【司法試験&予備試験】国際公法の基本書おすすめランキングTOP5 !論証集・演習書・問題集・入門書・判例集も紹介

国際公法の勉強のため基本書などの教材を探しているものの、どれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
全ての書籍を手に取って、自分に合うものを選ぶのは難しいですよね。
そこで、この記事では、国際公法の基本書や演習書、入門書、判例集、論証集について、最新版のものを比較したうえで、おすすめの書籍をランキング形式で紹介しています。
それぞれの書籍の特徴についてもわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
【国際公法】基本書おすすめランキングTOP5
国際公法の基本書おすすめランキングTOP5は以下の通りです。
- 1位『国際法〔第2版〕』有斐閣ストゥディア(玉田 大, 水島 朋則他)
- 2位 『国際法 第2版 』東京大学出版会(岩沢 雄司)
- 3位『国際法〔第5版〕』 (有斐閣アルマ) (中谷 和弘, 植木 俊哉他)
- 4位『国際法学講義 第2版』有斐閣(杉原高嶺)
- 5位『実践国際法(第3版)』信山社 (小松一郎)
1位『国際法〔第2版〕』有斐閣ストゥディア(玉田 大, 水島 朋則他)
※引用:amazon
国際公法の基本書おすすめ第1位は、国際法〔第2版〕(有斐閣ストゥディア)(玉田 大, 水島 朋則他)です。
本書の特徴は、国際法を勉強したことがない方にも簡単な文章で分かりやすくまとめられており、表などで混同しがちな情報が掲載されているため、抵抗感なく読める点です。
まずはこちらの本を読んでから、より詳しい基本書や教科書を読むことによって、国際法学習の助けになる一冊といえます。
2位 『国際法 第2版』東京大学出版会(岩沢 雄司)
※引用:amazon
国際公法の基本書おすすめ第2位は、『国際法 第2版 』東京大学出版会(岩沢 雄司)です。
本書の特徴は、国際法の全体像が体系的にまとめられている点です。テーマごとに説明がなされており、一部の理解を深めたいという方にもおすすめの書籍となっています。
本書は2023年9月に改訂されたばかりであり、最新の判例も掲載されています。
初学者で、国際法の全体像を深めたい方、分厚いながらも後ろに索引が載っているため、辞書のように利用できる国際法の基本書を探している方はぜひ活用してみてください。
3位『国際法〔第5版〕』 (有斐閣アルマ) (中谷 和弘, 植木 俊哉他)
※引用:amazon
国際公法の基本書おすすめ第3位は、『国際法〔第5版〕』 (有斐閣アルマ) (中谷 和弘, 植木 俊哉他)です。
本書は、国際法の基本が非常にコンパクトにまとめられており、初学者でも気軽に手に取りやすく、多くの大学でも教科書として採用されている有斐閣アルマのシリーズです。
国際法の基本書の中では分量がかなり少ないため、細部までしっかりと学びたいと考えている方には向かないかもしれませんが、まずは国際法の全体像を理解したいという方にお勧めと言えます。
4位『国際法学講義 第2版』有斐閣(杉原高嶺)
※引用:amazon
国際公法の基本書おすすめ第4位は、『国際法学講義 第2版』有斐閣(杉原高嶺)です。
本書の特徴は、実務家にも向いていると言われるほど丁寧な解説で、国際法の全分野を細かいところまでカバーできている点です。
一方で、初学者や、初めての国際法の参考書として本書を選択するのは少々重めと思われるため、学習が進み、知識を深めたいと考えている方に適しています。
5位『実践国際法(第3版)』信山社 (小松一郎)
※引用:amazon
国際公法の おすすめ第5位は、実践国際法(第3版)信山社(小松一郎)です。
本書は、実務家の視点から、いかに国際法をとらえられるか・活用できるかが論じられています。より実践的に国際公法を勉強したいという方にお勧めしたい一冊です。
【国際公法】論証集おすすめ
『【2024・2025年合格目標】司法試験|国際公法論証集の「使い方」』
【2024・2025年合格目標】司法試験|国際公法 論証集の「使い方」 | アガルートアカデミー (agaroot.jp)
国際公法の おすすめは、『【2024・2025年合格目標】司法試験|国際公法論証集の「使い方」』です。
国際私法は現時点でもっともマイナーな科目といえるため、論証集はほとんど出版されていないのが現状ですが、本書は、司法試験・予備試験の論文式試験に必要な重要論点が網羅されています。
選択科目である国際私法の暗記に多くの時間を割くことはできない受験生の方が多いと思いますが、本書は論点の需要度がランク毎に分けられており、覚えるべき部分が簡潔にまとめられているため、効率的に暗記を行うことができます。
規範の書き方や暗記に不安のある方、隙間時間を論証暗記に活用したい方にお勧めです。
【国際公法】演習書・問題集おすすめ
『《演習》プラクティス国際法 (演習プラクティスシリーズ)』信山社(柳原 正治, 森川 幸一他)
※引用:amazon
国際公法の演習書・問題集おすすめは、『《演習》プラクティス国際法 (演習プラクティスシリーズ)』信山社(柳原 正治, 森川 幸一他)です。
本書は、国際公法の中では非常に貴重な演習書となっています。
予備校の過去問の解説が出ているところもありますが、しっかりとした国際公法の問題演習を積むことができるのは現時点ではこの一冊だけではないでしょうか。
司法試験・予備試験に向けて論文式試験の対策をしたいと考えている方は、ぜひ持っておくといいでしょう。
【国際公法】入門書おすすめランキングTOP3
国際公法の入門書おすすめランキングTOP3は以下の通りです。
- 1位『基本国際法〔第4版〕』(杉原 高嶺)
- 2位『入門 国際法 (Basic Study Books)』(大森 正仁, 小山 佳枝他)
- 3位『国際法入門(有斐閣アルマBasic)』有斐閣 (横田洋三編)
1位『基本国際法〔第4版〕』(杉原 高嶺)
※引用:amazon
国際公法の入門書おすすめ第3位は、『基本国際法〔第4版〕』(杉原 高嶺)です。
本書は、国際法の基本書等を数多く手がけている杉原 高嶺先生の著書で、国際法の全分野が分かりやすくまとめられており、入門書としての役割を果たしてくれる一冊となっています。
判例や事例を交えた説明がなされており、第四版ではロシアのウクライナ侵攻について加筆され、最新の情勢も学ぶことができます。
2位『入門 国際法 (Basic Study Books)』(大森 正仁, 小山 佳枝他)
※引用:amazon
国際公法の入門書おすすめ第2位は、『入門 国際法 (Basic Study Books)』(大森 正仁, 小山 佳枝他)です。
本書の特徴は、国際法の基本的な事項~最新のテーマまで幅広くおさえた導入書であるという点です。
国際法の起源から説明されており、「国際法とはなにか」という部分から学び始めたいと考えている方にぴったりの書籍となっています。
3位『国際法入門(有斐閣アルマBasic)』有斐閣 (横田洋三編)
※引用:amazon
国際公法の入門書おすすめ第3位は、『国際法入門(有斐閣アルマBasic)』有斐閣 (横田洋三編)です。
本書は、基本書ランキングの3位で紹介した、『国際法〔第5版〕』 (有斐閣アルマ) (中谷 和弘、 植木 俊哉他)の入門版です。
本書は非常に簡易な説明で分かりやすい一方、試験対策などには不十分であるといえるので、まず何から手を付けてよいかわからない、法律自体を学んでまだ日が浅いような方にお勧めです。
【国際公法】判例集おすすめランキングTOP3
国際公法の判例集おすすめランキングTOP3は以下の通りです。
- 1位『国際法判例百選〔第3版〕: 別冊ジュリスト255号』(森川 幸一、兼原 敦子他)
- 2位『判例国際法』東信堂(薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦・酒井啓亘編)
- 3位『国際法基本判例50 第2版』(杉原 高嶺、 酒井 啓亘)
1位『国際法判例百選〔第3版〕: 別冊ジュリスト255号』(森川 幸一、兼原 敦子他)
※引用:amazon
国際公法の判例集おすすめ第1位は、『国際法判例百選〔第3版〕: 別冊ジュリスト255号』(森川 幸一, 兼原 敦子他)です。
本書は、法律を勉強したことがある方ならご存じであろう、判例百選シリーズの一冊です。
国際法判例は数多くある中、116件に絞られ、重要なものが厳選された一冊となっています。
どの科目においても判例ベースの学習は非常に力になること間違いなしなので、国際公法選択者の方は持っていて損はないと思います。
2位『判例国際法』東信堂(薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦・酒井啓亘編)
※引用:amazon
国際公法の判例集おすすめ第2位は、『判例国際法』東信堂(薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦・酒井啓亘編)です。
第3版の改正により大幅に判例の数が増え、201件の判例が掲載され充実した内容なっています。
判例百選では判例の数が物足りないと感じる方にお勧めできます。
3位『国際法基本判例50 第2版』(杉原 高嶺、 酒井 啓亘)
※引用:amazon
国際公法の判例集おすすめ第3位は、『国際法基本判例50 第2版』(杉原 高嶺、 酒井 啓亘)です。
本書の特徴は、国際法の判例が50件とコンパクトに収録されており、構成も全文がそのまま載っているのではなく、事実と判旨が分かりやすくまとめられている点です。
著者も、数多く国際法の本を執筆されている杉原高嶺先生で、安心感があります。判例の原文では読みにくいと思われている方にお勧めしたい一冊です。
まとめ
この記事では、国際公法の基本書等をご紹介しました。それぞれのランキングの1位をまとめると以下の通りです。
- 基本書
『国際法〔第2版〕』(有斐閣ストゥディア)(玉田 大, 水島 朋則他) - 論証集
『【2024・2025年合格目標】司法試験|国際公法論証集の「使い方」』 - 演習書・問題集
『《演習》プラクティス国際法 (演習プラクティスシリーズ)』信山社(柳原 正治, 森川 幸一他) - 入門書
『基本国際法〔第4版〕』(杉原 高嶺) - 判例集
『国際法判例百選〔第3版〕: 別冊ジュリスト255号』(森川 幸一, 兼原 敦子他)
選択者数がもっとも少ない国際公法は、周りからの情報も少なく、どの参考書を使うべきなのか悩んでしまいがちですが、本コラムを参考に、実際にご自身にあった参考書であるかどうかを吟味して選んでみてくださいね。お役に立てれば幸いです。
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