コンサルタントのやりがい
- 更新日:2025.08.22
コンサルタントは収入も高く、クライアントに貢献できるやりがいの大きい仕事です。
そのイメージからか、コンサルタントに転職したいと思っていても、「厳しい仕事なのではないか」「自分がやっていけるのか」などと不安になってしまうことでしょう。
この記事では、コンサルタントになりたい方に向けて、コンサルタントとして働くやりがいを紹介します。
INDEX
コンサルタントのやりがい8選
コンサルタントの仕事は厳しく大変であるものの、やりがいもたくさんあります。
最初に、コンサルタントのやりがい8選をご紹介します。
1. 給与水準が高く高収入が期待できる
コンサルタントの給与水準は一般的な職業と比べて高いです。
厚生労働省によると、「経営コンサルタント」の賃金(年収)は773.9万円となっています。
コンサルタントの年収は、ある水準以上になると成果主義で決まります。
一般的にはマネージャー以上になると、ボーナスなどで成果給が支払われることが多いようです。
パートナーといって最高クラスの職位のコンサルタントになると、数億円の年俸を狙える職業です。
業界としての給与水準が高く、実力次第で高収入が期待できるのは、大きなやりがいと言えるでしょう。
2. 論理的能力や分析力などビジネススキルが身につく
コンサルタントとして仕事をする際に求められる必須の能力として、論理的思考力と分析力があります。
クライアントが解決方法に困っている課題に対して、コンサルタントは論理的思考力を駆使して分析し、課題解決まで導かなければなりません。
コンサルティングファーム入社後の研修やOJTなどで、論理的思考力について指導されることも多いようです。
論理的思考力と分析力を鍛えるために、各社上司から口酸っぱく指導されます。
そうして身に着けたスキルは、コンサルタントとしてはもちろん、自分が今後のキャリアを築く上で貴重な財産となります。
3. グローバルに働ける環境にある
コンサルタントはグローバルな環境で働くチャンスが豊富です。
外資系コンサルティングファームであれば、上司や同僚が外国人であることも多く、必然的に英語力が必要になる機会が多いです。
外資系でなく、国内のコンサルティングファームであったとしても、クライアントの依頼にもとづいて、グローバルプロジェクトに参画することがあります。
グローバルプロジェクトでは英語力が当然必要です。
また、昇進するための要件として英語力を設定するファームもあります。
4. 経営課題を解決する達成感がある
コンサルタントはクライアントの経営課題を解決する職業です。
クライアントの経営課題は多岐に渡り、難易度の高いものばかりです。
最近話題のDXやグローバル化などといったテーマだけでなく、クライアント企業ごとに個別の課題があります。
クライアント自身で解決できない課題をコンサルタントとして解決することで、クライアント企業から感謝され、「コンサルタントをやっていて良かった」と感じられるでしょう。
5. スキルを活かして貢献できる
コンサルタントは、自身がこれまで磨いてきたスキルや知見、ノウハウなどを活かしてクライアントに貢献できる点が醍醐味です。
たとえば、事業会社でマーケティングのスキルを磨いてきた人は、そのスキルを活かしてクライアントに貢献できます。
コンサルタントには会計士や弁護士など、士業の資格を取得している人もいます。
それぞれが磨いてきた高度な専門知識にもとづいてクライアントに貢献できる点は、コンサルタントのやりがいの1つでしょう。
6. 経営層の考え方を学べる
コンサルタントは日々クライアントの経営層と接点を持ちます。
経営層の考え方や仕事の仕方など、大いに学ぶことができるでしょう。
また、クライアントの経営層とハイレベルな議論や交渉を交わす中で、職業人としてのコンサルタント自身の能力も磨かれるはずです。
経営層といっても、部長〜社長レベルまでさまざまです。
それぞれの職位ごとの考え方の違いなどから、クライアントの意思決定をどのように導いていくか、考えることも面白く感じることでしょう。
7. 幅広い業界の知見を深められる
コンサルタントは、幅広い業界の知見を求められます。
コンサルタントとしてもっとも重要なことは、クライアントの課題解決です。
そのためにも、幅広い業界の知見を持っていれば、他の業界の知見をクライアントの課題解決に応用できます。
特定の業界に特化したコンサルタントもいますが、その場合であっても、他の業界で使われている課題解決のアプローチについて理解しておく必要があるでしょう。
8. ゼロからのアイデアを具現化できる
クライアントやコンサルティングファームにもよりますが、前例のない課題解決にチャレンジすることもあります。
前例のない課題解決をリードすることができれば、その後のキャリアで大いに役立つことでしょう。
その分野の専門家として、ファーム内でもクライアントに対しても地位を盤石なものにできるはずです。
コンサルはやりがいだけでなく厳しさもある
コンサルタントはやりがいがたくさんある一方、厳しさもあります。
コンサルタントになりたいと思っているのならば、良い部分だけでなく、厳しい部分も含めて、考えておくべきです。
ここではコンサルタントの厳しさをいくつかご紹介します。
業務量が多く長時間労働になりがち
コンサルタントは常に「激務」の業界であると言われ続けてきました。
コンサルタントとはクライアントから求められたベースで稼働する職業なので、クライアントの要望に応じるべく、どうしても激務になってしまう場面があります。
昨今、コンサルティングファームでも働き方改革が進んできたと言われています。
とはいえ残業はなるべくしたくない、プライベートが大事という思考の方にマッチするファームは少ないと思っておくべきでしょう。
結果を求められることへのプレッシャー
コンサルタントは高い報酬をクライアントからもらっているため、常に結果を出すことが求められます。
結果を出して当然の環境なので、プレッシャーは非常に大きいものです。
クライアントとのミーティングや上司とのミーティングでは、常に何かしらの価値ある提案が求められます。
失敗が何度も続いてしまうと、ファームの中でもプロジェクトに入れてもらえなくなってしまうこともあります。
それだけプロ意識を要求される職業なのです。
常に学び続ける必要がある
コンサルタントとして結果を残していきたいのであれば、常に学び続ける必要があります。
クライアントの課題解決を担うということは、クライアントの経営層以上に課題解決アプローチについて知っていなければならないということです。
たとえば、最近はDXやWeb3.0などの新しい経営テーマが出てきていますが、もちろんこれらの新トレンドについても常に調べてキャッチアップしていく必要があります。
未経験からコンサルタントに転職する方法
コンサルタントのやりがいと厳しさを踏まえて、「コンサルタントになりたい」と思われた方に向けて、未経験からコンサルタントに転職する方法を解説します。
語学力や資格を習得する
コンサルティングファームに転職するにあたって、英語は必須のスキルと言っても過言ではありません。
英語力がなくても転職できる可能性はないわけではありませんが、英語力があるほうが評価されやすいです。
クライアントからグローバルプロジェクトを受注した際に動けるコンサルタントが多いほうが、コンサルティングファーム側も助かるためです。
資格については、会計士や中小企業診断士、弁護士やMBAなどの資格・学歴を取得してからコンサルティングファームに入社する人も多いです。
論理的思考を養う
コンサルタントには、特にクライアントとの交渉などの場で、論理的思考力が求められます。
事実やデータにもとづいて解決策を導き出すための論理的思考力は、普段から鍛えておきましょう。
コンサルティングファームへの転職にあたり、最初に論理的思考力が求められるのは面接です。
面接時に論理的な分析力・思考力をアピールできなければ、そもそも入社することはできません。
転職エージェントに相談してみる
未経験からコンサルタントに転職したい人は、まずエージェントに相談してみるといいでしょう。
コンサルタントへの転職を支援してきた実績が豊富な転職エージェントなら、そのファームの内情や転職ノウハウを把握しているはずです。
未経験から転職を目指す場合は、手厚いサポートを提供してくれるエージェントがおすすめです。
この記事の監修者
アガルートキャリアは、弁護士・法務・管理部門専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
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