コンサルタントになるには
- 更新日:2025.08.22
コンサルタントは企業に対して経営戦略のアドバイスをする職業です。
その人気は、年々上昇を続けています。人気があるため、コンサルタントに転職を希望する人も多いと考えられます。
適切なステップを踏んで準備しなければ、コンサルタントへの転職は困難でしょう。
この記事では、コンサルタントになるための方法を解説します。
INDEX
コンサルタントとは
コンサルタントを目指す方が気になる点は、コンサルタントの仕事内容だけではないでしょう。
ここでは、コンサルタントの平均年収やキャリアパス、仕事のやりがいなども含めて概要を解説します。
コンサルタントの仕事内容
コンサルタントとは、企業が抱える課題解決に向けた改善策をアドバイスする仕事です。
実際にクライアント企業と共に改善策を実行して、企業経営をサポートする仕事も担います。
コンサルタントには、次のような細かい区分があります。
- 戦略コンサルタント:戦略立案のみに特化してクライアントを支援する
- 経営コンサルタント:プロジェクトの立案から実行までをサポートする
- ITコンサルタント:ITを活用してクライアントを支援する
コンサルタントの区分により、業務内容が異なる点が特徴です。
コンサルタントの平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、経営コンサルタントの平均年収は773.9万円で、一般的な職種と比べて高水準です。
年収の目安は以下のとおりです。
| 役職 | 年収 |
| アナリスト | 400〜600万円 |
| コンサルタント | 700〜900万円 |
| マネージャー | 1,000〜1,300万円 |
| シニアマネージャー | 1,400〜1,800万円 |
| パートナー | 2,000万円〜 |
役職ごとに異なっており、段階を踏んで上昇します。
コンサルタントのキャリアパス
コンサルタントのキャリアパスは多様です。
コンサルティングファームのなかでパートナーを目指す方もいますが、それ以外のキャリア形成の可能性もあります。
権威あるコンサルティングファーム出身であれば、複数のコンサルティングファームを渡り歩いてキャリアを築くことも可能です。
事業会社のCxOや、部長クラスに転職する方や、独立・起業を選択する方もいます。
コンサルタントのやりがい
コンサルタントはクライアントの課題を解決する仕事です。
クライアント企業の社員や顧客に喜んでもらうことに、やりがいを感じるコンサルタントも多いでしょう。
難しい課題にチャレンジすることや、経営層と近いところで仕事ができる点にもやりがいを感じられます。
コンサルタントになるために必要な能力
コンサルタントの難易度や平均年収は高いため、仕事ではハイパフォーマンスが求められます。
本項では、コンサルタントに求められる能力について解説します。
論理的思考力
コンサルタントに必要な能力の筆頭が、論理的思考力です。
クライアントの課題解決の手段を考えるために、経営コンサルタントやITコンサルタントなどには論理的思考力が必須です。
コンサルティングファームの面接時にも重視されます。
入社後も論理的思考力を鍛えるための研修などが用意されている会社もあります。
コミュニケーション能力
コンサルタントは、プロジェクトを成功に導くためのコミュニケーション能力が必要です。
コンサルタントは、クライアント企業の課題解決を支援するにあたって、クライアント企業の社員と共にプロジェクトを実行します。
プロジェクトに携わる多くの関係者とコミュニケーションを取るでしょう。
円滑にプロジェクトを進行させるためにも、高いコミュニケーション能力が求められます。
英語力
コンサルティングファームで働く社員の多くは、英語力が求められます。
多くのコンサルティングファームは、海外で展開されるプロジェクトを受注します。
日本で展開する外資系企業も多いです。
TOEICの点数を昇進要件として設定している会社もあるようです。
ハードワークに耐える体力・精神力
コンサルタントはハードワークになることも多く、精神的にも体力的にも大きなエネルギーが必要とされます。
コンサルタントはクライアントの課題解決のためにプロジェクトを遂行する仕事です。
プロジェクト関係者の合意を得るために根回しをしたり、会議の実施を実施したりします。
データを分析して、新しいアイデアを企画したりするなど、ルーティーン以外の業務も多いです。
コンサルタントになるためのポイント
コンサルタントは平均年収も社会的信用も高く、将来的なキャリアパスも魅力です。
年々人気が高まっており、採用されるのは容易ではありません。
本項では、コンサルタントになるためのポイントを解説します。
若いうちにポテンシャル採用に応募する
30代を迎えてからコンサルティングファームに転職すると、即戦力で活躍できるだけの高い能力が求められます。
20代半ばくらいまでであれば、実績やスキルがなくともポテンシャルのみで採用される可能性もあります。
コンサルタントになりたければ20代中の転職活動も1つの手段です。
中途採用ならある程度キャリアを積んでから
中途採用でコンサルティングファームに入るのであれば、高い能力やスキル、実績が求められます。
たとえば金融や製造業など、特定の業界に対する深い知見が必要です。
デジタル領域での特筆に値するスキルセットなどを築いていない場合は、コンサルティングファームへの中途採用の可能性は低いです。
資格を取得することもおすすめ
学歴やスキルに自信がない場合は、社会的信用度が高く、ビジネスに役立つ資格の取得もおすすめです。
コンサルティングファームのなかには、公認会計士や中小企業診断士、弁護士やMBAなどの資格を持つ人も多いです。
これらの資格を取得すると、社会的な信用も高く、ビジネスに必要なスキルや知識を備えていると認められる傾向にあります。
たとえば、公認会計士の資格を取得して監査事務所で会計監査についての深い知見とスキルセットを獲得した後で、戦略コンサルティングファームで活躍されている方もいます。
DX人材の需要は増えている
昨今のコンサルティングファームにおけるDXプロジェクトの増加により、DX人材の需要は拡大傾向です。
Web・IT関連の職種でいったんスキルや経験を積み、その後でコンサルティングファームへの転職活動を実施するのもよいでしょう。
Web・IT関連の職種には、たとえばWebエンジニアやUI・UXデザイナー、Webマーケターなどが考えられます。
DX人材は総合・ITコンサルティングファームでの需要がとくに高いです。
コンサルタントになるための手順
本項では、コンサルタントになるための手順を解説します。
ファームの特徴を調べる
コンサルティングファームと一口に言っても、さまざまなコンサルティングファームがあるため、求められるスキルや知見は多様です。
自分のスキルや知見とマッチし、採用されやすいコンサルティングファームを最初に調べる必要があります。
転職エージェントなどに相談してみるのもよいでしょう。
ケース面接対策をする
コンサルティングファームの採用選考では、ケース面接と呼ばれる特殊な面接が実施されます。
ケース面接とは、ビジネスで想定される課題を出され、その課題の解決法を考える面接です。
以下、ケース面接の際に必要になる思考法・フレームワークについて解説します。
フェルミ推定
フェルミ推定とは、特定の数値を仮定と推計によって導き出す思考法です。
たとえば、客席20席のカフェにおける平日昼間の1時間あたりの売り上げを考える問いが出題されたとします。
フェルミ推定を行うにあたり、まずは顧客単価を1,000円として、顧客1人当たりの平均滞在時間が1時間と仮定します。
平日昼間の時間帯に満席になるとすると、20人×1,000円×100% = 20,000円が1時間の売り上げです。
このような推計をより複雑なものにした課題が面接時に出題されます。
MECE
MECE(ミーシー)とは、「漏れなくダブりなく」という意味で、課題の解決策を考えるときなどには必須の思考フレームワークです。
たとえば、「フレックスタイム制を社内に導入するメリットとデメリットを考えなさい」という課題が出された際には、想定されるメリット・デメリットを「漏れなくダブりなく」すべて述べることが推奨されます。
面接の回答の際にはMECEを意識しましょう。
選考を受ける
ケース面接対策を十分に行った後に、実際の面接に臨みます。
面接では、論理的で筋の通った回答であるか、面接官が納得できる回答であるか、といった点が問われます。
面接本番で不信感を持たれれば、採用に相応した実績やスキルを持っていても、不採用になることがあります。
最近のコンサルタントの求人動向
社会全体におけるDX推進に伴い、エンジニアやWebマーケターなどのDX人材の需要は高まっています。
ビジネスシーンでもクリエイティブの重要性が高まりつつあり、Webデザイナーやアートディレクターなどの、クリエイティブ系人材を求めるコンサルティングファームも増加傾向です。
30代中盤以降であっても、プロジェクトの中核を担える人材であれば、転職時に高く評価される可能性はあります。
この記事の監修者
アガルートキャリアは、弁護士・法務・管理部門専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
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