職に強みを持つ。その他にも国内外の会計事務所や、メーカー、商社、金融、IT、医薬ヘルスケア、消費財等々、多岐に渡る業界の企業との深いコネクションを有しており、会社規模もスタートアップから上場企業まで幅広く対応。

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