【司法試験&予備試験】知的財産法の基本書おすすめランキングTOP5 !論証集・入門書・判例集・演習書も紹介

予備試験・司法試験受験生の中には、選択科目で知的財産法を選択しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
知的財産法は、近年受験者が増えている選択科目で、人気の科目となっています。
もっとも、選択科目は、基本7科目に比べると対策が手薄になりがちな受験生が多く、対策に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
本コラムでは、知的財産法のおすすめの基本書、入門書、演習書・問題集、判例集、論証集について紹介していきたいと思います。
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目次
【知的財産法】基本書おすすめランキングTOP5
この章では、知的財産法の基本書おすすめランキングTOP5を紹介します。
ランキングは以下の表のとおりです。
1 | 『著作権法入門』 『特許法入門』(有斐閣・島並良・上野達弘・横山久芳) |
2 | 『著作権法』 『特許法』(有斐閣・茶園成樹) |
3 | 『特許法・著作権法』(有斐閣・小泉直樹) |
4 | 『標準 著作権法』 『標準 特許法』(有斐閣・高林龍) |
5 | 『知的財産法(LEGAL QUEST)』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也) |
1位『著作権法入門』『特許法入門』(有斐閣・島並良・上野達弘・横山久芳)
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知的財産法の基本書おすすめランキング第1位は、『著作権法入門』『特許法入門』(有斐閣・島並良・上野達弘・横山久芳)です。
本書は、受験生の間でも圧倒的なシェアを誇る定評のある基本書です。
題名に「入門」とはあるものの、『著作権法入門』『特許法入門』ともに300ページを超えており、司法試験突破には必要な知識が詰まっています。
また、著者の島並先生と上野先生は、令和6年度の司法試験考査委員にもなっている方で、内容にも信頼がおけます。
重要判例の事実や判旨も長めに引用されており、使いやすい基本書となっているため、知的財産法の基本書選びに困っている受験生にはおすすめのシリーズです。
2位『著作権法』『特許法』(有斐閣・茶園成樹)
知的財産法の基本書おすすめランキング第2位は、『著作権法』『特許法』(有斐閣・茶園成樹)です。
本書は、著作権法及び特許法の基本をコンパクトにまとめた基本書で、1位の『著作権法入門』『特許法入門』と並んで、受験生の間でも人気のある基本書となっています。
図表や、各項目の要点をまとめたPOINT欄、用語の解説欄など、初学者でも分かりやすいような工夫がなされています。
そのため、まだ知的財産法の学習を始めたばかりで、分かり易く丁寧に解説されている基本書が欲しい方にはおすすめのシリーズといえるでしょう。
3位『特許法・著作権法』(有斐閣・小泉直樹)

※引用:amazon
知的財産法の基本書おすすめランキング第3位は、『特許法・著作権法』(有斐閣・小泉直樹)です。
本書は、特許法と著作権法が1冊にまとまっているコンパクトな基本書で、特許法・著作権法の基礎が分かり易く解説されています。
もっとも、分量としては若干少なめで入門書寄りの基本書であるため、他の標準的な基本書で知識を補いながら使うのがおすすめです。
4位『標準 著作権法』『標準 特許法』(有斐閣・高林龍)
※引用:amazon |
※引用:amazon |
知的財産法の基本書おすすめランキング第4位は、『標準 著作権法』『標準 特許法』(有斐閣・高林龍)です。
本書は、著作権法や特許法の基礎が、論理的かつ分かり易く解説された基本書です。
著者の高林先生は元裁判官であり、単著であるため、論理が一貫していて読みやすくなっています。
通説的な見解よりも著者の見解に重点がおかれているため、初学者段階ではなく、ある程度勉強が進んだ段階で手に取るのがおすすめです。
5位『知的財産法(LEGAL QUEST)』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也)

※引用:amazon
知的財産法の基本書おすすめランキング第5位は、『知的財産法(LEGAL QUEST)』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也)です。
本書は、基本書として定評のあるリーガルクエストシリーズの知的財産法バージョンで、制度趣旨や基本概念が丁寧に解説されています。
特許法・著作権法のみならず、意匠法・商標法・不競法まで一冊で網羅することができ、内容的にも非常に充実しています。
姉妹本として、同じ著者らによる『知財判例コレクション』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也)が出版されているため、セットで使用するのがおすすめです。
【知的財産法】論証集おすすめランキングTOP2
この章では、知的財産法の論証集おすすめランキングTOP2を紹介します。
ランキングは以下の表のとおりです。
1位司法試験|知的財産法 論証集の「使い方」(アガルート)
知的財産法の論証集おすすめランキング第1位は、【2024・2025年合格目標】司法試験|知的財産法 論証集の「使い方」(アガルート)です。
こちらは、講座と講師書きおろしの論証集がセットで販売されているものです。
講座では約5時間で司法試験知的財産法に必要な知識を「論証」という面から総ざらいすることができ、論証のコアとなるキーワードをしっかりと定着させることが出来ます。
講師自ら書き下ろした論証集を使って進めていくので、知的財産法の論証を短時間で効率的に総復習したい方にとっては非常におすすめです。
参考:司法試験|知的財産法 論証集の「使い方」(アガルート)
2位『司法試験論文対策1冊だけで知的財産法:特許法・著作権法』(辰巳法律研究所)

※引用:amazon
知的財産法の論証集おすすめランキング第2位は、『司法試験論文対策1冊だけで知的財産法:特許法・著作権法』(辰巳法律研究所)です。
本書は、合格答案作成ガイド、趣旨・規範ハンドブック、司法試験論文全過去問(H18~R3)・合格者再現答案、論点表の4部構成となっており、その名の通り1冊だけで知的財産法の試験対策を行うことが可能です。
論証集パートである、趣旨・規範ハンドブック部分には自分で書き込みもできるため、一元化教材としても非常におすすめの教材といえるでしょう。
【知的財産法】入門書おすすめランキングTOP3
この章では、知的財産法の入門書おすすめランキングTOP3を紹介します。
ランキングは以下の表のとおりです。
1 | 『入門 知的財産法』(有斐閣・平嶋竜太・宮脇正晴・ 蘆立順美) |
2 | 『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅰ特許法』 『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅱ著作権法』(有斐閣・駒田泰土・潮海久雄・ 山根崇邦) |
3 | 『プレップ知的財産法(プレップシリーズ)』(弘文堂・小泉直樹) |
1位『入門 知的財産法』(有斐閣・平嶋竜太・宮脇正晴・ 蘆立順美)

※引用:amazon
知的財産法の入門書おすすめランキング第1位は、『入門 知的財産法』(有斐閣・平嶋竜太・宮脇正晴・ 蘆立順美)です。
本書は、知的財産法のエッセンスが1冊に詰め込まれた入門書で、知的財産法の全体像が分かり易く解説されています。
また、著者の一人である宮脇先生は、令和6年度の司法試験考査委員にもなっています。
説明が非常に分かり易く、飽きずに読み進めていけるため、知的財産法の勉強を始めたばかりの方にはぴったりの入門書といえるでしょう。
2位『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅰ特許法』『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅱ著作権法』(有斐閣・駒田泰土・ 潮海久雄・ 山根崇邦)
※引用:amazon |
※引用:amazon |
知的財産法の入門書おすすめランキング第2位は、『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅰ特許法』『有斐閣ストゥディア 知的財産法Ⅱ著作権法』(有斐閣・駒田泰土・ 潮海久雄・ 山根崇邦)です。
本書は、入門書として人気の高い有斐閣ストゥディアシリーズの、知的財産法版で、特許法・著作権法の全体像を無理なく学ぶことが出来ます。
章末には、復習のための設問が付いているため、知識を復習しながら読み進めたい方にはおすすめの入門書です。
3位『プレップ知的財産法(プレップシリーズ)』(弘文堂・小泉直樹)

※引用:amazon
知的財産法の入門書おすすめランキング第3位は、『プレップ知的財産法(プレップシリーズ)』(弘文堂・小泉直樹)です。
本書は、特許と著作権をめぐる典型的な紛争事例をCaseで示し、最低限の用語と条文のみで解説されています。
六法や判例集がなくても読み進めていくことができるので、これ一冊で知的財産法の全体像を見通すことができます。
【知的財産法】判例集おすすめランキングTOP3
この章では、知的財産法の判例集おすすめランキングTOP3を紹介します。
ランキングは以下の表のとおりです。
1位『特許判例百選』『著作権判例百選』(有斐閣)

※引用:amazon
知的財産法の判例集おすすめランキング第1位は、『特許判例百選』『著作権判例百選』(有斐閣)です。
本書は、司法試験受験生の間ではおなじみの判例百選シリーズの、特許法・著作権法バージョンです。
司法試験突破に必要な、特許法・著作権法判例が網羅的に解説されており、司法試験の知的財産法を対策する上では欠かせない判例集だといえるでしょう。
2位『知財判例コレクション』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也)

※引用:amazon
知的財産法の判例集おすすめランキング第2位は、『知財判例コレクション』(有斐閣・愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也)です。
本書は、通称「判コレ」と呼ばれる判例集で、同じ著者らによって書かれた『知的財産法(LEGAL QUEST)』の姉妹本という位置づけになっています。
そのため、『知的財産法(LEGAL QUEST)』の体系に沿って編集されており、特許法と著作権法の他、意匠法、商標法、不正競争防止法に関する判例も収録されています。
判旨の紹介が長めであるため、じっくりと判例を検討したい方にはおすすめの判例集といえるでしょう。
3位『知的財産法判例集』(有斐閣・大渕哲也・茶園成樹・平嶋竜太ほか)

※引用:amazon
知的財産法の判例集おすすめランキング第3位は、『知的財産法判例集』(有斐閣・大渕哲也・茶園成樹・平嶋竜太ほか)です。
本書は、200件以上の判例要旨を収録しており、知的財産法の全分野をフォローした判例集となっています。
法学部生・法科大学院生のみならず、実務家にとってもおすすめの判例集です。
【知的財産法】演習書おすすめランキングTOP3
この章では、知的財産法の演習書おすすめランキングTOP3を紹介します。
ランキングは以下の表のとおりです。
1位『知的財産法演習ノート—知的財産法を楽しむ23問』(弘文堂・小泉直樹ほか)

※引用:amazon
知的財産法の演習書おすすめランキング第1位は、『知的財産法演習ノート—知的財産法を楽しむ23問』(弘文堂・小泉直樹ほか)です。
本書は、司法試験考査委員も務めたことがある豪華な執筆陣により書かれた演習書であり、問題のクオリティも高く、受験生からの評判も高い1冊となっています。
解説も分かり易く、解答例も付いているため、基本書などで知的財産法の基礎を身に付けた人が事案への適用の仕方を学ぶのには非常に有用な問題集だといえるでしょう。
知的財産法選択の受験生必携の問題集です。
2位『論点解析知的財産法』(商事法務・田村善之編)

※引用:amazon
知的財産法の演習書おすすめランキング第2位は、『論点解析知的財産法』(商事法務・田村善之編)です。
本書は、司法試験本試験レベルのオリジナル問題を収録している問題集であり、特許法・著作権法の両分野について司法試験対策を行うことが出来ます。
もっとも、解答例が比較的あっさりしており、解説のクオリティも執筆者によりバラつきがあるため、自習用というよりは、ゼミなどで検討するのにおすすめの問題集といえるでしょう。
3位『ロースクール演習知的財産法』(法学書院・三山峻司・松村信夫)

※引用:amazon
知的財産法の演習書おすすめランキング第3位は、『ロースクール演習知的財産法』(法学書院・三山峻司・松村信夫)です。
本書は、特許法15問と著作権法15問の全30問から構成される演習書で、それぞれの設問は、「問題」「設問のねらい・論点」「解答例」「詳細な解説」「答案作成上のポイント」からなっており、その内容は充実しています。
もっとも、出版年が2009年と少し古めなので、最新の判例や改正などについては別途フォローする必要があります。
まとめ
本コラムでは、知的財産法のおすすめの基本書、論証集、入門書、判例集、演習書についてランキング形式で紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
司法試験の知的財産法は、特許法と著作権法の両方を勉強する必要があり、選択科目の中でもボリュームの多い科目だと言われています。
そのため、自分にあった参考書を見つけて、効率的に対策を行うことが非常に重要になります。
本コラムが、受験生の方々の参考書選びに役立てば幸いです。
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また、「論証集」の使い方を学び、選択科目における重要論点を効率的に理解できます。
選択科目を効率的に対策!選択科目が不安な方におすすめ!
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