検事と弁護士の違い
- 更新日:2024.12.26
検事と弁護士にはどのような違いがあるのでしょうか。
検事から弁護士へ転職すると、より幅広く活躍できる可能性があると言われています。
この記事では、検事と弁護士の違いを解説します。
併せて、検事から弁護士へ転職するメリットやコツも解説していますので、是非参考にしてください。
→ 弁護士の求人一覧はこちら
PEファンド、有名企業、事務所などの アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人が受け取れるメルマガ配信中
INDEX
検事の仕事内容
警察が逮捕した犯罪の被疑者について、起訴するかどうか決定するのが検事の仕事です。
起訴した後に裁判所が適切な処罰を下すよう、証拠を示しながら主張します。
さらに、被疑者が処罰を受けた後に社会復帰できるように支援するのも仕事のうちです。
検事は官公庁へ出向したり、法律の支援を整備したりする場合もあります。
弁護士の仕事内容
弁護士は、依頼者の代理人として、法律に基づくアドバイスやサポートを行う仕事です。
弁護士により得意分野それぞれ異なり、人によってさまざまな依頼を受け付けています。
裁判においては、弁護士が依頼者の代理人として主張します。
ただし、民事訴訟では、事前に話し合いの場を設けて裁判をせずに解決を目指すパターンも多いです。
検事と弁護士の案件の違い
検事と弁護士にはさまざまな違いがあります。
検事
検事が扱うのはおもに刑事事件や刑事裁判です。
被疑者を起訴した場合は罪を追求し、裁判所に対して適切な処罰を下すべきだと主張します。
ただし、罪を追求するだけで終わるのではなく、罪を犯した人の社会復帰もサポートします。
検事は被疑者を糾弾する一方で、更生を促すために寄り添う姿勢も必要です。
弁護士
弁護士は、法律に関わるさまざまな問題解決を目指して依頼者をサポートします。
弁護士によって扱う分野は異なりますが、刑事裁判と民事裁判の両方を扱うことが可能です。
基本的に、依頼者の味方として活動します。
刑事裁判においては、被告人の無実を証明したり減刑を求めたりするための主張をします。
裁判を扱わず、法律についての知識を活かした業務をこなしている弁護士も多いです。
検事と弁護士の難易度の違い
検事や弁護士になるには、いずれも司法試験に合格する必要があります。
そのため、それぞれの職種に就くまでの流れや基本的な難易度は同じです。
ただし、検事や弁護士に必要なスキルは、それぞれ異なります。
検事には真相を明らかにするための調査能力が必要であるのに対し、弁護士には依頼者の立場を考慮しながら弁護する能力が必要です。
検事と弁護士の待遇の違い
検事の年収は新任で300万円前後です。出世できれば年収1,000万円を目指せる可能性があります。
弁護士は法律事務所や民間企業で働くため、勤め先によって年収は大きく変わる可能性があります。
独立して自分の事務所を構えることも可能です。そのため、弁護士は自分の努力次第で高収入を狙えます。
検事から弁護士へ転職するメリット
冒頭で述べたように、検事から弁護士へ転職を検討されている方も多いです。
検事から弁護士への転職には、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットを解説します。
信用されすい
検事は公務員です。
過去に公的機関で働いていたという実績は、信頼を得るためのひとつの要素になります。
弁護士として働き始めた後も、元検事という経歴を示せば信用されやすくなるでしょう。
検察の考え方を踏まえて対応できる
弁護士として働いている人は、検察の内部事情を完全には把握していません。
元検事であれば、検察ならではの考え方を熟知しています。
弁護士として刑事裁判を扱う際に元検事としての知見を活かすと、より効果的な対策を考えられます。
検事から弁護士へスムーズに転職するコツ
検事から弁護士へスムーズに転職するには、さまざまなことを意識する必要があります。ここでは、具体的なコツを解説します。
転職する理由を明確にする
自分がなぜ検事から弁護士へ転職したいのか明らかにしておきましょう。
転職理由は、応募先の人事担当者が特に気にしています。
転職理由はなるべくポジティブにまとめることが大切です。
検事の仕事が嫌になったという理由よりも、弁護士の仕事がより魅力的に思えるという理由のほうが好印象です。
応募先が納得するような理由を伝えてください。
経歴や強みをまとめる
検事としての自分の経験やスキルをまとめ、弁護士としてどのように活かせるか考えましょう。
検事から弁護士への転職は中途採用となるため、応募先は即戦力を求めています。
弁護士としての経験がなくても、検事の経験は少なからず弁護士の業務に役立てられるはずです。
自分自身が応募先にどのように貢献できるか明確に伝えるべきです。
情報収集に力を入れる
検事から弁護士への転職を成功させるには、情報収集が重要です。
応募先がどのような人材を求めているか把握し、自分の経歴や強みと合致するか確認しましょう。
さまざまなところから情報を集めることが大切です。
条件にこだわりすぎない
検事として長年の経験があるとしても、弁護士としての経験がないなら未経験として扱われます。
未経験者の待遇は、基本的にそれほど高くありません。
そのため、検事から弁護士への転職を希望するなら、条件にこだわりすぎないようにしましょう。
年収が多少下がることも覚悟しないと、なかなか内定を得られない可能性があります。
転職エージェントを有効活用する
転職を成功させるには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すれば、自分に適した転職先を紹介してもらえます。
法曹業界に特化している転職エージェントを選ぶと、検事から弁護士への転職についてしっかりとしたサポートを受けられます。
検事が弁護士に転職する際に注意したいこと
弁護士は法律事務所や民間企業で働くため、単に依頼者をサポートするだけでなく、売上などの数字も意識する必要があります。
売上をアップさせるには、案件を多くこなさなければなりません。
検事よりも楽だとは限らないので、注意が必要です。
また、弁護士として独立する場合は、特に働き方が不安定になる可能性もあります。
弁護士の転職でアガルートキャリアを活用するメリット
アガルートキャリアは、弁護士や法務などのリーガル領域を中心とした管理部門専門の転職エージェントです。
多くの司法試験合格者を輩出している「アガルートアカデミー」のグループ会社が運営しています。
リーガル領域の人材の資格取得~キャリア形成までサポートを行っています。
転職活動において、弊社を活用いただくメリットをご紹介します。
独自の求人をご紹介可能
弁護士や法務などのリーガル領域に強い転職エージェントだからこそ、大手弁護士事務所、多様な弁護士事務所、国内外大手企業(メーカー、IT、商社、金融)の企業内弁護士・インハウス、スタートアップなど豊富な求人や機会をご紹介可能です。
- 大手法律事務所
- 企業内弁護士/インハウスローヤーへの転身
- スタートアップの幹部、CLOなど
- 一般民事から企業法務への転身
など経験やご希望年収、働き方など様々な要望に応じた求人をご紹介しています。
豊富な実績をもとにした書類作成・選考対策のサポート
弁護士の募集は、専門性が高く、一般的な書類作成のノウハウが適用できないこともあります。
専門性の高い職種だからこそ抑えるべきポイントやコツがあります。
そうした書類の作成や選考対策を領域専門のアドバイザーがサポートしています。
中長期のキャリアに関してもご相談ください
プロジェクトや案件の状況、求人の内容次第で転職を考えたいという方もいるでしょう。
弁護士の中途採用(大手事務所/インハウスローヤー)などはポジションが少なく、魅力的な求人ほどすぐに埋まってしまうことがあります。
すぐにではなくとも、ご希望や条件を一度面談でお伝えいただければ、ご要望にあった求人や機会を都度ご紹介します(個別連絡やメルマガ)。
相談は無料です
弊社との面談はすべて無料です。面談を行って頂いたからといって、すぐに求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き支援しております。
転職活動は事前準備が成功のカギ!枠数限定で面談を行っています
納得でき、条件面でも恵まれた転職を実現するには、
- 情報収集
- 選考対策
の2つが必要不可欠です。
弊社の感覚値ですが、90%以上の方の準備が不足しています。
- 良い機会(求人)があるのにその情報にアクセスできなかった
- レジュメ、選考の準備が不足しており見送りになってしまう
といった方々を多く見てきています。
常に転職サイトを見るようなことは非常に手間ですので、弊社のような特化型エージェントをうまく活用いただければと思います。
少数精鋭の専門アドバイザーが面談を行うため、面談数は限定で行っています。
面談ご希望の方は、お早めにご相談ください。
検事のキャリア・転職に関するインタビューを公開中
弁護士・法務人材専門の転職エージェント「アガルートキャリア」では、YouTubeチャンネルを運営しています。
転職体験談、弁護士事務所や企業へのインタビュー、転職ノウハウ等、動画だからこそ伝えられる内容を公開しています。
リーガル領域でのキャリアに関する情報源の一つとして、是非ご活用ください。
⇒ YouTubeチャンネルはこちら
PEファンド、有名企業、事務所などの アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人が受け取れるメルマガ配信中
この記事の監修者
リーガル専門コンサルタントとして、弁護士・法務人材を中心に転職支援を行う。中国発大手テクノロジー企業の日本法人にて創業メンバーとして事業開発・推進に従事。スタートアップ〜大手事業会社での事業開発、マネジメント経験を有していることから、様々な角度からの俯瞰したアドバイスを強みとする。
自身では探せない非公開求人をご提案
アガルートグループが運営する
多数の非公開求人を保有