コンサルタントが転職で後悔しない方法
- 更新日:2025.08.22
コンサルタントといえば、きらびやかで、華やかなイメージがあります。
そのような綺麗なイメージを持たれがちなコンサルタントですが、「転職して後悔した」という声も多いものです。
この記事では、コンサルタントに転職したのに、なぜ後悔してしまう人がいるのかを解説しています。
後半では、
- コンサルタントへの転職で後悔しないための方法
- コンサルタントにおすすめの転職エージェント
も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
コンサルに転職して後悔する人のよくある理由
まずはじめに、コンサルタントに転職をして後悔する人の、よくある理由をいくつかご紹介します。
ハードワークであるため
コンサルタントはやりがいが大きい分プレッシャーも大きく、身体的・精神的にハードな仕事です。
未経験からコンサルタントに転職した場合は特に、「想像以上にハードワーク」と感じる方も多いようです。
クライアントからしてみれば、コンサルとしての経験があるのか、未経験かどうかは関係ありません。
未経験だから問題無いと甘く見て、徐々に仕事に慣れていけばいいと思っているのであれば、後悔する可能性が高いと言えるかもしれません。
大手であればあるほど激務
ビッグ4などの大手コンサルファームの場合、関わるクライアントも有名・大手企業が多い傾向にあります。
世界的に有名かつ影響力のある大手企業を相手にコンサルを行うため、案件のレベルは必然的に高くなります。
そういった中で業界を走り続けるためにも、入社後数年間は自分の時間を確保することが難しくなり、結果として休む暇なく働き続けることも珍しくないようです。
時給換算すると給与が下がることもあるため
コンサルタントとして転職した際、年収を時給換算してみると「意外に安かった」と後悔するケースです。
業務は長時間労働になることも珍しく無いため、時給基準だと年収700万円のサラリーマンよりも低い場合もあるようです。
時給計算してしまうことが後悔するポイントになっているのですが、激務であればあるほど「1時間当たりの給料はいくらなのだろうか」と計算したくなってしまう気持ちも出てきやすくなるでしょう。
成果に対するプレッシャーが強いため
コンサルタントは徹底的な実力主義のため、成果さえ上げれば20代でも年収1,000万円以上となる可能性は大いにあります。
その一方で、鳴かず飛ばずの成果であれば給与は上がりにくいでしょう。
大きすぎるプレッシャーに耐えられなくなり、転職を後悔されるケースも多いのです。
コンサルに転職して後悔してしまう人の特徴
ここからは、コンサルタントに転職をして後悔してしまう人の特徴をいくつか解説します。
自身を過大評価し過ぎている
自身を過大評価していると、「コンサルタントとしても十分に活躍できる」と思って転職を決めるでしょう。
実際に働いてみて、思ったよりも成果が出せない、やりたいプロジェクトに参加させてもらえないなどの小さな積み重ねをきっかけに、転職を後悔する方がいらっしゃいます。
コンサルタントのクライアント企業には、業界一本で長年やってきた社員が多く在籍しています。
コンサルタントと接する社員は経営層以上が多く、専門知識で打ち勝つことは難しいでしょう。
あくまで「学ぶ姿勢」「謙虚」が、コンサルタントには必須です。
ゼロから学ぼうとする謙虚さが無い
事業会社からコンサル業界に未経験で転職するのであれば、ゼロから学ぶ覚悟が必要になります。
コンサルタントは日々の業務スピードからツールの使い方、業務の在り方や質などが事業会社とは異なります。
斜に構えるのか、それとも素直に聞き入れるか、この点が後悔するかしないかの別れ道になっているようです。
コンサルへの憧れ意識が強い
コンサルへのあこがれが強すぎることも、後悔する要因の1つとなるようです。
例えば、戦略策定や提案をするイメージでコンサルタントとして入社し、実際にプロジェクトにアサインされてみると、戦略策定の次の階層である、業務改善寄りな仕事をまかされることがあります。
プロジェクトを推進するためのことは、全てコンサルタントの仕事です。
この点を理解しておかないと、コンサルタントへ転職したことを後悔しやすくなります。
クライアントへのリスペクトがない
コンサルタントであるプライドからか、クライアントへのリスペクトがない人もいます。
クライアントへのリスペクトがない状態で入職してしまうと、コミュニケーションがうまくとれなくなるでしょう。
結果、評価が上がらないまま、最悪の場合は新規のプロジェクトにアサインすらされなくなるという、負のスパイラルに陥ることも起こり得ます。
へりくだる必要はありませんが、クライアントや関わる人々にリスペクトを持てないような場合は、こんなはずではなかったと後悔してしまうことになるでしょう。
コンサルへ転職して後悔した人の声
ここからは、実際にコンサルタントに転職をして後悔してしまった人の声を実例と共にご紹介いたします。
入社前後での業務に対するギャップ
Aさんは、コンサルタントとしての業務内容として、最新テクノロジーを使った提案を想像していました。
しかし、コンサルタントとして働き始めると、プロジェクトはSIがメイン、そのためイメージしていた働き方とは全然異なった環境だと感じました。
コンサルティングファームというよりもIT企業に近いという結果になってしまったため、入社前後での業務ギャップに大きく後悔してしまったのです。
「使えない」とレッテルを貼られた
Bさんが転職したコンサルティングファームでは、中途採用者が出世しづらい雰囲気がありました。
同じ成果を出していても、新卒と中途とでは扱いに大きな差があり、中途はどのような業務でも「この程度できて当たり前」という歪んだ空気感に包まれていました。
コンサルティングファームは、ほとんどのファームが徹底的な実力主義社会です。
実力主義社会の中で中途採用される場合、一度使えないと思われてしまうと居心地も悪くなってしまい、Bさんは転職を激しく後悔したそうです。
顧客に向き合うことが出来ない
Cさんは、顧客に対してITを用いたソリューションを提供したいと考え、SEからITコンサルタントへ転職を行いました。
入職後は多角的な提案ができると思っていましたが、提案以外の時間はひたすらパソコンと向き合う日々が続くようになりました。
その結果、案の定クライアントと話す時間も減り、提案や直接的な支援のシーンが減ってしまったようです。
自身のイメージしていた働き方は出来ず後悔に繋がったケースです。
コンサルが転職で後悔しない方法
コンサルタントに転職する際に、後悔しないために事前に考えておくべきことを方法として紹介します。
「コンサル」という仕事を理解する
コンサルタントに転職する際は、事前にコンサルの仕事内容をしっかりと理解しておくことが重要です。
ここまで述べてきたように、コンサルに転職したいと考えて転職しても、入社前に描いていたイメージと違うとギャップを感じてしまう人が多いことがわかります。
入職後はどんな人でもすぐに会社に貢献しにくいです。
真摯な気持ちで、ゼロベースでコンサルという仕事を理解していくべきと覚えておきましょう。
コンサルとしてのビジョンを明確にする
コンサルタントとして転職する際は、なぜ自分がコンサルタントになりたいのか、その理由が明確でないとコンサルタントになっても後悔する原因になってしまいます。
コンサルタントとして誰に貢献したいのか・どこに貢献したいのか、なぜコンサル業界を志望しているのか、このような質問に答えられるくらいには、ビジョンを明確にしておくと良いでしょう。
コンサルファームの下調べを入念に行う
例えば、企業の経営支援に関わる仕事がしたいと考えている人が人事コンサルとして入職した場合、イメージしていた業務内容とは大きく異なるでしょう。
一括りにコンサルタントといっても、クライアントから何について相談を受け、どのような提案をするのかは担当する領域によって大きく異なります。
入社後に後悔をすることが無いよう、志望先のファームが希望の業務を行っているかを確認するようにしましょう。
転職エージェントを利用する
コンサルタントが転職で失敗しないためには、事前に入社後の働き方や仕事の進め方がイメージできるか、ギャップがないかが重要です。
転職エージェントに相談をすることで、選考を受けるにあたり、そのファームのコンサルタントがどういった働き方をしているのかなどの情報をきける場合があります。
エージェントは今すぐの転職でなくても、無料で利用できます。
良い求人を探すための情報収集の1つとして、まずは登録されてみてはいかがでしょうか。
コンサルへの転職におすすめな転職エージェント
最後に、コンサルタントへの転職におすすめな転職エージェントを厳選してご紹介いたします。
アガルートキャリア
アガルートキャリアは、専門性の高い経営人材に特化した転職エージェントです。
大手コンサルティングファーム等への転職支援実績が豊富なアドバイザーが在籍しています。
いますぐには転職をお考えでなくても、求人が公開されたタイミングでご連絡することも可能です。
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アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングはコンサルタント・IT人材に強みを持つ転職エージェントサイトです。
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フリーコンサルや未経験からコンサルを目指す方への支援も充実しているようです。
この記事の監修者
アガルートキャリアは、弁護士・法務・管理部門専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
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