司法試験・予備試験の対策においては、「判例学習が大切」とよく言われます。

しかし、「判例学習」と言われても具体的に何をすれば良いのか分からない、という人も多いのではないでしょうか。

そのような人におすすめしたいのが、判例集を利用した勉強です。もっとも、一口に判例集といってもいろいろな種類があります。

そこで、本コラムでは、司法試験・予備試験の対策におすすめの判例集とその特徴、判例集選びの際のポイントなどについて解説していきます。

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迷ったらこれ!司法試験・予備試験勉強でおすすめの判例集

司法試験・予備試験向けの判例集としてもっともメジャーなものは、判例百選シリーズです。

判例百選シリーズは、各科目の重要判例が1冊につき100件前後掲載されている判例集であり(科目によっては、2~3冊に分かれているものもあります)、基本的には事案の概要、判旨、解説が見開きでコンパクトにまとまっています。

基本7科目のほか、選択科目をはじめとする幅広い法分野がカバーされているため、選択科目の学習にも利用できます。

判例百選シリーズは受験生からも人気の高い判例集であるうえ、参考書などの判例引用部分にも判例百選の番号が掲載されている場合も多いため、他の参考書との相性も非常に良い教材です。

したがって、どの判例集を買うか迷っている方は、まずは判例百選シリーズを購入しておけば間違いないといえるでしょう。

【科目別】司法試験・予備試験勉強でおすすめの判例集

この章では、判例百選以外のおすすめの判例集を4冊紹介します。

今回紹介するのは、「判例刑法総論・判例刑法各論」(有斐閣)、「精読憲法判例」(弘文堂)、「基本行政法判例演習」(日本評論社)、「判例教材刑事訴訟法」(東京大学出版会)の4つです。

以下では、それぞれの特徴や使い方について解説していきます。

刑法でおすすめの判例集 判例刑法総論、判例刑法各論|有斐閣


※引用:amazon


※引用:amazon

1冊目は、有斐閣の「判例刑法総論・判例刑法各論」です。

特徴

「判例刑法総論・判例刑法各論」は、事案の概要と判旨が掲載されたシンプルな判例集です。

解説などが省略されている分、掲載されている判例の数は判例百選よりも多く、短答式試験や論文式試験で問われる判例知識は網羅できているといえるでしょう。

おすすめポイント

「判例刑法総論・判例刑法各論」は、解説のパートがない分、判例百選と比べると判決の引用が長いため、周辺知識の解説よりも判例そのものについて深堀りしたい人にとってはおすすめの教材といえます。

また、判例百選のような1事件につき見開き1つといった一律の分量ではないため、メリハリをつけて学習を行うことが可能です。

憲法でおすすめの判例集 精読憲法判例 弘文堂

※引用:amazon

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2冊目は、弘文堂の「精読憲法判例」です。

特徴

「精読憲法判例」は、事案の概要と判決、判決に対する解説が非常に厚く記載されている判例集です。

人権編と統治編の2冊からなっていますが、司法試験・予備試験の論文式試験対策との関係では、まずは人権編からスタートするのが良いでしょう。

おすすめポイント

「精読憲法判例」は、判決についての解説が非常に丁寧であり、幅広い層の受験生におすすめできる判例集となっています。

判決の論理構造が分かりやすく表にまとまっていたり、学説の状況なども詳しく説明されていたりするため、憲法学習のメイン教材としても使用できるほどの充実した判例集といえます。

行政法でおすすめの判例集 基本行政法判例演習 日本評論社

※引用:amazon

3冊目は、日本評論社の「基本行政法判例演習」です。

特徴

「基本行政法判例演習」は受験生から人気の高い「基本シリーズ」の1つです。

この判例集では、重要な判例を題材とした問題に答える形で解説が書かれているため、演習書のような感覚でも使用できる教材であるといえます。

おすすめポイント

「基本行政法判例演習」は、題材となる判例の数がかなり絞られているため、判例百選と比べると、重要判例が一目で分かる構成になっています。

同じシリーズである「基本行政法」との親和性が高く、「基本行政法」を使用している受験生には特におすすめです。

また、図や表を用いた説明も多用されているため、視覚的に理解したい受験生にとっては使いやすい教材だといえるでしょう。

刑事訴訟法でおすすめの判例集 判例教材刑事訴訟法|東京大学出版会

※引用:amazon

4冊目は、東京大学出版会の「判例教材刑事訴訟法」です。

特徴

「判例教材刑事訴訟法」は、事案と判旨が掲載されたシンプルな判例集です。

もっとも、判例百選と比べると、事案がかなり詳しく説明され、判決も長めに引用されているため、事案の概要や判決の内容についてより詳しく知りたい場合には非常に役立つ判例集といえます。

おすすめポイント

「判例教材刑事訴訟法」は、判例百選とは異なり解説のパートがないため、初学者にとっては少しとっつきにくい教材かもしれません。

しかしながら、当てはめが重視される刑事訴訟法においては、事案の概要や判例の射程を深く理解することは非常に重要であるため、その意味では有用な教材だといえます。

また、東京大学出版会のホームページには、「判例教材刑事訴訟法」の補足資料が掲載されているため、それらの資料も参考にすると良いでしょう。

【司法試験・予備試験】判例集の選び方ポイント3つ

ここまで、おすすめの判例集をいくつかピックアップして紹介してきましたが、司法試験・予備試験対策において何より重要なことは、自分の学習の目的に合った判例集を選ぶことです。

そこで、この章では判例集の選び方のポイントを3つ紹介します。

基本的に判例百選があればOK!科目別に欲しいのなら刑事系・公法系のみ

まず、基本的には判例百選を使用していれば、司法試験・予備試験対策との関係では困ることはありません。むしろ教材を増やしすぎることは、勉強効率の低下にも繋がるので、判例集は判例百選のみに絞る、というのも一つの戦略だと思います。

もっとも、刑事系・公法系科目については、必要に応じて他の判例集を利用するのも良いでしょう。

民事系科目の場合は、判決の結論部分だけを知っていれば対応できる問題が多いのに対して、刑事系・公法系科目の場合には、事案の詳しい概要や判決の論理構造まで理解していないと解けないような問題が度々出題されます。

このような問題に対応するためには、事案の概要や判決の原文についてより深く理解している必要があるため、判例百選よりも判決の引用が多い判例集などを使用するのがおすすめです。

事案・判旨の引用量の多寡

判例集を選ぶ際には、事案や判旨の引用量の多寡にも着目しましょう。

前にも述べたとおり、特に刑事系・公法系科目については、事案の概要が詳しく書かれていたり、判決が長めに引用されていたりする判例集がおすすめです。

一方で、民事系科目の場合には、判決の重要な部分に絞って学習できるような判例集を選ぶと良いでしょう。

このように、事案・判旨の引用量の多寡によって、判例集が役立つ場面は異なるため、自分が何を目的として判例集を利用するのかということをよく考えて選ぶことが重要です。

解説や図が付いているか、付いていないか

さらに、解説や図がついているかどうかという点も判例集を選ぶ際の一つのポイントになります。

判例集の中には、一つの判例に対する解説が厚いものもあれば、解説のパートが省略されている代わりに判例がたくさん掲載されているものもあります。

また、場合によっては、図や表を用いて判決の構造などが分かりやすく説明されているものもあります。

解説や図表がどの程度必要なのかというのは、各々の勉強の進み具合によって様々であるはずなので、実際に、書店などで判例集の中身を見て選ぶのがベストだといえるでしょう。

【司法試験・予備試験】判例集の効果的な使い方

ここまで、おすすめの判例集や、判例集を選ぶ際のポイントについて解説してきました。

そこで、この章では、実際に判例集を使用するうえでの効果的な使い方について解説していきます。

判例集を効果的に使用する際のポイントとしては、「事案の概要と問題の所在を押さえる」、「判例の理由付けを理解する」、「答案に落とし込む形で理解する」という3つが挙げられます。

事案の概要と問題の所在を押さえる

1つ目は、「事案の概要と問題の所在を押さえる」ということです。

判例集に掲載されているような判例は、基本的にシンプルな条文適用だけでは解決しないような事例がほとんどです。そのため、判例の事案のどの部分がなぜ問題となったのか、ということを意識して読むようにしましょう。

また、司法試験・予備試験には、判例を題材とした問題が頻繁に出題される一方で、判例とは微妙に事案が改変されているような場合も多いです。

このような問題の場合には、判例の射程を意識した論述を行う必要があります。

論文式試験を解く際に、判例との差異に気付けるようになるためにも、事案の概要をきちんと頭に入れておくことは非常に重要です。

判例の理由付けを理解する

2つ目は、「判例の理由付けを理解する」ということです。判例を読む際には、判決の結論のみならず、その理由部分にも着目するようにしましょう。

司法試験・予備試験の論文式試験においては、判例の規範のみならず、その趣旨や理由付けまで論述する必要があります。

もっとも、その理由付けが抽象的でワンパターンなものにとどまっていると、説得力に欠けた論証になってしまいます。実際、採点実感等においても、規範の理由付けについては度々指摘がなされています。

また、判例の理由付けまで理解していれば、前述のように判例とは少し違う事案が出題されたとしても、柔軟に対応できるはずです。

したがって、判例集を読む際には、結論部分だけを読んで終わらせるのではなく、理由付けまで含めて理解をするようにしましょう。

答案に落とし込む形で理解する

3つ目は、「答案に落とし込む形で理解する」ということです。

判例集をいくら読み込んだとしても、それを答案に使える形でインプットできていないと意味がありません。それゆえ、判例集を使用する際には、それを答案にどのように落とし込むのか、ということを常に意識しておく必要があります。

前述のとおり、判例の理由付けや規範などを答案で使うのは言うまでもないことなのですが、充実した当てはめを行うためにも判例学習は非常に重要になります。

判例がどの事実や要素に着目して判断を行っているのかという点は、当てはめを行う上でも非常に参考になるため、判例集を使用する際にはこの点についても意識するのが良いでしょう。

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