弁護士の転職における年齢の影響 | 年齢による違いや転職成功のコツ
- 更新日:2025.04.24
弁護士は、年齢が高くなっても比較的転職しやすいといわれています。
ただ、転職がスムーズに進むかどうかは実際の状況によっても異なります。
この記事では、転職したいと考えている弁護士に向けて、弁護士の転職と年齢の関係を解説します。
弁護士としての転職を成功させるコツについても解説するため、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
弁護士の転職年齢に対する影響
弁護士が転職する場合、年齢はどのように影響するのでしょうか。
ここでは、弁護士の転職年齢に対する影響について解説します。
弁護士の転職と年齢の関係性
一般的な職種では、年齢が高くなるほど転職が困難になるといわれます。
特に35歳以上での転職は難しい場合が多いです。
しかし弁護士は、年齢のせいで転職できないというケースはあまりありません。
弁護士の転職に年齢はあまり関係ない2つの理由
司法試験に合格する時点で年齢を重ねている
弁護士になるためには司法試験に合格する必要がありますが、司法試験は難関であるため、何度もチャレンジしてようやく合格される方も多いです。
ストレートで合格されても、司法修習などに参加する必要があります。
20代後半以降で弁護士になる人が多く、転職時の年齢が高いのも当然と言えば当然でしょう。
専門性が高いため年齢に関係なく需要がある
弁護士は法律に関する専門知識を活かす仕事であり、対応できる分野も幅広いです。
それぞれの弁護士は専門分野をもっています。
さまざまな経験やスキルを身につけている専門性の高い弁護士に対する需要は高く、年齢を問わず活躍できます。
弁護士の転職年齢による違い
弁護士が転職するときも、年齢によって状況は多少変化します。ここでは、転職年齢による違いを解説します。
20代半ばの転職
弁護士として20代半ばで転職するなら、転職先の選択肢は最も幅広くなります。
法律事務所や企業など、自分の希望にあわせて応募できるでしょう。
特に四大法律事務所をはじめとする大手法律事務所への転職を希望する場合は、20代での挑戦が有利です。
企業法務の専門性を高めたいといった場合も、20代の若いうちに転職したほうがいいでしょう。
20代後半~30代前半の転職
20代後半から30代前半になっても、弁護士としてはまだまだ若手です。
転職先の選択肢の幅は十分にあります。
30代前半までであれば、専門分野を変更するために転職を決意しても遅くはありません。その場合はなるべく早めに転職活動を始めましょう。
30代後半~40代前半の転職
30代後半から40代前半になると、30代前半までと比較して転職はやや難しくなります。
とはいえ、ほかの職種において30代後半から40代前半で転職する場合に比べると、弁護士は有利です。
特に、英語やマネジメントのスキルなどがあれば、採用される可能性が高くなります。
転職により事務所を変える場合は、すでに自分の顧客がおり、転職後に継続して依頼を受けられるかどうかも重要になります。
40代後半~50代の転職
40代後半から50代の弁護士が転職するには、一定の条件を満たす必要があります。
法律事務所へ転職する場合は、自分の顧客がいるかどうかがポイントになります。
企業へ転職する場合は、マネジメントスキルが必須です。
ただし、中小企業の小規模な法務部で弁護士が募集されるケースもあります。
この場合はマネジメントスキルがなくても、弁護士として豊富な経験があれば採用される可能性があります。
年齢が高い弁護士が転職で有利になるパターン
弁護士が転職するときは、年齢が高いと有利になるパターンもあります。具体的に解説します。
経験が豊富である
年齢が高ければ、その分だけ経験が豊富で、社会人としてもマナーや適応力が高いと判断されます。
顧客の目線で物事を考え、寄り添う姿勢も磨かれていると期待されるでしょう。
年齢を重ねた分の貫禄がある
顧客はさまざまな課題を抱えており、弁護士に悩みを相談します。
年齢が高い弁護士は貫禄を感じさせるため、安心できると考える顧客も多いです。
顧客の気持ちを尊重する弁護士事務所なら、そのような理由から年齢を重ねた弁護士を採用する可能性があります。
想像力や洞察力がある
年齢が上がれば自然と人生経験が増え、想像力や洞察力も養われていきます。
そのような能力を備えていれば、顧客が抱えているさまざまな課題をスムーズに解決へと導けるでしょう。
弁護士にとって必要な能力であり、この能力に関しても年齢が高いほど有利です。
年齢が高い弁護士が転職で不利になるパターン
場合によっては、弁護士の転職にとって年齢の高さがネックになるパターンもあります。具体的に解説します。
大手法律事務所への転職を希望している
大手の法律事務所への転職を希望していても、年齢が高いと採用されにくいです。
四大法律事務所のような大手事務所を志望するライバルは多いため、大きな強みをアピールしなければ内定を勝ち取るのは難しいでしょう。
求められるスキルのレベルが高い
年齢が上がれば上がるほど、転職時には高いスキルや経験が求められます。
年齢が高くてもスキルや経験が乏しい場合は、転職を希望してもなかなか採用されない恐れがあります。
社会人経験があまりない
一般的に年齢が高ければ豊富な社会人経験を期待されます。
年齢を重ねてから司法試験に合格した人のなかには、それまで社会人経験を積んでいないという人もいるでしょう。
そのような場合は社会人経験が足りないと判断される恐れがあります。
年齢が高い弁護士が転職で内定を勝ち取るコツ
年齢が高い場合、どうすれば弁護士としての転職を成功させられるのでしょうか。ここでは、内定を勝ち取るコツを解説します。
専門分野を明確にする
すでに解説しているとおり、年齢を重ねている弁護士には高いスキルや経験が求められます。
そのため、自分自身のそれまでの経歴をまとめ、専門分野を明確にしましょう。
専門分野をはっきりさせると、応募先にもアピールしやすくなります。
ただし、自分が感じている強みと客観的にみた強みが異なるケースもあります。
周囲の意見も聞いたうえで自分の専門分野を明らかにすると良いでしょう。
応募先を厳選する
効率的に転職活動を進めるためには、あらかじめ応募先を厳選する必要があります。
応募先が求めている人物像が自分とはまったく異なる場合、応募しても書類選考で落ちる可能性が高いです。
応募先が求めている人物像を確認し、なるべく自分にマッチしているところを選んで応募しましょう。
応募先の目線にあわせてアピールする
応募先によって、新しく採用する人材に求めているスキルや経験は異なります。
応募先のニーズにあわせ、求められているスキルや経験をアピールすることが大切です。
応募先によってアピールの仕方を変える必要があります。
応募先が自分を採用するメリットを伝えると、採用したいと判断される可能性が高まります。
条件を柔軟に考える
転職しても、自分が求めている条件をすべて満たせるとは限りません。
年収、業務内容、勤務時間などのすべての条件にマッチする応募先があったとしても、内定をもらえない可能性もあります。
転職を成功させるには条件について優先順位を決め、柔軟にとらえるべきです。
どうしても譲れない条件は何か明確にしておきましょう。
弁護士から他の職種へ転職する場合のポイント
弁護士からまったく別の職種へ転職したいなら、年齢が低いほど有利になります。
なぜ転職を希望しているのか考え、応募先が納得するような理由をまとめましょう。
なるべく弁護士の経験を活かせそうな職種を選ぶと、転職活動をスムーズに進められます。
ただし、未経験として扱われるため、年収の減少はある程度覚悟してください。
独立弁護士から転職する場合のポイント
独立弁護士から転職する場合、応募先の選択肢はそれほど多くありません。
しかし、弁護士としての豊富な経験や得意分野を示して転職活動を行えば、転職できる可能性はあります。
どのような職場でも柔軟に対応できる姿勢をもっていることが伝わるよう、しっかりアピールしましょう。
弁護士の転職年齢に関する注意点
最後に、弁護士が転職するときのの年齢に関する注意は「年齢に合わせたアピールをする」ことです。
年齢を重ねている弁護士が転職する場合は、経験、スキル、専門性などをアピールすることが大切です。
一方、若手の弁護士はアピールできる経験、スキル、専門性が少ないため、ポテンシャルをメインにアピールする必要があります。
弁護士は、年齢を重ねても比較的転職しやすい職種です。
ただし、状況によっては転職が難しいパターンもあるため、自分のスキルや経験を考慮したうえで転職活動を進めましょう。
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この記事の監修者
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