人事の転職理由|志望動機・自己PRを作る前に考えるべき事
- 更新日:2025.08.22
転職理由は、採用活動を行う企業が、中途採用選考において重視する要素の1つです。
転職理由や今後どういう仕事をしていきたいか、どういう貢献をしてもらえそうかをもとに、採用担当者や面接官は、自社や求人と合う人材なのかを見極めます。
重要であることはわかっていても、面接などで転職理由を伝える際に、どのように伝えるべきか悩まれる方は多いでしょう。
この記事では、人事の転職理由の考え方を中心に、人事の仕事内容や人事として働くメリットなどを紹介します。
人事への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
大手企業、外資、スタートアップ等の アガルートキャリアは人事専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人が受け取れるメルマガ配信中
INDEX
人事の仕事内容のおさらい
人事の仕事聞いたときにイメージしやすいものは人材採用ですが、採用以外にも多くの仕事があります。
今回は、
- 採用
- 人材育成
- 異動・配属の検討
- 労務
の4つにわけて、以下で解説します。
採用
採用は、人事では目立ちやすくイメージしやすい仕事でしょう。
どのような人材をどこに、何名、いつ確保する必要があるのかなどの計画を立てます。
その計画に基づき、求人から説明会、書類選考や面接にいたるまで、採用までのすべての業務を行います。
最近では、TwitterやTikTokを活用したSNS採用や、社員から紹介してもらうリファラル採用など、採用方法は多様化しています。
人材育成
人事は、新人や中途で獲得した人材採用後の研修や資格取得の支援など人材育成も仕事内容に含まれます。
人材育成は、間接的に企業の売上向上に貢献するため、採用と並ぶ重要な仕事です。
研修制度を整えたり、社員の評価制度の策定、時には外部のセミナーを導入するなど人材育成に関する企画・実行までを行います。
異動・配属の検討
会社全体のバランスを把握した上で、どの部署にどのような人を配属し、誰を異動するのかを判断する仕事もあります。
社員の異動・配属は、業務効率に大きく関わるため人事の重要な仕事のひとつです。
具体的には、社員一人ひとりの希望と各部署の管理職の希望、企業の戦略など総合的に考えた上で、人材配置を決定します。
労務
社員の勤怠管理や社会保険の手続き、給与計算など労務の仕事も人事の一部です。
人事に求められるスキル
人事には、社会人として基本的なスキルに加え、
- スケジュール管理能力
- 人間性
- プレゼン能力
- 書類作成能力
といったスキルが特に求められます。
スケジュール管理能力
人事は、社内・社外含め多くの人と関わる仕事です。
例えば社員面談等を行う企業においては、従業員一人ひとりの意見を聞いて回る必要があるため、複数のスケジュールを正確に管理する必要があります。
スケジュール調整ミスやバッティングなどを起こさない、精密なスケジュール管理能力が求められます。
また、一人ひとりの従業員に対してフレキシブルな対応も求められるでしょう。
人間性
人事以外でも人間性は求められますが、特に人事には人間性が求められます。
会社の顔としての面接や、入社間もない新入社員などとの面談を行うこともあるため、「この人なら安心して話せる」という人間力が必要です。
プレゼン能力
人事は採用業務の説明会などを行う際、学生や中途採用者に対して企業のアピールポイントを正しく伝える必要があります。
相手に伝わるプレゼンができるかどうかは企業イメージに大きく影響し、採用活動の成功にも大きく影響します。
また、社内共有を行う場合などにもプレゼン能力などの表現するスキルは必要になります。
書類作成能力
求人票などを作成する際には文章力が求められます。
書類や文章を考え、記述する場面もあるので、書類作成能力が必要です。
企業によっては企業認知を高めたり、イメージ向上のために、コンテンツを発信する場合もあります。
説得力ある文章を作成することで、人事としての評価を高められることでしょう。
社内向けの文章と社外向けの文章の言い回しの変更なども必要となるため、人事には高い書類作成力が求められます。
人事のやりがい
先述してきた仕事内容からもわかるように、採用、人材育成などを行う人事は、会社の成長に欠かせない存在です。
そんな人事のやりがいには、
- 多くの人とコミュニケーションが取れる
- 人の成長を見守れる
- スキルアップが目指せる
などがあります。
多くの人と話すことができる
あらゆる人とのコミュニケーションを行うことになる人事は、多くの人と話すことが好きな方にとっては、大きなやりがいを感じられるでしょう。
コミュニケーション能力が高く、初対面の人とも気軽に話せる人なら、楽しんで人事の仕事ができます。
とにかく話すのが好きという方にもおすすめです。
人の成長を見守れる
採用から教育、異動・配属など社員の会社内での動きをすべて把握する人事にとって、人の成長を見守れることはやりがいと言えます。
新卒で採用した社員が、出世する姿や頑張る姿勢を応援できます。
社員が抱えている問題にいち早く気づき、問題解決に貢献したり、感謝されることも、やりがいを感じられる瞬間でしょう。
スキルアップが目指せる
常に人と関わる業務を行う人事には、臨機応変な対応が求められます。
そのため、人事としての経験を積むことで、人材にかかわる仕事のプロになれるでしょう。
一般的にどの企業にも人事の役割はあるので、人事のスキルは他の職場へも転職しやすく、スキルアップやキャリアアップにつながりやすいです。
人事の転職理由の考え方のポイント
転職理由は具体的であり、転職理由と志望動機に一貫性を持つことが重要です。
転職理由と志望動機を考えるためのポイントとしては、
- 応募する企業が人事に求める能力を理解する
- その企業で働きたい理由を記載する
の2点があります。以下でそれぞれを詳しくご説明します。
応募する企業が人事に求める能力を理解する
人事の仕事は、企業の文化や特徴が色濃く表れます。
そのため、まず最初に応募先企業の人事の仕事内容の範囲を確かめ、どのような能力が求められているかを理解する必要があるでしょう。
転職理由と志望動機では、求められている能力に対して、自分のもつ能力がどのように役立つかをわかりやすく述べてください。
その企業で働きたい理由を記載する
人事の求人を出している企業はたくさん存在しています。
多くの求人のなかで、自分がなぜその企業を志望するのかをアピールすることが大切です。
多くの求人があるなかで、この会社でなければいけない理由を記載することで、他の求職者と差別化できます。
「家から近い」「待遇が良い」といった理由よりも、その会社にしかない魅力を、業界・企業分析から見つけてみてください。
人事の転職理由・志望動機の例文
書き方のポイントは理解できても実際にどのように書けばいいのかわからない方に向けて例文を用意しました。
- 未経験で人事を志望する場合
- 人事経験者の場合
の2パターンに分けて、例文と紹介していきます。
この例文を参考に、ご自身の強みを生かした転職理由・志望動機を考えてみてください。
未経験で人事を志望する場合
私はこれまで、「〇〇」や「〇〇」などを通して採用に携わって参りました。
幅広い年齢層の方と関わっていくなかで、採用や人を育てることの難しさを感じた反面、成果が出た時の達成感は大きいものがありました。
貴社が掲げる理念や採用方針に感銘を受け、応募した次第です。人事は未経験ではありますが、貴社へ就職した暁には、前職で培ってきた経験をもとに、堅実に人事育成や採用に取り組んで参ります。
人事経験者の場合
前職では人事担当者として、新卒採用に〇年関わって参りました。
時代の流れに合わせ、オンラインイベントやSNSの発信などを通して人材を採用する必要性を感じ、提案してきました。
しかし、そういったアイデアも社内トップが決定権を持っているため、自分として最高な提案ができたとしても採用されないケースが多かったのです。
貴社には、若手のアイデアを積極的に取り入れている風通しの良い会社という印象があり、そういった面ではアイデアを結果につなげられると考え、応募しました。
前職での経験を最大限活かし、会社の利益、成長に貢献したいと考えています。
大手企業、外資、スタートアップ等の
非公開求人が受け取れるメルマガ配信中
アガルートキャリアは人事専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
この記事の監修者
アガルートキャリアは、弁護士・法務・管理部門専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
自身では探せない非公開求人をご提案
アガルートグループが運営する
非公開求人を多数保有