弁護士はストレスがたまりやすい職業|その理由と対処方法

弁護士はストレスがたまりやすい仕事です。

ストレスにより、これ以上弁護士として働けないと考えられている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、多くの人は努力と苦労の末に弁護士になっています。ストレスで弁護士を辞めてしまう前に、今一度キャリアを考えてみても良いでしょう。

この記事では、ストレスに悩む弁護士に向けて、弁護士がストレスをためやすい理由を解説します。

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弁護士はストレスがたまりやすい職業

弁護士がストレスをためやすい背景には、職業上の問題と人間関係があります。

弁護士は、法律に則り紛争を解決する職業です。

自身の判断が顧客の将来に大きく影響するため、常にプレッシャーを感じる人も多くいるでしょう。

また、依頼人を含むあらゆる人と関わらなければならないため、人間関係に悩みを感じる弁護士もいます。

うつ病になる人もいる

ストレスに苛まれる弁護士のなかには、うつ病になる方もいます。

具体的に、うつ病になった弁護士の割合や人数は報告されていません。しかし「弁護士をはじめとする法律家は、うつ病になるケースが多い」と指摘する法律関係者もいます。

仕事のプレッシャーからくるストレスでうつ病を発症された方もいるでしょう。

弁護士のストレスが溜まりやすい理由

弁護士のストレスがたまりやすい理由を、仕事内容や労働環境の観点から紹介します。

おもな仕事内容が紛争解決

紛争にかかわる業務の性質上、弁護士はどうしてもストレスがたまります。

裁判沙汰になるほどのトラブルでは、顧客の抱える問題は深刻です。

自身が意識しておかなければ、顧客のネガティブな雰囲気に引っ張られる可能性があります。

また、弁護士は結果がどのようになっても相手側に恨まれがちです。

罵倒されたり、嫌がらせを受けたりするケースも少なくありません。

労働時間が長い

2018年に、日本弁護士連合会は「弁護士の労働時間」について調査を実施しました。

週あたりの弁護士の労働時間は「41~50時間」がもっとも多く、次に多い労働時間は「51~60時間」でした。

個人案件を受ける場合は、労働時間はさらに長くなります。

弁護士の仕事は依頼人にあわせて動く必要があり、スケジュールが読みにくい傾向にあります。

常に一人で複数の案件を兼務する人も多く、深夜や土日・祝日にまで働かないと仕事が終わらないこともあるでしょう。

※参考:近年の弁護士の実勢について(弁護士実勢調査と事件動向調査をもとに)│日本弁護士連合会

想像よりも収入が低い

収入が労働時間や労力にみあわないことに対し、ストレスを感じる弁護士も少なくありません。

弁護士になるためには、日本最難関といわれる司法試験に合格せねばならず、多くの人が努力を積み重ねて弁護士になっています。

しかし、最初から高収入が得られる弁護士は一部です。

大手法律事務所に所属すると、初年度から年収1,000万円を超えるケースもあります。

ただし、普通の中小弁護士事務所であれば、年収400~500万円がほとんどです。

事務所からもらえる案件が少なければ、実力を積んで個人案件も受注しないと収入が増えません。

職場環境が悪い

「業務量が多く労働時間も長いが、給料は安い」「暴言やパワハラが横行している」など、労働環境に問題のある法律事務所で働くと、大きなストレスがたまるでしょう。

一般企業と同じく、法律事務所でも職場環境はさまざまです。

集客が難しい

集客の難しさも弁護士にストレスを与えます。

弁護士の人数が増えているにもかかわらず、民事訴訟の事件数は年々減少しています。

苦手であっても集客をしなければ、依頼を受けることはできません。

※弁護士が集客する際は「弁護士の業務広告に関する規程」を理解する必要があります。

ストレスを溜めずに弁護士業務を行う方法

ストレスで押しつぶされないように、意識してストレスを減らしましょう。弁護士がストレスをためない方法を紹介します。

苦手な案件は早く片付ける

いつまでも嫌な気持ちを引きずらないために、苦手な案件こそ早く処理しましょう。

難しい案件や、どうしても自分では解決できそうにない案件、多大な時間を費やさないと達成できない案件などを、一人で抱え込まないでください。

早めに仕事を断る勇気も大切ですが、無責任に放り出すと職場や顧客との信頼関係に差し障ります。周囲に相談して処理しましょう。

こまめにストレス解消を行う

長期間我慢するほど、病気になるリスクが高まります。

多忙な業務の合間に意識して休憩をとり、リフレッシュしてください。

鬱々とした気分で過ごすと、ネガティブ思考に浸食され、よりストレスがたまりやすくなってしまいます。

悪循環を断ち切るために、息抜きは大切です。

案件や依頼人に入り込みすぎない

休日を設けて、仕事以外の時間を作ってください。

弁護士の仕事は、法律的なトラブルにかかわるものです。

案件の重さや依頼人の胸中を思いやると、感情移入して休日まで引きずるケースは珍しくありません。

業務に熱心に取り組むことは大切ですが、ある程度案件や依頼人と距離を保ち、入り込みすぎないようにしましょう。

周囲に相談する

同僚や上司、ほかの弁護士などは大切な相談相手です。

一人で抱え込まず、周囲に悩みを相談してみましょう。

同じような悩みをもった人がいれば、解決の糸口を掴めるかもしれません。

また、具体的な解決にはつながらなくても、悩みを話すだけでストレス解消になるはずです。

正義感が強い人や真面目な人は特に気をつける

もともとの性格もストレスのたまりやすさに影響します。

弁護士の多くは、正義感が強い人や、真面目な人だといわれています。

案件に懸命に取り組むうちに、依頼者の気持ちに寄り添いすぎてつらくなってしまう可能性があります。

性格に思い当たる部分のある人は、過剰に気持ちが引っ張られないように気をつけてください。

弁護士のストレスに耐えきれなくなったら

弁護士のストレスに耐え切れなくなったら、以下の方法を検討しましょう。

弁護士のまま就業先を変えてみる

法律事務所によって働き方や環境は違うため、職場を変えてみるとストレスが解消される可能性があります。

労働時間や労働環境、職場での人間関係がストレスな場合は、事務所や所属企業を変えてみましょう。

転職先を探す際は、例えばのアガルートキャリアような、弁護士専門の転職エージェントへの相談がおすすめです。

インハウスへ転職する

法律事務所以外で働くという手もあります。

実際に、企業内の法務部や、別の仕事に転職して活躍する人も少なくありません。

一般企業は法律事務所よりも福利厚生が整備されており、就労時間も決まっています。転職により、ライフワーク・バランスが改善する可能性もあります。

弁護士以外の仕事の一例

弁護士資格を活かすと、一般企業やほかの士業、コンサルタントなどへの転職に有利です。弁護士以外の仕事の一例を紹介します。

一般企業への転職

法律事務所を離れて一般企業に転職すると、法務部や知的財産部、コンプライアンス部など法律の知識が必要な部門で重宝されます。

一般企業以外では、不動産業界もおすすめです。

不動産業界は宅地建物取引業法、民法、建築基準法、不動産登記法などあらゆる法律がかかわるためです。

賃料の交渉やトラブルの仲裁などにも、弁護士としての経験が役立ちます。

税理士などのほかの士業

弁護士であれば、税理士や弁理士などの士業に無試験で登録できます。

士業ごとに業務内容はまったく異なるため、弁護士には向いていないと思う人でも活躍できるかもしれません。

なお、税理士は税にかかわる書類を作成し、企業や個人にアドバイスする仕事です。弁理士は、知的財産権にかかわる仕事です。

コンサルタント

弁護士として登録したまま、コンサルタントとして活躍する人も増えています。

コンサルタントとは、企業や個人が経営や法律トラブルに巻き込まれないように、アドバイスする仕事です。

弁護士登録がないコンサルタントは、法律に関するアドバイスや、紛争解決を目的とした交渉はできません。

弁護士であることは、コンサルティング業界においても強みになります。

著作業

ライターなどの著作業は、弁護士の法律知識や経験を活かせます。

法律的観点から説得力のある記事を書け、元弁護士の肩書を利用すると記事の権威性も高まります。

また、著作業は自分のペースで好きなときに働けるため、ライフワーク・バランスも保ちやすいでしょう。

弁護士の求人を探したいときには転職エージェントを頼る

このように、弁護士を辞めてしまっても、活躍できる場所は数多くあります。

しかし、せっかく登録できた弁護士を、ストレスが理由で辞めてしまうのはもったいないともいえるでしょう。

弁護士にしかできない業務はたくさんあります。弁護士の仕事自体がストレスでなければ、職場を変更してはいかがでしょうか。

職場環境が変われば、弁護士を辞めずに済むかもしれません。

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この記事の監修者

リーガル専門コンサルタントとして、弁護士・法務人材を中心に転職支援を行う。中国発大手テクノロジー企業の日本法人にて創業メンバーとして事業開発・推進に従事。スタートアップ〜大手事業会社での事業開発、マネジメント経験を有していることから、様々な角度からの俯瞰したアドバイスを強みとする。

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