人事に向いている人の特徴10選
- 更新日:2025.08.22
人事の仕事は、優秀な人材を採用したり、社員をサポートしたりするなど、独自性があります。
人事の仕事を楽める人もいますが、人によっては向き不向きに悩むこともあるでしょう。
この記事では、人事に向いている人・向いていない人の特徴を解説します。
自分自身の性格と照らし合わせることで、人事に向いているかを判断できます。
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人事の仕事内容
人事に向いている人の特徴を紹介する前に、まず、人事の仕事内容をおさらいします。
人材の採用活動
人事の主な仕事内容は、新しい人材を確保することです。
会社を成長させていくために、今の会社に必要な人材を想定し、採用します。
会社が求める人材をしっかりと理解し、人材を採用することで、会社とのミスマッチを防げます。就職率・離職率に関わる重要な役割を担っているのです。
採用した人材の育成
人事の2つめの仕事は採用した人材の教育、育成を実施することです。
採用した社員のレベルに合わせてサポートを行います。
たとえば、教育制度や研修制度の作成を行い、新入社員が安心して仕事を覚えられる状態まで成長させることも人事の仕事です。
また、新人が辞めないように、個人に合わせたサポートも適宜実施します。
配属先の管理
人事は人材の配属を検討する権利を持っています。
必要に応じて人事異動を行い、会社の利益最大化につながるように人材を異動させることも人事の仕事です。
社員ごとの適性や能力、実績をチェックし、異動先を選定します。
社内評価制度の作成
直属の上司の主観による評価とならないため、客観的に評価できる制度を作ることも人事の仕事です。
昇給や昇格を決める社内の評価制度を具体的に示し、社内へ告知します。
周囲と相談し、透明性や公平性を意識し作成することで、社員の仕事に対するモチベーションを高めることにつながります。
労務管理に関する業務
人事は党務管理として、
- 社会保険の手続き
- 社員の勤怠管理
- 給与計算
- 健康診断や福利厚生業務
- 安全衛生管理、メンタルケア
といった業務を行うこともあります。
特に、社会保険の手続きは労務の仕事ですが、労務は煩雑で人手が足りていない企業も多く、人事の仕事が空いているタイミングでサポートに回るケースもあります。
人事に向いている人の特徴10選
人事に向いている人の特徴10選を紹介します。
人事に向いている人の特徴①人間観察力に長けている人
人事は多くの人と関わる仕事です。
他人に興味を持ち、相手のことをしっかりと考えられる人が人事に向いています。
人間観察を通して、他人を理解することが好きという方も人事の適性があるでしょう。
人事に向いている人の特徴②秘密厳守を意識できる人
人事の仕事をしていると、社員のプライバシーや会社の機密情報を知ることがあります。
そのような業務上で知り得た情報を秘密事項として誰にも話さない人が人事に向いています。
秘密情報を口外してしまうと人事の信頼が落ち、社員からの反発を招くケースもあるため、情報の取り扱いには注意が必要です。
人事に向いている人の特徴③社員のサポートができる人
人事の仕事をしていると、社員から異動や働き方についての相談を受けることもあります。
そのような場合に、その社員のことを1番に考えて、適切なアドバイスを行い、サポートできる人が人事に向いています。
社員のモチベーションを引き出せる能力を持っていることも人事には必要です。
人事に向いている人の特徴④マネジメント能力がある人
社員ごとの適性を判断し、もっとも実力が発揮できる配置を考えられる「マネジメント能力」をもつ人が人事に向いています。
人事部の中でも、特に部署を統括するマネージャーには、高いマネジメント能力が必要です。
人事に向いている人の特徴⑤スケジュール管理が得意な人
人事の仕事はスケジュール(納期)に間に合わせなければならない仕事が多いです。
多くの社員と関わりながら仕事を進めていく必要があるため、スケジュール管理が得意な人は人事に向いています。
スケジュール管理が曖昧だとほかの社員の業務にも影響するので、しっかりと納期を守る意識をもつことが大切です。
人事に向いている人の特徴⑥自身の感情に惑わされない人
「自分が好意を持っている社員」や「肌に合わない社員」といった、個人的な感情を理由に人事異動をすることはいけません。
あくまで「公平性」を保ち、会社にとって利益のある人事判断を行うことが重要です。
常に冷静な判断力を持てる人は人事に向いています。
人事に向いている人の特徴⑦厳しい判断が行える人
人事は社内異動の検討など、社員に嫌われたり、反発の対象となることも多いです。
ときには、派遣の契約終了や正社員の首(リづトラ)を決めるケースもあります。
人事は社員から嫌われることも多いですが、たとえ厳しい判断をすることになっても、「嫌われる覚悟」を仕事と割り切って持てる人は人事に向いています。
人事に向いている人の特徴⑧柔軟な対応力がある人
柔軟な対応力も人事には必要です。
同時に仕事をこなしたり、業務途中に急遽問い合わせを受けて仕事が中断したりすることも多いです。
仕事の優先順位が入れ替わることも多いため、そのときに応じて柔軟に行動する能力が大切です。
人事に向いている人の特徴⑨社員の成長や活躍にやりがいを感じられる人
人事の仕事には、社員育成による成長や、異動後に活躍したといった結果に対してやりがいがあります。
採用数などの定量的な目標はありますが、目立った功績を残せる機会は少ないです。
そのため人事が直接評価されることは少ないですが、人の活躍を仕事のモチベーションを変えられる人が人事に向いています。
「誰かの成功=自分の喜び」と捉えられる人でなければ人事は務まりません。
人事に向いている人の特徴⑩会社への愛・想いが強い人
人事の役割は、社内の人的リソースを使って会社を成長させることです。
会社を好きな人ほど、会社を成長させることに面白みを感じられ、人事としてもやりがいを感じられるでしょう。
人事に向いていない人の特徴
一方で、「責任感が弱い人」「短期ですぐ結果を出したい人」は人事に向いていない人の特徴として挙げられます。
人事は長期的な結果によって面白みを感じられる職種なので、短期ですぐに結果を出したい人には仕事にやりがいを感じられないでしょう。
人事に向いている人に必要なスキル
最後に、人事に必要なスキルを5つ紹介します。
コミュニケーションスキル
人事にコミュニケーションスキルは必須です。
人事は仕事上、多くの人と接することとなります。業務では人間関係の調停役やトラブルの解決を担う場合もあります。
そういった際に高いコミュニケーション能力が重要です。
問題解決能力
人事は社内の問題解決を仕事とします。
現代ではパワハラやセクハラの対処を行うことがあり、こういった難しい問題を解決する能力が必要です。
また、問題が発生しないよう未然にルール作りを行い、働く環境を整えることも人事の役割です。
情報収集能力
正確な人事判断を下すために、部署や個人についての情報を集めることがあります。
普段からインターネット等で調べることが多く、苦ではない人も、人事に向いている人の特徴として挙げられるかもしれません。
パソコンスキル
人事は社員の情報などをパソコンで管理します。
具体的には、Excelや人事管理専門のツールを使うことがあります。
新たなツールを前にしても、わからないことを調べながら使ってみるなどの能力が必要です。
人事に関する法知識
人事は労務管理事務を行うこともありますので、法律に関する知識を持っていると市場価値が高まるでしょう。
法律の改定など最新情報をチェックすることが苦にならないよう、常に調べる力も必要です。
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この記事の監修者
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