コンサルタントは副業でもできるのか

働き方の多様化が進み、副業を行う人も珍しくなくなってきました。

コンサルも従来はコンサルファームに依頼するものでしたが、昨今は副業でコンサルを提供する方もいます。

この記事では、自分なりの能力を活かし、副業でコンサルとして働く方法を解説します。

副業のポイントやメリット、実際に副業をスタートする方法も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

コンサルティングは副業でも働ける

冒頭でも述べたように、コンサルティング業務は副業として行うこともできます

最初に、コンサルタントが副業で働ける理由について解説します。

短時間でも成果を出しやすいため

たとえば、経営コンサルやWeb関係、カウセラーなどは、専門知識があれば、短時間・短期間でも成果につなげることができます。

「スポットコンサル」で短時間の副業が可能

スポットコンサルとは、プロジェクトや案件ごとにコンサルを行うことです。

スポットコンサルでは、アドバイザーとして登録されている人の中から企業が適切な人材を選びます。

アドバイザーは、企業にコンサルを行います。

業界も期間も様々で、1時間程度の電話対応から、1年近いプロジェクトなども存在します。

コンサルの領域は幅広いため

コンサルティングは、業務範囲の広い業種です。

人事経験や営業経験、新規プロジェクトの立ち上げなどの専門的な職務経験とスキルがあれば、実績をもとにコンサル業務が可能になります。

▶「コンサルは激務」は本当か

副業で働きやすいコンサルの種類5つ

副業で働きやすいコンサルとして、

  • ITコンサルタント
  • 人事コンサルタント
  • 経営コンサルタント
  • Webコンサルタント
  • 特定の分野に特化したコンサルタント

の5つを解説します。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、クライアント企業のIT関連の分野、全般におけるアドバイスやシステム開発やそのシステムの導入サポート、など総合的に支援を行うコンサルタントです。

ITに対して、専門的な知識が必要なのでITの勉強が苦ではなく、人に教えたり自分で作り込んだりするのが好きな人には、向いている副業と言えます。

 人事コンサルタント

人事コンサルタントは、採用活動がうまく回っていなかったり、採用ルートを確保できていない企業のコンサルを行います。

人事コンサルの主な仕事は採用であり、採用方法の確立や、実際の面接に参加して採用を判断します。

採用業務は会社にとって重要な業務であり、コンスタントにあるものではありませんので副業に向いていると言えます。

経営コンサルタント

経営コンサルタントは、企業経営に関するアドバイスや解決策の提示を行います。

副業コンサルの中でも専門性が高く、難易度が高いです。

経営の関する知見やスキル、実績がない方の副業としては敷居が高いかもしれません。

 Webコンサルタント

Webコンサルタントは、Webメディア運営のアドバイスやSEOのサポートなどを行います。

たとえば、クライアントのWebサイトの調査と分析をします。

そこから見つけられた問題点を抽出し、問題に対する原因を特定します。最も費用対効果が見込まれる解決策を提案して、サポートします。

特定の分野に特化したコンサルタント

特定の分野に特化したコンサルタントとは、機械や法律、各種スポーツ、医療など、専門知識が必要な業界においてコンサルを行うことです。

過去に経験した業務内容や、自身が持つ専門性を活かすことができる業務と言えるでしょう。

上記で挙げた分野以外でも、専門性が求められる領域では、副業でコンサルすることは可能です。

自分の強みをもとに、クライアントに提案できる内容を考えてみましょう。

コンサルの仕事を副業でするメリット

ここからは、コンサルの仕事を副業で行うメリットの一部を解説します。

副業の経験が本業の仕事に活かされる

副業でコンサルを行う際、現在行っている業務と親和性があると、副業の経験を本業の仕事においても活かすことができます。

特に、経営コンサルタントのようにロジカルな思考力を必要とするものや、営業コンサルのようなコミュニケーション能力や組織マネジメントが重要になる業務では、副業で経験値が自身に増えることで活かせる可能性があります。

副業をきっかけに仕事の人脈を増やせる

副業に取り組むことで、副業の人脈が今後の人生で関わるビジネスパートナーの発見につながったり、独立の後押しになったりすることがあります。

副業をきっかけに人脈を広げられれば、コンサルタントとしての経験値を増やすことができます。

副業分の収入を増やせる

当然といえば当然ですが、副業を行うことで、副業分の収入を得ることができます。

一方で注意すべきポイントもあります。

それは、副業によって所得が年間20万円超えた場合、確定申告が必要になることです。

確定申告時に、住民税の徴収方法を普通徴収にせず、特別徴収にしてしまうと会社に通知されることがあります。

副業に取り組む際は、あらかじめ副業が社内規定で可能か確認しておきましょう。

コンサルの副業には2種類の報酬制度がある

コンサルで副業する場合は、報酬制度を事前に決めておきましょう。

報酬制度は2種類あり、時間報酬制と固定報酬制があります。

自分がコンサルを提供する特徴や仕事の労力具合をみて、報酬制度は決めておくと良いです。

以下で「時間報酬制」と「固定報酬制」について詳しく解説します。

副業をした時間で報酬を得る「時間報酬制」

時間報酬制は、かかった時間に対して報酬が発生します。

特徴として、土日に稼働する場合や、本業が終わった後の数時間稼働する場合などに導入されることが多いです。

シフト制のように自由度が高く、その結果、空き時間だけ稼働するといった形でも稼ぎやすい場合があります。

案件内容で報酬を決める「固定報酬制」

固定報酬制は、決まった金額で案件を引き受けることです。

月額数万〜数十万円など、時間報酬制と比べると、高額な案件が多いという特徴があります。

その分、専門的なスキルや高度な技術、経験値の深さなど、高いスキルや長期間の業務が求められるため、自身の専門性に合わせて案件を選ぶ必要があります。

コンサル業務を副業で始める方法

コンサル業務を副業で始めたいと思われた方に、3ステップで解説します。

自分の持っているスキル・能力・経験をピックアップする

まずは、自分の持っている経験やスキル、実績を整理しましょう。

自分のスキルセットを整理して可視化することで、他のコンサルタントとどのような違いを出せるのか、今後の強みにしていくポイントを見つけられます。

依頼側はコンサルタントの経験やスキル、実績を確認して採用するか否かを決定します。

採用される確率を高めるためにも、自身のスキルセットを可視化して整理しておきましょう。

案件を獲得するための準備をする

コンサル案件を獲得するには様々な準備が必要になります。

たとえば、ビジネスマッチングサイトに登録することや、サイト内でクライアントへ積極的に提案する等があります。

ビジネスマッチングサイトでは単価が著しく低いなど、悪質な案件も募集されている場合もあるため、注意してみるようにしましょう。

案件を獲得して副業に取り掛かる

案件を獲得すると、実際にクライアントワークに入ります。

クライアントと要件定義を固めて、認識や目的に認識齟齬が起きないように注意しましょう。

副業として案件を行っていくうえで、一つ一つの業務が実績や経験になるため、しっかりと成果を出す意識で取り組んでください。

コンサルを副業とするときの注意点

コンサルを副業とするときの注意点は3つあります。

副業のせいで本業が疎かにならないようにする

副業に労力を割きすぎて、本業に支障が出ては本末転倒です。

あくまでも本業は本業で、業務がおろそかにならない範囲で副業に取り組みましょう。

たとえば、移動時間や朝早く起きて会社の仕事時間前に行える範囲で等、明確に作業時間を設定しておくと良いかもしれません。

社内規定で副業が認められているか確認する

副業が禁止されている会社は、まだまだ多くあります。

副業を始める前に、社内規定を必ず確認してください。

そこで副業が禁止、もしくはグレーである場合は、副業に取り組まない、報酬が発生しない形で取り組む、社内で相談するなどを検討しましょう。

副業だからと甘く考えず責任を持つ

副業は本業でないからといって、責任が発生しない訳ではありません

副業であるから手を抜くことは許されません。

本業であるか副業であるかは関係なく、取り組む仕事には責任感を持って臨みましょう。

▶コンサルタントが転職するときの志望動機の考え方

この記事の監修者

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