コンサルを辞めたい理由と、退職後のキャリアプラン

この記事では、コンサルタントを辞めたいと思う理由を、大きく分けて考察しています。

「辞めたい」と思った時の対処法、辞めない方がいい人についても解説していますので、コンサルタントを辞めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

コンサルを辞めたいと思う3つの理由

最初に、コンサルタントを辞めたいと思う大きな3つの理由を解説します。

周囲との実力差に絶望する

コンサルティングファームでは、同期入社や1つ上の先輩といった身近な人に、とても優秀な人が多いです。

要領が良くて仕事の飲み込みが異様に速く、絵に描いたようなエリートと言われるような人達も少なくありません。

そのような環境に置かれ、周囲との実力差に絶望し、自分を卑下して辞めたくなる人が多いようです。

上司や周囲からの圧力が強い

コンサルワークの中ではあらゆるアウトプットに対してロジックとファクトが必要です。

逐一問い詰められることも少なくありません。

もしロジックやファクトがないとなると、半永久に質問が続いていくこともあるようです。

実力主義の厳しい世界であるがゆえに、細かな抜け漏れ、ミスなどは見逃してもらえず、その重圧から辞めたくなることもあるようです。

ハードワークに体力が追いつかない

刻一刻と事業環境が変化する中、コンサルタントは迅速に調査や分析を進め、戦略を策定する必要があります。

その戦略は全社や事業に大きな影響を与えるものであるため、業務量は膨大になりがちです。

実力的についていけていても、肉体的や精神的な部分についていけないという人は意外にも多いのです。

▶コンサルタントの平均年収

コンサルを辞めたいと感じた時の対処法

ここからは、コンサルを辞めたいと感じた時の対処法を解説します。

他人ではなく昨日の自分と比較する

どんなに地頭がよい天才でも、不慣れなことをやればそれなりに苦労するものです。

悩んだときは、他人ではなく昨日の自分と比較してみましょう。

昨日よりも仕事が出来るようになっていたら自分を褒めてあげましょう。

成長の痛みだと前向きに受け取る

コンサルタントを行う中で、上司や先輩から叱責されることも多々あるでしょう。

しかし、先輩や上司があなたのことを嫌いだからやっているわけではありません。

叱責するのはあなたに成長をしてもらいたく、外部に出しても恥ずかしくないように、工場で生産した商品を最後に行う検品作業のように品質チェックをしているだけです。

このような辛さは誰にでもある成長痛のようなものと思って、軽く受け流すと良いでしょう。

退職後のキャリアを考える・調べる

コンサルに限らず、プロフェッショナルの世界ではアップorアウトが基本です。

世の中にはコンサルOB(ポストコンサル)がたくさん存在し、前線で活躍している人も多いです。

退職後のルートもたくさん存在しますが、自分自身がどういった道を選ぶのかを考えておくとよいでしょう。

活躍できる場所を増やす

今の職場が辛かったとしても他に選択肢があることを知っていれば、精神的な余裕につながります。

人手不足な昨今においては、コンサルタント経験が役に立つ企業は存在するでしょう。

のびのびと働いたほうが、パフォーマンスが上がることを知っておくだけでも気が楽になります。

昨今では転職する前に副業としてジョインするパターンも増えていますので、まずは副業や業務委託を探してみてはいかがでしょうか。

早めにSOSを出す

本当に辛い時は仕事を抱え込まずに、上司や先輩にSOSを早めに出しましょう。

業務に対するマンパワーが足りない場合は援軍が来てくれたり、それが難しい場合はゴールを見据えて方針転換や有益なアドバイスをしてくれたりすることがあるでしょう。

コンサルタントのプロジェクトは原則チームプレイであることを有効活用しましょう。

誰かに相談する

辞めたいと感じた時は、信頼できる相手などに相談すれば、それだけでも精神は安定するでしょう。

転職を視野に入れるなら、転職エージェントに相談するのも一つの手段です。

転職エージェントに相談すれば、自身の状況やキャリアプランも整理することが可能になるでしょう。

▶未経験からコンサルに転職するには

コンサルを辞めたいと思っても続けた方が良い人

コンサルタントを辞めたいと思ったとしても、続けた方が良い人の特徴について解説します。

言い換えれば「コンサルタントに向いている人」と言えるかもしれません。

ハイレベルな環境を楽しめる人

コンサルタントが向き合うべき課題には未知の領域が多く、その中で働く人にはハイスペックな人が多いです。

課題すら混沌としている状態から始まるプロジェクトでは、道なき道を切り拓く、パイオニア精神が必要です。

ハイレベルな環境で自身のレベルアップを図るのを楽しめる人は、コンサルタントは天職と言えそうです。

学ぶ姿勢がある人

コンサルタントは日々の社会情勢や、専門領域の業界の最新情報・知識を常に補完していかなければいけません。

自身で自己研鑽すると共に、年下・年上関係なくだれからも学んでいこうという姿勢が重要です。

日々の勉強を怠ることなく、「誰からも学ぶ素直さ」がある人は広義でコンサルタントに向いていると考えられ、コンサルタントを辞めない方がいいでしょう。

スルースキルが高い人

集英社文庫「鈍感力」では、敏感に反応できるタイプの人は、何かのきっかけで崩れた後に立ち直れず、競争の場から去っていくと記載されています。

コンサルタントの仕事は多忙を極めるため、次々と襲ってくる課題に対して一つひとつ神経をすり減らしながら対応していくと心も体も持ちません。

そのため、結果が出なければすぐにやり方を見直すなど、粛々と対応できる心構えで不必要に悩まない「鈍感力」を持つ人はコンサルを辞めない方が良い結果が生まれるかもしれません。

▶コンサルタントが転職するときの志望動機の考え方

コンサル退職後のキャリアプラン

最後に、コンサルタント退職後のキャリアプランにはどのようなものがあるのかを解説します。

別のコンサルファームに転職する

一般的に、同じ業界内かつ同じ業種であれば転職の成功確率は高くなります。

あるファームには合わなかったけれど、他のファームではフィットしたがゆえに、長期間活躍されるコンサルタントも多く存在します。

コンサルタントという仕事を経験してみて、楽しかったけれど他の要因で転職を考えたいという方にはお勧めの選択肢です。

事業会社に転職する

コンサルに転職する前に勤務していた、あるいは関わりがあった事業会社に転職するパターンです。

過去に関わっていた場合は、その企業のことをよく知っているため、転職後に後悔することも少ないでしょう。

ただ、培った成果などをアピールできなければ、待遇は以前より悪くなる可能性があるため、この点には注意が必要です。

フリーランスとして活動する

コンサルファーム退職後は、フリーランスとして活躍するのも1つの手段です。

フリーコンサルタントとは、組織に所属せず個人で活動するコンサルタントのことを指します。

コンサルティングファーム等に所属するコンサルタントとは異なり、仕事の報酬や働く場所などを自己の裁量で決めることが可能です。

組織に属することに違和感・しがらみを感じている場合は、この選択肢も一つの手段でしょう。

▶コンサルタントの転職先

この記事の監修者

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