法務の本音の転職理由とポジティブな言葉に言い換えるコツ

イメージとは違った仕事内容だったり、人間関係に不満があったりすると、転職を考えたくなる場合もあります。

法務の仕事自体は自分に向いていると感じる場合は、もう一度別の企業で法務に就きたいと考える方も多いのではないでしょうか。

別の企業で法務職に携わる場合は、今度は失敗をしたくないところです。

本記事では、法務の転職者の本音や、転職で失敗しない秘訣を紹介します。

転職に成功するための転職理由や、志望動機の伝え方についても解説しますので、参考にしてください。

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法務の転職理由の本音

法務が転職する場合、次のような本音が聞かれます。

  • 法務以外の部署に異動させられたから
  • 仕事にやりがいを感じられないから
  • ワークライフバランスを整えたいから
  • キャリアアップを図りたいから
  • 待遇に不満があるから

転職の本音を理解すると、転職先を選ぶ際に確認すべきポイントがわかり、成功しやすくなるでしょう。

各項目について詳しく解説しますので、参考にしてください。

法務以外の部署に異動させられたから

他の部署へと移動させられたことで、不満を感じる人もいます。

本来は法務の仕事を希望したのにもかかわらず、異なる業務を強いられるとやる気も削がれるでしょう。

異動先の部署の雰囲気や人間関係が自分に合わなくて、転職をされた方もいます。

残業が多過ぎて、仕事の時間がライフスタイルに影響した場合なども、転職を考えるきっかけになるようです。

仕事にやりがいを感じられないから

仕事にやりがいを感じられずに、転職する人もいます。

たとえば、単純な事務作業や、指示通りにしか仕事ができないことに窮屈を感じ、法務の仕事にやりがいを感じられない場合などがあります。

法務の仕事が成果を数値化しにくいことや、法務以外の仕事量が多い点などもやりがいを感じられない要因になりうるでしょう。

ワークライフバランスを整えたいから

勤務時間や働き方に融通がきく企業へ転職して、ワークライフバランスを整えたいといった転職理由もよく聞かれます。

たとえば、業務量が多く、長時間の残業を強いられていて、激務に耐えられない場合は、転職を考えることがあります。

労働時間を短縮して家族と過ごしたい、趣味を楽しんだりするプライベート時間の充実させたい、といった考えも転職の理由となるでしょう。

キャリアアップを図りたいから

法務の転職の理由には、キャリアアップを図りたいといった前向きな理由もよく聞きます。

たとえば、入社時から、その企業で3~5年の経験を積んで、いずれ転職しようと考えている場合もあります。

また、定型業務の多い現職ではキャリアアップを望めないと感じたことが、転職を後押しする場合もあるようです。

下記の記事では法務のキャリアパスについて詳しく解説していますので、参考にしてください。

参考:法務担当者のキャリアパス【キャリアアップの方法や具体例を解説】

待遇に不満があったから

法務の平均給与は他の職種と比べて低くはないですが、業務量に対して給与が見合わない点に不満を感じて転職する人もいます。

現代社会では、企業のコンプライアンスへの取り組みが以前よりも求められています。

従業員のコンプライアンス遵守を促進するために、社内規定に関係する業務に携わる法務職の負担が増加傾向にあるのです。

結果的に業務量や責任の重さが増して、以前の給与額では仕事内容に見合わないと感じられることもあるのではないでしょうか。

法務の転職を成功させる秘訣

ここからは、転職を成功させる方法や転職後の職場で長く働くための秘訣について解説します。

上司の人柄をチェックする

上司の人柄が、自分の理想と近い状態であるかを確認するとよいでしょう。

面接では、法務部の責任者や入社後の上司にあたる方が面接官を担当することがあります。

その方の雰囲気や受け答えをよく見ておくと、なんとなく部署やその方の人柄を垣間見ることができるかもしれません。

法務部署は人員の流動性が低い傾向にあり、同じ上司やチームとの付き合いが長くなる可能性があります。

上司と良好な人間関係を築いて働けると、転職後になじみやすくなり、早期に活躍しやすくなります。

仕事内容の傾向をチェックする

法務の仕事内容は企業ごとに大きく異なるため、面接等では仕事内容の傾向を確認するようにしましょう。

たとえば、大手や中小、ベンチャーなどの会社規模により、法務の仕事内容は変わります。

大手企業だと大規模案件にチームの一員として携われる一方で、ベンチャー企業だと制度をゼロから構築する機会があったりと、さまざまです。

自分がやりたい仕事と、転職先企業で携われる仕事内容が一致している状態が理想です。

スキルアップを図る

スキルアップを図ると、転職後に評価されやすくなるため、仕事にやりがいを感じられます。

転職市場に出てくる法務の求人でよく求められるのは、同業界での法務実務経験、法律についての知識、特定分野の業務経験等です。

また、英語・中国語などの語学力を身に付けると日本以外の企業への転職も可能となることがあります。

法務職は企業との契約の際に、法律の知識を活かして交渉する機会があります。コミュニケーションスキルを身に付けると、交渉を優位に運べるため会社の業績にも貢献できるでしょう。

下記の記事では、法務の転職に必要なスキルを詳しく紹介しています。スキルアップを図り、転職を成功させたい場合は、参考にしてください。

参考:法務の転職に必要なスキル|主な業務内容や年収を上げる方法

法務の転職を成功させるための転職理由や志望動機の伝え方

転職理由や志望動機の伝え方は、転職成功を大きく左右します。

法務への転職を成功させるための志望理由や動機の書き方について、詳しく解説します。

転職理由はネガティブな理由をポジティブに言い換える

面接の際はネガティブな転職理由ではなく、ポジティブな理由を伝えるようにしましょう。

不満から転職を考えていたとしても、不満をそのまま語るとネガティブな転職理由になるため、ポジティブな転職理由に変換するとよいでしょう。

たとえば、「仕事が単調で面白くなかった」という前職の不満は、「もっと自分のスキルを高められる職場で働きたいと思った」などに変換できます。

過去の不満を未来に向けた目標や希望に置き換えるように意識すると、ポジティブな転職理由を考えられます。

志望動機は企業の内情を加味する

志望動機は企業の内情を加味するとよいでしょう。

ここでは、企業の内情を加味しながら、効果的に転職理由を伝える方法を紹介します。

志望企業を選んだ理由を伝える

志望企業を選んだ理由を伝える際には、「企業の理念の〇〇といった点に共感したから」「企業の将来へのビジョンに自分のスキルを役立てたいから」など、企業の内情に関連付けて伝えるようにしましょう。

企業のホームページや、サイト内の社員インタビュー記事などを参考に、様々なチャネルで情報収集されるとよいでしょう。

職務に関連付けて実績をアピールする

自分のスキルがどのような形で志望企業の役に立つかを具体的に伝えるとよいでしょう。

企業の業務内容や指針、具体的なプロジェクトなどを把握しておくと、企業の職務と自分の実績を関連付けて効果的にアピールできます。

職務内容を把握して、企業が求めているスキルを自分が持っていることをアピールするのが大切です。

志望動機や転職理由の伝え方は転職エージェントに相談してみては

志望動機や転職理由で企業にアピールしたい場合は、採用担当者(人事)と直接やりとりをすることができる転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントに相談すると、担当のアドバイザーが企業のホームページや求人票からは読み取れない貴重な情報を教えてくれます。

面接対策・書類の添削などもおこなってくれ、ネガティブな転職理由をポジティブに言い換える具体的な方法のアドバイスもしてくれます。

まとめ

法務担当者が転職する理由の本音は、ネガティブなものからポジティブなものまでさまざまです。

法務職に就いた企業の不満や失敗などのネガティブな理由を把握すると、転職後に失敗しない方法が見えてくるでしょう。

転職を成功させるポイントは、面接の際にネガティブな転職理由を伝えないようにすることです。

ネガティブな転職理由は、ポジティブな理由へと変換させるようにしましょう。

志望企業の内部情報を把握し、転職理由や自分の実績を、企業の内情を結び付けてアピールできると、面接時に高い評価を得やすいです。

転職エージェントを利用すると、企業の貴重な内部情報がわかります。

さらに、担当のアドバイザーが、志望動機や転職理由を効果的にアピールする方法をアドバイスしてくれます。

面接日時調整なども代行して行ってくれる転職エージェントは、転職活動の強い味方です。

まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

経理を主軸とした管理部門の方のキャリア支援を専門としており、特に伝統的な日系大手企業への転職に強みを持つ。その他にも国内外の会計事務所や、メーカー、商社、金融、IT、医薬ヘルスケア、消費財等々、多岐に渡る業界の企業との深いコネクションを有しており、会社規模もスタートアップから上場企業まで幅広く対応。

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