管理部門の転職は難しいが好条件の求人も多い
- 更新日:2025.08.22
管理部門は働く環境が整っていて、ワークライフバランスを保って働けるイメージ等からか、人気の職種です。
しかし中途では即戦力採用が原則で、特に未経験から管理部門へ転職することは難しいと言われます。
この記事では、管理部門への転職が難しい理由を紹介します。
管理部門への転職に必要なスキル、具体的な対策なども紹介していますので、管理部門への転職を狙っている方はぜひ参考にしてみてください。
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INDEX
管理部門の転職が難しい理由
まず最初に、管理部門への転職が難しいと言われる理由として、
- 採用枠が少ない
- 応募者の数が多い
- 社内異動で管理部門を補う企業が多い
- 人材の流動性がない
- 転職では経験者が優遇される
の5つをご紹介します。
採用枠が少ない
管理部門は少人数で仕事をする部門です。
社員が数千人いるような大きい企業でも、管理部門で働く社員は数十名であることがほとんどです。
大企業でも採用枠が小さいため、求人募集が開始されると応募が殺到します。
応募者の数が多い
管理部門は転勤や出張が少ない、ワークライフバランスが保ちやすいなどの理由から人気の部門です。
先述した「採用枠が少ない」と少しかぶりますが、管理部門の採用は募集人数が少ないため、1求人に対しての応募者が多いです。
つまり、募集人数が少ないにも関わらず応募者の数が多くなり、他の職種と比較してレッドオーシャンになりやすいのです。
社内異動で管理部門を補う企業が多い
休職や退職などで管理部門に欠員がでたとしても、社内異動で対応をする企業があります。
社内異動制度のある会社では、他の職種で働く社員も管理部門に異動希望を出すことができます。
若手の異動希望や、未経験者を社内で育成できる体制のある企業では、社内異動で管理部門の欠員を補うことはよくあります。
実は「営業は募集しているけど、管理部門の採用はそもそもしていない」という企業も多いのです。
人材の流動性がない
人材の流動性が少ないため、管理部門に転職するのは難しいと言われることがあります。
管理部門の人は辞めず定年まで働く、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「同じ企業で長く働きたい」「長期的なキャリアアップを目指している」といった志向性をお持ちの方が、管理部門は他部門と比べるとやや高めな傾向にあるようです。
転職では経験者が優遇される
転職活動において、仮に管理部門の枠が空いたとしても、経験者や実力のある人が優遇されます。
そもそも少数精鋭で仕事を行う部門なので、1人ひとりの実力が見られます。
実力者から採用されていくのは、他の部門においても言えることですが、管理部門はその傾向が特に顕著です。
管理部門への転職に必要なスキル
管理部門への転職で求められるスキルがあれば、ライバルよりも有利になることがあります。
ここでは、管理部門の転職に必要なスキルを4つ紹介します。
リスクヘッジスキル
管理部門において、最も重要だといって良いのがリスクヘッジスキルです。
管理部門では、大前提として利益を落とさないための安全策が求められます。
最悪な状況が生まれた時にどのように対処できるかを考えたり、知識・経験に基づいて対処できる力が必要です。
コミュニケーションスキル
管理部門は部署内で協力しながら仕事を進めていくので、コミュニケーションスキルが必要です。
日常会話に支障がないコミュニケーション能力だけでなく、わからないことを上司に質問したり、周囲の人に仕事を手伝ってもらったりするなどのスキルも必要です。
情報収集スキル
管理部門へ転職するには、情報を集める理由を明確にし、効率的に収集できる能力が必要となります。
特に、経営に携わる場合には法律や自社リスクなど幅広い視点を持つ必要があるため、より高い情報収集スキルが必要です。
パソコンスキル
管理部門はパソコンを使用する機会が多いです。
基本的な操作だけでなく、パソコンを使って効率よく業務を進める力が必要です。
管理部門はITやデジタルの導入が遅れていると言われます。
操作が速かったり、知識が豊富であるほど、重宝される人材となれるでしょう。
管理部門への転職対策
実際に管理部門へ転職したいと考えた場合、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。
ここでは、4つの具体的な対策を紹介します。
転職で求められる能力を把握する
まず、転職において求められる能力を把握しましょう。
その能力が自分にあることを企業側に理解してもらい、「自分がどれだけ貢献できる人材であるか」を理解してもらうことが、転職成功の最大の鍵です。
直接、応募する職種の経験がなくても、スキルを棚卸することで、関連する業務経験を持っていることがあります。
そういったアピールポイントを探すには、業界・企業・職種研究と、応募ポジションへの理解を深めることが非常に重要です。
資格を取得する
資格を取得することで能力を具体的に示せます。
特に、管理部門の採用においては基礎的な能力の高い人を重視する傾向にあるため、関連する資格を取得していると有利になることがあります。
例えば経理の場合、具体的には簿記、FASS、BATICなどの資格が業務に関わります。
このほか、転職先の業界で必須の資格があるなら、事前に取得しておくことが望ましいです。
転職エージェントを利用する
管理部門領域は公開されている求人情報が少ないという特徴があります。
管理部門への転職を狙うなら、求人情報が公開されたタイミングで紹介をしてくれる転職エージェントに事前に登録しておくべきです。
転職エージェントは書類添削・面接対策をはじめ、面接日程調整、年収の交渉などを代行してくれるので、転職活動における負担を最小限にできるはずです。
未経験でも管理部門への転職は可能
未経験でも管理部門への転職は可能です。
ただし、転職先となる企業を選ぶことは、やや難しいと考えておくべきです。
希望の就職先に行けなくてもスキルを身につければ、数年後狙っている企業へ就職できるかもしれません。
もし必ず働きたい企業がある場合は、その職種の経験を別の企業で得てから転職を目指すなど、ルートを考えて挑むのがおすすめです。
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この記事の監修者
経理を主軸とした管理部門の方のキャリア支援を専門としており、特に伝統的な日系大手企業への転職に強みを持つ。その他にも国内外の会計事務所や、メーカー、商社、金融、IT、医薬ヘルスケア、消費財等々、多岐に渡る業界の企業との深いコネクションを有しており、会社規模もスタートアップから上場企業まで幅広く対応。
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