【司法試験&予備試験】経済法の基本書おすすめランキングTOP5 !論証集・演習書・問題集・入門書・判例集も紹介

予備試験・司法試験を受験する方の中には、選択科目で経済法を選択しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
選択科目は、基本7科目に比べると対策が手薄になりがちな受験生が多く、その分しっかりと対策をすれば他の受験生と大きく差を付けることが可能です。
最近では、市販の参考書や演習書なども充実しているため、それらを活用して対策を進めていくのも効果的です。
そこで本コラムでは、経済法のおすすめの基本書、入門書、演習書・問題集、判例集、論証集について紹介していきたいと思います。
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目次
【経済法】基本書おすすめランキングTOP5
経済法の基本書おすすめランキングTOP5は以下の表のとおりです。
- 『有斐閣アルマ・経済法(第9版補訂)』(有斐閣・岸井大太郎ほか著)
- 『独占禁止法(第5版)』(商事法務・菅久修一ほか著)
- 『独占禁止法(第6版)』(弘文堂・金井貴嗣ほか編著)
- 『独禁法講義(第10版)』(有斐閣・白石忠志)
- 『独占禁止法概説(第5版)』(有斐閣・根岸哲ほか著)
1位『有斐閣アルマ・経済法(第9版補訂)』(有斐閣・岸井大太郎ほか著)
参考:『有斐閣アルマ・経済法(第9版補訂)』(有斐閣・岸井大太郎ほか著)
経済法の基本書おすすめランキング第1位は、『有斐閣アルマ・経済法(第9版補訂)』(有斐閣・岸井大太郎ほか著)です。
本書は、コンパクトなサイズながらも500ページ近くあり、内容も充実している経済法の概説書となっています。
判例・通説や公取委のガイドラインに沿って書かれているため、司法試験に必要な知識を得ることが出来ます。
他の書籍と比べると読みやすく、必要な知識がコンパクトにまとまっているため、経済法の勉強を始めたばかりの1冊目の基本書として大変おすすめできる書籍です。
2位『独占禁止法(第5版)』(商事法務・菅久修一ほか著)
経済法の基本書おすすめランキング第2位は、『独占禁止法(第5版)』(商事法務・菅久修一ほか著)です。
本書は、公正取引委員会の担当による独占禁止法の概説本で、通称「赤本」と呼ばれています。
公取委の担当者らによって執筆されているため、公取委の運用実務を理解する上ではぴったりの基本書といえるでしょう。
もっとも、内容が実務よりで説明が少し難しめであるため、経済法の学習を一通り終えた方におすすめです。
3位『独占禁止法(第6版)』(弘文堂・金井貴嗣ほか編著)
経済法の基本書おすすめランキング第3位は、『独占禁止法(第6版)』(弘文堂・金井貴嗣ほか編著)です。
本書は、ロースクールの教科書として指定されることも多く、経済報選択の司法試験受験生の中でも定番の基本書となっています。
判決・審決の考え方をベースに体系的に解説がなされており、内容も充実しているため、司法試験受験生にとっては、もっともスタンダードな基本書だといえるでしょう。
4位『独禁法講義(第10版)』(有斐閣・白石忠志)
経済法の基本書おすすめランキング第4位は、『独禁法講義(第10版)』(有斐閣・白石忠志)です。
本書は、東大の白石忠志教授によって執筆された基本書で、独占禁止法の全体像を、その基本的な考え方から身に付けることができます。
本書は300ページと比較的薄めの本で、説明も大変分かり易いため、初学者にもおすすめの基本書です。もっとも、通説とは若干言葉の使い回しなどが異なることもあり、その点には注意が必要です。
5位『独占禁止法概説(第5版)』(有斐閣・根岸哲ほか著)
経済法の基本書おすすめランキング第5位は、『独占禁止法概説(第5版)』(有斐閣・根岸哲ほか著)です。
本書は、司法試験考査委員を務めたこともある著者による定評のある概説書で、数多くの審決と判決事例から重要なものが厳選されています。
第5版出版後、重要判例やガイドラインの改正を受けた補遺が作成されています。
【経済法】論証集おすすめランキングTOP2
経済法の論証集おすすめランキングTOP2は以下の表のとおりです。
- 【2024・2025年合格目標】司法試験|経済法論証集の「使い方」
- 『司法試験論文対策 1冊だけで経済法(改定版)』(辰巳法律研究所)
1位【2024・2025年合格目標】司法試験|経済法論証集の「使い方」
経済法の基本書おすすめランキング第1位は、【2024・2025年合格目標】司法試験|経済法論証集の「使い方」です。
こちらは、講座となっていますが、教材として、講師書きおろしの論証集がついており、オンラインの講座にて、使い方を解説する内容になっています。
本講座は、司法試験・予備試験の試験問題を解くのに必要な知識のうち、全行為類型の要件とその意義・判断方法を短時間で総復習できる講座です。
約1.5時間で全体を確認することができますので、経済法のインプットを一度終えてアウトプットを始めようとする方や試験直前に全体を総復習したい方に非常におすすめです。
参考:【2024・2025年合格目標】司法試験|経済法論証集の「使い方」
2位『司法試験論文対策 1冊だけで経済法(改定版)』(辰巳法律研究所)
参考:『司法試験論文対策 1冊だけで経済法(改定版)』(辰巳法律研究所)
経済法の基本書おすすめランキング第2位は、『司法試験論文対策 1冊だけで経済法(改定版)』(辰巳法律研究所)です。
本書は、合格答案作成ガイド、趣旨・規範ハンドブック、司法試験論文全過去問(H18~R3)・合格者再現答案、論点表の4部構成で、その名の通りこれ1冊で経済法の試験対策を行うことが可能です。
趣旨・規範ハンドブック部分には、自分で書き込みができるよう余白も設けられているため、一元化教材としてもおすすめの論証集となっています。
【経済法】演習書・問題集おすすめランキングTOP3
経済法の演習書・問題集おすすめランキングTOP3は以下の表のとおりです。
- 『論点解析 経済法 第2版』(商事法務・川濱昇ほか著)
- 『経済法(演習ノート)』(法学書院・土田和博ほか著)
- 『ケーススタディ経済法』(有斐閣・大久保直樹ほか著)
1位『論点解析 経済法 第2版』(商事法務・川濱昇ほか著)
参考:『論点解析 経済法 第2版』(商事法務・川濱昇ほか著)
経済法の演習書・問題集おすすめランキング第1位は、『論点解析 経済法 第2版』(商事法務・川濱昇ほか著)です。
本書は、司法試験の過去問を含む長文事例問題全28問について、それに関わる独禁法上の問題点を記述する形式の演習書・問題集です。
一部難問も含まれていますが、良問が多く、解説も比較的分かり易いため、経済法の演習書・問題集を探している方にはおすすめの1冊です。
2位『経済法(演習ノート)』第2版(法学書院・土田和博ほか著)
経済法の演習書・問題集おすすめランキング第2位は、『経済法(演習ノート)』(法学書院・土田和博ほか著)です。
本書は、大幅な改訂後66件を扱っており、幅広い分野について演習を行うことが可能です。
法学教室連載の演習経済法と併せて使用するのがおすすめです。
3位『ケーススタディ経済法』(有斐閣・大久保直樹ほか著)
経済法の演習書・問題集おすすめランキング第3位は、『ケーススタディ経済法』(有斐閣・大久保直樹ほか著)です。
本書は、研究者と実務家がタッグを組んだ実践的な演習書で、趣旨から丁寧に解説がなされるとともに、出題趣旨にも言及がされています。
学部生から法科大学院生・実務家まで、幅広い読者のニーズに対応した演習書になっています。
【経済法】入門書おすすめランキングTOP3
経済法の入門書おすすめランキングTOP3は以下の表のとおりです。
- 『経済法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣・河谷清文ほか著)
- 『条文から学ぶ独占禁止法 第3版』(有斐閣・土田和博ほか著)
- 『ベーシック経済法 独占禁止法入門 第5版(有斐閣アルマ)』(有斐閣・川濱昇ほか著)
1位『経済法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣・河谷清文ほか著)
参考:『経済法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣・河谷清文ほか著)
経済法の入門書おすすめランキング第1位は、『経済法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣・河谷清文ほか著)です。
本書は、経済法をはじめて学ぶ方に向けた入門書で、基本的な概念や難しい用語が平易な言葉で説明されています。
200ページと薄く、すらすらと読み進めることができるため、経済法を学び始めようとしている方にとってはぴったりの1冊といえます。
2位『条文から学ぶ独占禁止法 第3版』(有斐閣・土田和博ほか著)
参考:『条文から学ぶ独占禁止法 第2版』(有斐閣・土田和博ほか著)
経済法の入門書おすすめランキング第2位は、『条文から学ぶ独占禁止法 第2版』(有斐閣・土田和博ほか著)です。
本書は、独占禁止法の条文に沿って、実際の判決や審決について学習することができる入門書です。著者の1人である栗田先生は、令和5年度の司法試験考査委員も務めていました。
独占禁止法が条文に沿って逐条的に解説されているため、条文を中心に勉強を進めていきたい方にはおすすめの基本書といえます。
3位『ベーシック経済法 独占禁止法入門 第5版(有斐閣アルマ)』(有斐閣・川濱昇ほか著)
参考:『ベーシック経済法 独占禁止法入門 第5版(有斐閣アルマ)』(有斐閣・川濱昇ほか著)
経済法の入門書おすすめランキング第3位は、『ベーシック経済法 独占禁止法入門 第5版(有斐閣アルマ)』(有斐閣・川濱昇ほか著)です。
本書は、ケーススタディを多用しており、説明も平易な言葉で書かれているため、初学者であっても読みやすい入門書となっています。
文庫本サイズとコンパクトでページ数もそれほど多くはないので、分量としても初学者にピッタリな1冊だといえます。
【経済法】判例集おすすめランキングTOP3
経済法の判例集おすすめランキングTOP3は以下の表のとおりです。
- 『経済法判例・審決百選 第3版』(有斐閣・金井貴嗣ほか著)
- 『ケースブック独占禁止法 第4版』(弘文堂・金井貴嗣ほか著)
- 『独禁法事例集(法学教室ライブラリ)』(有斐閣・白石忠志)
1位『経済法判例・審決百選 第3版』(有斐閣・金井貴嗣ほか著)
参考:『経済法判例・審決百選 第3版』(有斐閣・金井貴嗣ほか著)
経済法の判例集おすすめランキング第1位は、『経済法判例・審決百選 第3版』(有斐閣・金井貴嗣ほか著)です。
本書は、判例百選シリーズの経済法バージョンであり、本書に載っている重要判例を抑えておけば、司法試験対策的には必要十分だといえるでしょう。
判例集選びに悩んでいる方は、とりあえず本書を購入することをおすすめします。
2位『ケースブック独占禁止法 第4版』(弘文堂・金井貴嗣ほか著)
参考:『ケースブック独占禁止法 第4版』(弘文堂・金井貴嗣ほか著)
経済法の判例集おすすめランキング第2位は、『ケースブック独占禁止法 第4版』(弘文堂・金井貴嗣ほか著)です。
本書では、「事実」及び「判旨」の重要な箇所が抜き出されているほか、難易度に分けた設問が付いているため、諸論点について理解を深めることが可能です。
法科大学院の教科書として指定されることもありますが、やや分量が多いため、辞書的に使用するのがおすすめです。
3位『独禁法事例集(法学教室ライブラリ)』(有斐閣・白石忠志)
参考:『独禁法事例集(法学教室ライブラリ)』(有斐閣・白石忠志)
経済法の判例集おすすめランキング第3位は、『独禁法事例集(法学教室ライブラリ)』(有斐閣・白石忠志)です。
本書は、好評を博してきた『独禁法事例の勘所』のコンセプトを引き継ぎつつ新規事例を40件以上追加した独禁法の事例集です。
白石先生の『独禁法講義 第10版』と併せて使うのがおすすめです。
まとめ
本コラムでは、経済法のおすすめの基本書、入門書、演習書・問題集、判例集、論証集についてランキング形式で紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
基本書や入門書、演習書・問題集、判例集、論証集と一口に言っても、コンセプトやターゲットなど、様々な種類のものがあることが分かっていただけたと思います。
各ランキングの1位をまとめると以下の通りです。
・基本書のおすすめ
『有斐閣アルマ・経済法(第9版補訂)』(有斐閣・岸井大太郎ほか著)
・論証集のおすすめ
【2024・2025年合格目標】司法試験|経済法論証集の「使い方」(アガルート)
・演習書・問題集のおすすめ
『論点解析 経済法 第2版』(商事法務・川濱昇ほか著)
・入門書のおすすめ
『経済法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣・河谷清文ほか著)
・判例集のおすすめ
『経済法判例・審決百選 第2版』(有斐閣・金井貴嗣ほか著)
本コラムを読んだうえで、自身に合った参考書を選んでもらえると幸いです。
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