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先端領域で“弁護士にしかできない仕事”を増やすGVA法律事務所

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先端領域で“弁護士にしかできない仕事”を増やすGVA法律事務所

GVA法律事務所
シニアアソシエイト メタバース・エンターテインメントチームリーダー/シニアアソシエイト メディカルビューティー・ヘルスケアチームリーダー
箕輪 洵/五反田美彩

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本記事では、スタートアップ法務を軸に先端領域の法務に取り組むGVA法律事務所のシニアアソシエイト・箕輪洵弁護士と五反田美彩弁護士にインタビューを実施。

GVA法律事務所への転職のきっかけから、生成AI時代に弁護士が生き残るためのマインドセットまで、詳しくお話を伺いました。

GVA法律事務所を牽引するシニアアソシエイト

GVA法律事務所 シニアアソシエイト メタバース・エンターテインメントチームリーダー 箕輪 洵 様

自己紹介をお願いします。

箕輪 GVA法律事務所のシニアアソシエイトの箕輪洵と申します。

私は慶應義塾大学法学部を卒業後、慶應義塾大学ロースクールを修了し司法試験に合格いたしました。現在は当事務所でシニアアソシエイトとして、メタバース・エンターテインメントチームのリーダーを務めております。よろしくお願いします。

五反田 五反田美彩と申します。日本大学法学部を卒業後、立教大学ロースクールに進学し修了いたしました。その後、司法試験を2回受験し合格しております。

当事務所ではシニアアソシエイトで、メディカルビューティー・ヘルスケアチームという医療系のチームリーダーを担当しています。本日はよろしくお願いします。

それぞれのファーストキャリアから法律事務所へ

箕輪先生のファーストキャリアは法律事務所でしたね。最初の法律事務所では主にどのような案件を取り扱っていましたか。

箕輪 企業法務を主に取り扱っていました。当時の弁護士数は全体で6~7名ほどの規模で、一人のボス弁護士の下でアソシエイトとして働いておりました。

企業法務系の案件ではどのような種類が多かったのでしょうか。

箕輪 はい、顧問業務が多かったです。

前職では上場企業から中小企業まで幅広く対応していましたが、スタートアップよりも伝統的な企業の法務を取り扱うことが多かったですね。

そこからなぜGVA法律事務所に入所されたのでしょうか。

箕輪 前の事務所で企業法務の経験は積んでおりましたが、もう少し幅広い分野を取り扱いたいと考えていました。

様々な法律事務所を検討するうちに、スタートアップが新しい価値を世の中に生み出すことに大変魅力を感じ、GVA法律事務所に入所してみようと思ったのがきっかけです。

箕輪先生が現事務所に入所されたのはいつ頃でしょうか。

箕輪 2019年10月です。現在で5年半ほどになります。

五反田先生はファーストキャリアがインハウスローヤーだと伺っていますが、1社目はどのような会社にお勤めでしたか。

五反田 1社目はHOYAサービス株式会社(現・HOYAデジタルソリューションズ株式会社)というHOYAグループの情報システム子会社で、グループ内の基幹システム開発を行っていました。

他社の基幹システム開発も手掛けていましたが、HOYAグループ全体が大きいため、グループ内で扱いきれない小規模な事業も全てHOYAサービスに集約されていました。

そのため、基幹システム開発、勤怠管理SaaS、合成ソフトウェア販売、グループ内のヘルスケア事業、医療機器の製造販売など、多岐にわたる業務を行っていました。

医療機器の製造販売では海外出張も経験しました。

HOYAグループというと、アイシティなどが有名ですね。

五反田 はい、コンタクトレンズのアイシティが最も有名だと思います。ニコンから医療機器事業を買収した会社なので、医療機器の取り扱いが多いグループでした。

そこには何年ほどお勤めでしたか。

五反田 2年間勤務しました。

その会社では法務を私一人で担当していたため、人数の多い法務部での経験も積みたいと考えました。ちょうどそのタイミングでお声がけいただき、凸版印刷へ移ることになりました。

次は2社目の凸版印刷ですね。こちらは法務組織として規模が大きかったですか。

五反田 はい、本体だけでもかなりの人数がいましたし、事業部制を採用していて各事業部にも法務部員が多数所属していました。私は本社で勤務させていただきました。

凸版印刷はスタートアップ支援にも力を入れている会社です。当時、私は1社目で事業の切り出しや親会社への事業譲渡を経験し、M&Aや事業再編に興味を持っていました。

メディカル系の知識も持っていたため、キャリアを継続できるような会社に行きたいと考えて凸版印刷へ移りました。「投資する側も経験できる」と伺い、「では行きます」といった形で入社しました。

そこで何社かの投資案件を経験させてもらい、ヘルスケア分野にも少し携わりました。

企業内弁護士としてキャリアを築いてこられたわけですが、そこからなぜ法律事務所にキャリアの軸足を移されたのでしょうか。

五反田 以前から法律事務所で働きたいという気持ちが強くありました。

会社員として数年間働いた後、3年か5年という区切りのタイミングで法律事務所へ移りたいと常に考えていました。

ちょうど凸版印刷とHOYAでの勤務を合わせて3年ほどのタイミングでしたので、「このあたりでキャリアチェンジも視野に入れようか」と思い立ちました。これまでの経験を活かせるキャリアを探し、GVA法律事務所から内定をいただいたという経緯です。

インハウス経験者が語る GVA法律事務所を選んだ理由

GVA法律事務所 シニアアソシエイト メディカルビューティー・ヘルスケアチームリーダー 五反田美彩 様

転職活動を始めた当時、GVA法律事務所のことはご存知でしたか。

五反田 全く知りませんでした。箕輪さんは知っていましたか?

箕輪 私も正直、当時はあまり知りませんでしたね。

転職活動を通じて「こんなところがあるのか」と発見したのですね。なぜGVA法律事務所を選ばれたのでしょうか。

五反田 その通りです。私がGVA法律事務所を選んだのは、インハウス弁護士だったからという背景があります。

当時、インハウス弁護士が法律事務所へ移るのは難しいと言われていた時代でしたので、私も「法律事務所への転職は難しいのではないか」と思いながら転職活動をしていました。

GVA法律事務所の二次面接は実務体験でした。事務所で実際に契約書レビューを行い、上の先生方がそれを見てディスカッションするという内容です。

その際、担当だった代表の小名木が「この出来なら全く問題ないよ」「このように書ければもっと良かったね」と実務的なフィードバックをしてくれました。

そのおかげで「私の能力でも法律事務所で働けるんだ」と大きな安心感を得られたんです。この実務体験が私にとってGVA法律事務所に入所する決め手となりました。

また、AIによる契約書レビューに取り組んでいる点も重視して探しました。生成AIの登場で弁護士の契約書レビュー業務はいずれ淘汰されていく業務だと思いますし、最先端技術を取り入れようとする姿勢自体が非常にポジティブに映りました。

この2点が大きな決め手だったと思います。

箕輪 私も面接の雰囲気の良さは魅力的だと感じました。

五反田さんの言うとおり面接ではパートナー弁護士の先生方と様々なディスカッションを行う機会があり、その場でもこちらの意見を真摯に聞いてくださる印象を受けました。

非常に優しくフィードバックをいただけたことで、「この事務所なら非常に働きやすそうだ」と感じた点が決め手の一つです。

前職の事務所とは、雰囲気もかなり違うのでしょうか。

箕輪 かなり違いますね。前職では、基本的にボスの下でアソシエイトとして働くという体制でした。クライアントに提出する成果物などは全てボスがチェックし、そのフィードバックを受けてからクライアントへ出すという流れですね。

一方、GVA法律事務所では主に2人体制、多い時には3人体制で案件を担当し、チーム内で成果物のチェックなどを行います。案件ごとに組むチームの先生が異なり、様々な弁護士と仕事ができる点も特徴です。

また、私は2年目~3年目ごろでしたが、中途採用の方はいずれチームの後輩弁護士のチェックを行う立場になります。案件の最終責任者として責任を持って業務を進めるという経験は、前の事務所ではおそらく得られなかったでしょうね。

現在は自分の判断で方向性が決まるという責任を感じながら業務に取り組んでいます。

最先端分野をリードするメタバースと医療ヘルスケア専門チーム

ちなみに箕輪先生は、現在スタートアップ法務の中でも特にどのような案件をメインで担当されていますか。

箕輪 スタートアップ案件は全般的に対応します。また、私はメタバース・エンターテイメントチームのリーダーを務めているので、主にメタバース関連やエンタメ関連の案件が私にアサインされる状況です。

アサインされた後、チーム内でさらに別のメンバーが関わることもありますか。

箕輪 はい。チームにアサインされた後、チームメンバーの中から私が「この案件はこの人と一緒にやろう」と指示したり、「A先生とB先生で進めてください」といった形で業務を進めています。

五反田先生は現在、どのような分野を中心に担当されていますか。

五反田 私はメディカルビューティー・ヘルスケアチームで、医療やヘルスケアといった医療関係や、健康支援アプリ関連、化粧品関係などを中心に担当しています。

クライアントには医療機器メーカーもあれば、医療が絡む分野や化粧品会社もいますが、比較的メディカル系の会社が多い印象です。スタートアップ企業や中小企業から大企業まで取引があります。

クライアント層は幅広くスタートアップの割合が多いですが、先端法務を指向しているからか大手企業も少なくありません。箕輪さんのメタバース・エンターテインメント分野も大手企業が多いですよね?

箕輪 はい、その通りです。スタートアップ企業だけでなく、上場企業から「このような新しいビジネスを立ち上げたいので検討してほしい」というご相談をいただくこともあります。

最先端ビジネスという括りで見ていただいているのか、最近では上場企業が新たなビジネスに挑戦する際のサポートも当事務所の得意分野として認知されるようになってきました。

企業内弁護士の経験が強みに

実際に入所されてみて、企業内弁護士として築いてきたキャリアや経験が活かせていると感じる瞬間はどのような点でしょうか。

五反田 会社の中で決済がどのように行われるのか、事業がどのように組成され、プランがプロジェクトに落とし込まれ、実際に収益を上げる事業になっていくのか、といった一連の流れを間近で見ることができたのは非常に有益でした。

この経験があったおかげで入所後にクライアントに「これは現在どのような段階ですか」といった質問を自然と投げかけやすくなり、ヒアリング能力の向上に貢献していると思います。

さらに細かな点かもしれませんが、事業を創り出す人々に対するリスペクトを強く持てるようになりました。

これもインハウスローヤー時代に、ビジネスを構築し、製品を世に出して販売することがどれほど大変で、収益を上げることがいかに難しいかということを内側から見ることができたおかげです。

企業での経験を通じて、会社組織の動きが見えたこと、そして会社がものを作り出し世に送り出すことの困難さを理解し、クライアントを心から尊敬できるようになったことは、私にとって非常に良い経験だったと考えています。

クライアントに「戦友」認定を受けた

入所されてから、特に印象に残っている案件があればお聞かせいただけますでしょうか。五反田先生いかがですか。

五反田 入所して半年ほど経ったころ、あるクライアントで種類株式を用いて億単位の資金調達を何度か経験しました。

私も入所したばかりでしたが、クライアントのCFOもまた入社したばかりだったのです。CFOとは頻繁に電話で連絡を取り合い、ディスカッションしながら案件を進めました。ファイナンスは時間との勝負ですから、時には土日も連絡を取り合うことがあります。

今でもそのCFOとお話しすると「あの時から戦友だと思っている」と言っていただけることがあり、非常に嬉しく感じますね。この経験はとても印象に残っています。

法律事務所での仕事はどのようにしてキャッチアップしていかれたのでしょうか。

五反田 箕輪さんが先ほど話したように、当事務所では基本的にクライアントに対し弁護士が必ず2名体制で担当します。

当時は先輩弁護士と私で協力しながらキャッチアップを進めました。特にそのファイナンス案件は非常に複雑であったため、3人体制に増やして対応したのです。

上の先生方に見ていただきながら、私もクライアントと密にコミュニケーションを取り、皆で書類を修正していくような形でした。

また、当事務所は中途入所者向けのスタートアップファイナンス関連の研修も充実しています。ただ、研修で基礎的な知識はもちろん学べますが、座学と実務では全く異なるため、座学で土台を築いた上で実務に深く関わり、そこで学ぶという経験をしました。

何の知識もないままいきなり実務に当たるのではなく、しっかりと基礎を習得できる環境が整っているのですね。

五反田 おっしゃる通りです。

未知の法律問題を解き明かす弁護士としてのやりがい

新しいビジネスが生まれるたびに、新しい問題が生じてきますよね。

箕輪 そうですね。ビジネスの新しさだけでなく法律自体も変化しますし、それに基づく法的論点も新しくなります。どのように対応すべきかという明確な解がありません。

それでも現在、非常に楽しんで業務に取り組んでいます。

今ではメタバースなどを主に扱っていますが、そもそもメタバースという概念が現れた当初は、当然ながら世の中にメタバースに関する法的な知見なんて存在しなかったわけです。

ですからメタバース内で発生した紛争やトラブル、例えばメタバースでのストーカー行為やつきまとい行為に対してどう対応すべきか、といった点が論点になりました。

現実世界の刑法や条例を、仮想空間における人間関係にそのまま適用することはできません。「既存の法律の中でその問題をどう処理するのか」という点が議論されます。

もし法律が存在しない場合は、行政庁がどのように考えているのかをリサーチすることもあります。

このように未知の問題にも数多く直面できる点が、当事務所の大きな特色であり、やりがいの一つだと感じています。

GVA法律事務所の魅力 自由な議論と知識を共有する文化

入所後に「ここは非常に良かった」と感じた点はありますか?

箕輪 当事務所は良い意味で若い事務所だと感じています。

設立から10年以上経過していますが、所属弁護士には若い先生が多く、様々な法律問題やクライアントの課題に対し、自由闊達に議論を交わしています。

上下関係の隔たりがなく、一人の弁護士として意見が聞き入れられ、パートナーや代表弁護士と共に議論しながら業務を進められる雰囲気が非常に良い点です。

弁護士として自身の意見を持って業務を進められることは、当事務所の大きな魅力であると考えています。

五反田 GVA法律事務所はスタートアップ業界では一定の知名度があるため、多岐にわたるジャンルの会社から相談が寄せられるのが非常に面白いです。

幅広いクライアントが来てくださるので、自分が取り組みたいジャンルの業務に携われる機会が生まれます。私自身もメディカル分野に「挑戦したい」と表明したことで、携わるようになりました。ちなみに現在あるチームの中で最も新しいのは宇宙航空分野です。

自分が立ち上げたいチームを作って独自のクライアントを獲得することも可能ですし、既存の案件があれば希望する弁護士に振り分けられます。このように自分のやりたい仕事に取り組みやすい環境であるという点が、入所後非常に良かったと感じているポイントです。

もう一点、当事務所の弁護士は知見を共有することに全く抵抗がない点もすばらしいことだなと思います。事務所全体で情報共有ツールがあり、対応した案件は全てそこに格納される仕組みになっているんです。

類似案件の過去事例が知りたければ検索すれば見つかりますし、Slackの「#help-everyone」チャンネルでは、必ず誰かが名乗り出てくれるような雰囲気があります。

今のところナレッジを体系化して共有するまでには至っていませんが、互いに共有しようという意識は醸成されていると感じています。

やりたいことを実現する場所 チーム組成と案件開拓の自由

アソシエイト弁護士であっても案件の開拓は自由。興味のある分野を自ら切り開いていくチャンスがある。

興味のある案件が多く、取り組みやすいというお話がありました。チームを立ち上げることも可能とのことですが。

五反田 はい、可能です。宇宙航空のチームも、「やりたい」という意欲を持つ方がいたことからチーム化していった経緯があります。

箕輪 メタバース・エンターテインメントチームも、そのようにして発足しました。私たちが入所した当時はチーム制がまだ始まったばかりでしたしね。

私は知財分野を中心に扱いたいという思いがあったのですが、当時のGVA法律事務所には知財を専門的に扱う弁護士がそれほどいなかったのです。

そこで、私がGVA法律事務所の知財案件を集めて知識を集約するなど、知財分野全体を牽引したいと考え、知財チームを立ち上げました。

このように「やりたい」と表明すれば事務所が全面的に応援してくれますし、むしろ積極的に推進してほしいという雰囲気もあります。

そこから事務所内チームの再編があり、当時の知財チームが現在のメタバース・エンターテインメントチームとなっています。

アソシエイト弁護士の方々もご自身で案件を開拓するケースは多いのでしょうか。

五反田 はい。アソシエイト弁護士もご自身で案件を獲得されている方は多くいらっしゃいます。これは事務所からの強制ではなく、アソシエイトの方も取り組みたい案件があれば積極的に獲得して良いという方針です。

シニア以上の立場になると事務所全体のことも考慮するため、営業活動も意識するようになりますが、自分の好きなクライアントにアプローチする機会は十分にあります。

箕輪 例えば世の中では、スタートアップ関連のイベントやエンタメ業界関係者が集まるイベントが開催されています。

アソシエイトでも自由にイベントに参加し、知り合った方々から依頼を受けて自身が担当するという形も珍しくありません。

リモートワークと柔軟な時間管理

近年ではリモートワークも広がっているかと思いますが、現在お二人の働き方はどのような状況でしょうか。

箕輪 当事務所ではリモートワークが許可されています。ただし基本的には週に2回事務所へ出勤するように定められています。私は週に1~2日はリモートワークで、週に3~4日は事務所へ出勤するという働き方をすることが多いです。

現在、打ち合わせはオンラインミーティングが主流ですので、オンラインミーティングが集中している日は、そのまま自宅で勤務するという形を取っています。

事務所で様々な書籍を閲覧したり、他の弁護士と直接コミュニケーションを取る方が仕事が円滑に進むと感じる場面では事務所へ出勤することが多いですね。

出勤回数なども厳密に決められているわけではなく、自由に選択されているのですね。

箕輪 比較的自由にさせてもらっています。

五反田 私も同様です。弁護士は週に2回の出勤が原則ですが、私は企業への出向も行っているため週1~2回の出勤でよいということになっています。

そのため私はほぼフルリモートに近い形で業務を行っており、事務所への出勤は週に1回程度です。かなり特殊なケースではあります。

ただ、事務所全体でリモートでも業務を進められる体制が整えられてきました。判例や書籍をオンラインで閲覧できるツールも事務所で契約していますし、ナレッジ共有も全てオンラインでアクセスできる形で管理されているため、在宅でも業務が可能です。

時期や案件によって異なると思いますが、GVA法律事務所の一般的な弁護士の勤務時間帯はどのようになっていますか。

箕輪 人によってスタイルがかなり異なります。私は夜型なので、10時~10時半頃に勤務を開始し、平均して20時~22時頃に退勤することが多いです。

朝型の先生はもっと早く、7時~8時頃から働き始め、早く切り上げる方もいらっしゃいます。

五反田 コアタイムは午前10時半から16時半までと定められており、その時間帯は業務に当たる必要がありますが、朝と夕方のどちらに働くかは自由という形です。

私は午前10時頃に業務を開始し、平均して19時頃に業務を終えることが多いです。業務が詰まっている時は22時~23時頃まで稼働することもあります。

普段は土日には稼働しませんが、本当に忙しい時には土日も働くことがあります。

本当に人それぞれですね。

箕輪 入所直後など、スタートアップファイナンスのような専門的な分野では、書籍や様々な文献を一から調べる必要があるため、どうしても多忙になり土日も業務せざるを得ない時期は正直ありました。

しかし、経験を積んで自分のスタイルが確立されてきた現在では、このような働き方になっています。

透明性の高い評価制度と手厚いフィードバック体制

お話しいただける範囲で結構ですが、評価制度はどのような仕組みになっていますか。

五反田 当事務所の評価制度は非常に明確に定められていますね。年に2回、6月と12月に、それまでの半年間の評価を行います。

評価は主に情意評価と能力評価の二種類です。

情意評価は、GVA法律事務所が求めるコアバリューやパーパスといった要素をどれだけ体現できているかに関して約10項目で評価されます。

また実務的な能力についても約10項目で評価点が決まり、その期の報酬額がその評価によって変動します。

賞与は基本的に売上と連動して決定される制度です。

ある程度の見通しが明確に見えてくるのでしょうか。

箕輪 はい、半年ごとに面談も実施されます。

その評価に基づき、「現在できている点はここですが、この点はもう少し伸ばした方が良いでしょう」といった具体的なアドバイスを率直にいただけます。

もし面談の中で「自分はもう少しこういったことに挑戦してみたい」といった希望を伝えれば、「では、もう少しこのような動き方をしてみたら良いのではないか」といった具体的な助言も得られます。

フィードバックに関しては、半年に一度の面談の他に、現在2か月に一度のフィードバック面談が設けられています。

この時は厳密な数値評価は行いませんが、その期間の業務について担当の先輩弁護士と一緒に「こうだったね、ああだったね」と振り返ったり、抱えている悩みを相談したりする場となっています。

五反田 評価点が明確に出るため「足りない点はここだから、このように改善した方が良い」といった具体的な指示が行われたり、次期の目標についても面談で話し合われたりします。

そのため自分が受けた評価の理由が分からないような不透明な状況に比べると、非常に明確に評価が示されると感じています。

半年に一度の評価のタイミングでは、自己評価で点数をつける機会も設けられています。

自身の評価と事務所の評価がどのように異なったのかを確認し、認識のずれが生じた点について面談で話し合うため、評価に対する不透明さから生じる不信感はあまりないと感じます。

GVAの弁護士に共通する資質 クライアント貢献と円滑なコミュニケーション

現在、恵比寿のオフィスには20数名の弁護士が在籍していると伺っておりますが、在籍している弁護士の方々に共通する点、例えば「このような人が多い」といった特徴があれば教えていただけますでしょうか。

五反田 はい、当事務所には様々なタイプの弁護士がいると感じています。

私のように積極的にコミュニケーションを取りクライアントを獲得していくタイプもいれば、堅実な知識を基盤とする弁護士像の方もいらっしゃいます。

しかし、そのどちらのタイプにも共通していると感じるのは、クライアントとのコミュニケーションを楽しむ方が多いという点です。

クライアントへのリスペクトを忘れず、クライアントの事業やビジネスをいかに支援していくかを考えることに喜びを感じる方が多いのではないでしょうか。

比較的明るい方が多いという特徴もありますね。

箕輪先生はいかがですか。

箕輪 五反田さんのおっしゃる通りだと思います。

タイプはそれぞれ異なりますが、クライアントの挑戦を支援したいという思いを持って業務に取り組んでいる点は共通していると考えます。

もう一つ挙げるとすれば、当事務所ではチーム制で案件を進めるため、様々な弁護士と協力して業務を行います。

その中で多くの弁護士とコミュニケーションを取ることになりますが、所内でのコミュニケーションを苦手とする先生はいないと感じます。

どのような立場の弁護士であっても、コミュニケーションをしっかりと取れる事務所なので、皆がコミュニケーションを負担に感じていない雰囲気が伝わってきます。

あまり階層的ではない、という感じでしょうか。上の立場の方が言うから皆が黙って聞くというよりは、立場に関わらず意見が活発に交わされる環境や雰囲気があるということですか。

箕輪 全体としてはそのような傾向にあると考えます。

もちろん、パートナー、シニアアソシエイト、アソシエイトという職位があり、それぞれに求められる役割も異なりますし、パートナー会議で決定される事項もあります。

しかし、それをただ受け入れるしかないわけではありません。アソシエイトが意見を持っていれば発言できる「アソシエイトミーティング」という制度もあります。

これはアソシエイトのみで議論を行い、「事務所としてこの方向に進むべきではないか」といった意見を提案できる場となっています。

そのような制度があるのですね。

五反田 アソシエイトミーティングはそもそもアソシエイト自身が発案し、彼らが主体となって始めたミーティングです。

シニア以上のパートナー層から一人だけ参加しますが、そのパートナーは絶対に意見を言わず、アソシエイトの議論を見守る形です。

アソシエイトが話し合い、まとまった意見はパートナーとシニア層に持ち上がり、事務所としてどうするかを検討する、ということを行っています。

1on1もあります。マネジメントチームが組織されており、マネジメント担当者が何名か任命されています。

シニア層がアソシエイト、パートナー層がシニア層の1on1を担当し、2週間に一度実施しています。

1on1では話せる範囲で最近の体調や、業務に関する悩み、今後何をしていきたいか、どのような成長を望むか、といったことを聞きます。

アソシエイトから「このような点に疑問があるのですが、どうでしょうか」「この先生との案件の進め方に悩んでいます」といった相談が寄せられたら、マネジメントチームで相談して解決を図るといったことも行っています。

いくら若い事務所とはいえ、トップと一番若い弁護士の間にはどうしても隔たりがありますので。

その通りですね。

五反田 その隔たりをいかに埋め、後輩たちの感覚も含めてどのように受け止めるか、そのためのシステムをどう構築していくかを日々悩みながら制度も改善しつつ取り組んでいます。

弁護士キャリア形成で大切なこと AI時代の弁護士の役割

弁護士が専門性を獲得するために重要なことは、「まずやってみること」だと語る。

例えば、弁護士としてキャリアを築いていく上で、専門性をどこに定めるかなど、様々な視点があると思いますが、お二人が大切にされていることはどのような点でしょうか。

箕輪 キャリアをどのように築いていくかについては、本当に個々人のスタイルがあると考えます。

私がGVA法律事務所に入所しキャリアを築く上で良いと感じているのは、自分のやりたい分野に積極的に飛び込み、その方向性の案件をどんどん手がけていくと、自然とその分野の内情や法律知識が深まっていくことです。

それが次の案件へとつながることもありますので、自分のやりたい方向性があるならば、その世界に飛び込んでみることが、最終的には自身のキャリアにとって良い影響をもたらすと感じています。

少々意地悪な質問になってしまうかもしれませんが、「特にやりたいことがない」という方もいらっしゃるかと思います。そのような場合、どうすれば良いでしょうか。

箕輪 そのような方は、もしかすると現在の環境が合っていないのかもしれません。

もし「やりたいことが見つからない」という状況に違和感を抱いているのであれば、もう少し外の世界に目を向けてみるのも一つの選択肢だと思います。

転職を経験した立場だから言えることかもしれませんが、そのように感じますね。

五反田先生はこの点いかがでしょうか。

五反田 私は弁護士としてキャリアを積む上で最も大切にしているのは、「繋がり」です。私が目指す弁護士像は、人と人のハブとなるような弁護士です。

私は人とコミュニケーションを取ることが非常に好きですし、自分が良いと感じる友人やクライアントが、また別のクライアントと繋がっていくのを見るのが大変好きです。

そのため、私は人とのコミュニケーションや自身の繋がりを増やしていくことに重きを置いています。将来は人と人をつなぐ「お節介おばちゃん」のような存在になりたいんですよね(笑)。

ですから積極的に外に出て、自分の好きな分野を開拓することが許されているこの環境が非常に合っていると感じています。

お二人ともスタートアップ法務や最先端の法務案件に携わることが多いと存じますが、お二方から見て、これから弁護士ニーズがさらに伸びると予測される領域はどのあたりでしょうか。

箕輪 スタートアップ法務自体は、今後もまだまだ伸びていく分野だと思います。一方で、日々感じているのは、AIが急速に発展している点です。

例えばChatGPTに質問すればそれらしい回答が得られるようになり、クライアントからも「ChatGPTに聞いたらこう言っていたのですが、これについてどう思いますか」といった質問が増えています。

このままAIが進化し続ければ、簡単な法律相談はAIで完結してしまう時代がすぐに訪れるのではないかと感じています。

そのため、簡易的に答えられる質問や契約書レビューといった業務ではなく、弁護士にしか解決できない領域を提供できる弁護士が求められるでしょう。

抽象的な表現になりますが、ビジネスやクライアントの意図を深く理解し、「この弁護士に聞けば、本当に我々に最適な回答をくれる」とクライアントに信頼される、最終的には人間ベースの対応が重要になる領域が増えてくるのではないかと感じています。

もちろん、AIでは答えられない専門領域をさらに深掘りし、「弁護士でなければ信頼できる回答が得られない」という専門性を追求することも必要になると考えます。

五反田 次に求められるのはおそらく学習元がないもの、つまり創造し、作り上げていかなければならないものだと考えています。

ここでいう「作る」とは、アイデアそのものではなく、新しいビジネスに対して現在の法律に照らしてどのような判断がされるのか、という点です。

いわゆる適法性リサーチのような領域のニーズは変わらないと予測しています。特に最先端で新しい分野であれば、そのニーズは揺るがないでしょう。

もう一点感じるのは、インパクト投資やSDGs、多様性といった概念が盛んに議論されていますが、これは人間が豊かに暮らしていくためにどうすべきかという点に焦点が当てられていると思います。

その成果は結局のところ使い手次第であり、人間があらゆるツールを使ってどのように豊かに生きていくべきか、といったジャンルは今後増加すると考えています。

私が担当するヘルスケアはそれらの概念と親和性が非常に高い分野ですが、それ以外のジャンルでも「人がどう生きていくか」という根源的な命題は決してなくならないものです。

そのような観点から考えると、先端的な法務や、事例がなく明確な解が存在しないような案件は、今後どれだけ技術が発展しても弁護士へのニーズが減ることはなさそうですね。

五反田 そうですね。

定型的な契約書を見るような業務については、究極的には世界共通の雛形ができてそれを使って契約するだけで済むようになれば良いとさえ思っていますので、その意味では契約書業務は減っていくでしょう。

しかし、交渉や人ベースの業務、何かを創り出すような仕事は決してなくならないと思います。

未来を拓くキャリアのために 情報収集と挑戦の重要性

最後に、主にキャリアに関する情報収集をされている弁護士の方々に向けて、お二人から一言ずつメッセージをお願いします。

箕輪 転職を経験して感じたのは、実際にその環境に身を置いてみなければ見えてこなかった景色が確かに存在するという点です。

もしご自身の将来について「もう少しこうしたい」「このようなことに挑戦してみたい」という気持ちが少しでもあるならば、まずは情報収集を進め、実際に話を聞いてみることが非常に有益だと考えます。

私自身もGVA法律事務所に入所して本当に良かったと感じていますので、皆さんもそのようなキャリアを実現できることを願っています。

五反田 私は弁護士資格を、自分の人生を自由に選択できる資格だと考えています。私自身も3社目の勤務経験となり、自身のキャリアを自由に選んできたと感じています。

ご自身のキャリアを検討されている方も多いかと存じますが、弁護士資格という自由を最大限に活用し、ご自身が最も活躍したいと思える場所を見つけることが何より大切だと考えます。

本日の話を聞いてGVA法律事務所に興味を持たれた方は、ぜひ一度話を聞きに来てみてください。

本記事の内容は動画でもご視聴いただけます
動画:企業内弁護士の経験が生きる法律事務所|未知のスタートアップ法務領域への挑戦
GVA法律事務所 シニアアソシエイト メタバース・エンターテインメントチームリーダー
慶應義塾大学法学部を卒業後、同大学ロースクールを修了し司法試験に合格。企業法務を中心とする事務所でキャリアをスタートし、顧問業務を通じて上場企業から中小企業まで幅広く対応した。その後、スタートアップ支援に強い関心を抱き、2019年にGVA法律事務所へ入所。現在はメタバース・エンターテインメントチームのリーダーを務め、先端領域の法務支援を牽引している。
GVA法律事務所 シニアアソシエイト メディカルビューティー・ヘルスケアチームリーダー
日本大学法学部を卒業後、立教大学ロースクールを修了。司法試験に合格後、HOYAサービス株式会社(現・HOYAデジタルソリューションズ)で法務を担当し、医療機器事業や海外案件にも従事した。その後、凸版印刷の本社法務部に勤務し、M&Aや投資案件、ヘルスケア分野の案件に携わる。インハウスでの経験を経て法律事務所への転身を決意し、GVA法律事務所に入所。現在はメディカルビューティー・ヘルスケアチームのリーダーを務めている。
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