ヤメ検とは”検察官を辞めた弁護士”

ヤメ検とは、検察官を辞めて弁護士になった人のことです。

この記事では、ヤメ検の意味、弁護士業界にヤメ検が多い理由を解説します。

検察官から弁護士への転職活動の際に役立つ、ヤメ検特有のアピールポイント等も紹介します。

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ヤメ検とは

ヤメ検とは、検察官を辞めて弁護士になった人の総称です。

定年後に検察官から弁護士に転身するヤメ検もいれば、弁護士の仕事や働き方に興味をもち、弁護士に転職するヤメ検もいます。

検察官は司法試験に合格しているため、比較的簡単に弁護士に転身できます。

なお、ヤメ検と呼ばれる理由は「検察官を辞めた人」であるためです。

ヤメ検と同様の由来で、元裁判官の人はヤメ判と呼ばれます。

ヤメ検から弁護士に転職する人が多い理由とは

検察官の専門性があれば、弁護士として有利に働けます。

ここではヤメ検から弁護士に転職する人が多い理由を解説します。

刑事事件に関する知識が豊富

検察官の扱う仕事は、刑事事件に限られます。

そのため、刑事事件をメインに扱う弁護士事務所では、検察官として刑事事件にかかわってきた知識と経験が重宝されるはずです。

弁護士は、債務整理や離婚調停などの民事事件も含め幅広い案件を取り扱います。

弁護士はの対応力は優秀ですが、刑事事件に関する専門性についてはヤメ検もひけを取りません。

相談者から信頼されやすい

検察官になれる人は司法試験合格者のなかでも一握りであるため、検察官として働いていたという権威性をアピールできます。

また、公的機関に属していた経歴は、相談者に安心感をもたらします。

相談者に頼られる弁護士になれると、仕事がスムーズに進むこともあります。

裁判所・検察の考え方を熟知している

ヤメ検は元検察官であるため、これまでの経験上、裁判所や検察の考え方を熟知しています。

ヤメ検は、弁護士側と検察側の両方の視点で案件に対応できます。

検察側の出方をある程度予想できるヤメ検は、弁護士として有利といえるでしょう。

▶検事から弁護士へ転職する強みとは

検察官と弁護士のおもな違いとは

検察官も弁護士も、いずれも法曹界で働く仕事です。

検察官と弁護士のおもな違いを紹介します。

検察官とは

検察官は、被疑者を起訴するにあたり証拠固めをする仕事です。

検察官は、被疑者の起訴・不起訴を決定する役割を任されています。

仮に扱う事件で不明な点があれば、警察を指揮し捜査を進めます。検察官自身が、被疑者の取り調べを実施する場合も少なくありません。

検察官の俸給等に関する法律」によると、検察官の推定年収は620~3,000万円弱と算出されています。

新人検察官ならば平均年収は620万円前後、中堅検察官の平均年収は1,000万円程度と推測されます。

なお、検察官のおもな勤務先は、東京地検本庁や、地方の検察庁などです。

弁護士とは

弁護士は民事事件と刑事事件を扱い、被告人の弁護を行います。

弁護士の役割は、法律にのっとってトラブルの解決や交渉を行うことです。

検察官は基本的に63歳で定年を迎えますが、弁護士に定年はありません。

日本弁護士連合会の調査「近年の弁護士の実勢について」によると、弁護士の2018年の平均年収は2,143万円です。

弁護士の勤務先は、弁護士事務所や企業、官公庁などさまざまです。

弁護士以外の転職先とは

検察官は、弁護士以外にも転職可能です。

たとえば、公証人に転職する検察官もいます。公証人とは、公証証書の作成などを行う公務員です。

公証人は、弁護士のように依頼人の利益のために仕事をするわけでなく、法律知識を駆使して公正に仕事をこなします。

公証人の勤務先は公証人役場と呼ばれ、全国に300カ所程度設置されています。

▶弁護士がダブルライセンスを取得するメリットと組み合わせ例

転職活動でヤメ検がアピールするべきこととは

転職活動でヤメ検がアピールすべき内容を紹介します。

専門性

ヤメ検の強みの一つに、刑事事件への専門性の高さが挙げられます。

刑事事件を多く取り扱う弁護士事務所へ転職する際には、刑事事件にかかわった実績を大いにアピールしましょう。

弁護士は刑事事件以外もさまざまな案件を取り扱います。

刑事事件の実績に加え、対応力がある部分もアピールしましょう。

実績

検察官として取り扱ってきた刑事事件の実績は、弁護士としての転職でも評価されます。

実績をアピールする際は、どのように課題に取り組んだか過程を詳細に盛り込みましょう。

弁護士として新しい立場や環境でも仕事ができるか判断するために、採用側は「結果」よりも「過程」を重視しています。

ストレス耐性

弁護士を募集する事務所や企業は、ある程度のストレス耐性が高い人材を求めることが多いです。

弁護士の仕事は多忙であり、トラブルを解決する仕事上、ストレスがつきまといます。

せっかく弁護士になっても、すぐに離職してしまう人も少なくありません。

検察官も多忙かつ不規則で、数年おきに転勤があるハードな仕事です。

検察官として仕事をこなしてきた実績は、弁護士の仕事に耐えうる心身の強さをアピールできます。

マネジメント力

マネジメント力をアピールすると、弁護士への転職に有利です。

組織に属する検察官には、部下をマネジメントした経験がある人も多いはずです。

一方、弁護士は個人で案件に向きあいがちであるため、マネジメントの経験がある弁護士は限られます。

マネジメント力をアピールする際は、数字と具体性がポイントです。

何人のチームをまとめたか、どのようにチームをまとめたかなどを詳しく提示しましょう。

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この記事の監修者

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