コンサルがつまらないと感じる理由と、向いていない人の特徴
- 更新日:2025.08.22
コンサルタントとして働き始めた当初は仕事に対してやりがいを感じていた人も、数年経って「つまらない」と感じてしまうことがあるようです。
「コンサルの仕事が肌に合わなかった」「やりがいがなくつまらない」など人によって理由は異なります。
この記事では、コンサルがつまらないと感じる理由や、つまらないと感じた時の対処法について解説します。
INDEX
コンサルタントは「つまらない仕事」なのか
「つまらない」には、くだらない、取るに足りないなどの意味があります。
コンサルタントの仕事がつまらないかどうかは、その人の考え方や性質によります。
人によってはつまらないと感じることもある
コンサルタントに限らず、仕事に対して「つまらない」と感じられることがあるでしょう。
コンサルの場合、その人の性質や考え方がファームとマッチしないとつまらなく感じてしまう場合があります。
他にも、
- ルーティンワークが続いている
- やりがいが感じられない
- 希望するプロジェクトに携われない
等の理由から「つまらない」と感じられる方もいるようです。
プロジェクトや時期によっても変わる
コンサルタントの仕事には、
- PMOコンサル
- 業務コンサル
- SAPコンサル
などの種類があります。
それぞれの仕事に特徴があり、自分に合わない仕事を任された際にはやりがいを失ってしまいます。
ルーティンワークとして日々続いていく業務もあるため、そういった仕事にやりがいを感じられない方にとっては、つまらないと感じてしまうでしょう。
また、プロジェクトの中の一部の業務はつまらない、などと感じることもあるでしょう。
総括すると、つまらないと感じる=やりがいが少ない、といえるかもしれません。
コンサルタントの仕事がつまらないと感じる理由
実際にコンサルタントとして働いていて、「仕事がつまらない」と仰る方にその理由を伺うと、主に以下の4つに分類できます。
仕事の必要性が感じられない
コンサルティングの仕事に対して必要性を感じられず、「何のために仕事をしているのか」がわからなくなり、つまらないと感じてしまうパターンです。
たとえば、PMOコンサルなどの仕事を任せられた場合には、雑務に近い仕事が多くプロジェクトに問題が起きないと参加できません。
第一線で活躍できないことが嫌だ、つまらない、と感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
ルーティンワークが続いている
コンサルタントはルーティンワークが多い職業です。
特に従来の業務フローを見直し、新しい業務フローを作成・提案する「業務コンサル」は、インプットする情報が比較的少なく、同じような仕事を担当ケースがほとんどです。
同じ作業を続けるのが苦手な人にとっては、モチベーションが下がってしまう1つの要因ともなりうるでしょう。
仕事ぶりが評価されない
入社してしばらくの頃は、仕事が評価されないと悩まれるケースも珍しくありません。
自分の仕事が認められない期間が続くと、仕事にやりがい・楽しみを感じられなくなり、結果的に短期間で辞めてしまう人もいらっしゃいます。
自分がコンサルタントの仕事に向いていない
自分の考え方や性格がコンサルタントという職業に向いていないと、つまらないと感じやすいです。
次の項目では、コンサルタントに向いていない人の特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
コンサルタントに向いていない人の特徴
ここでは、コンサルタントに向いていない人の特徴を3つ紹介します。
コミュニケーションを積極的に取れない
コミュニケーションを取るのが苦手な人は、コンサルタントに向いていません。
社内のメンバーやクライアントとコミュニケーションが取れないと、仕事が円滑に進まなくなるためです。
コンサルタントは、ほとんどの場合、同僚や上司と連携しながら仕事を進めていきます。
自分から相手に伝えるのが苦手であれば、コミュニケーションが滞ってしまいます。
コミュニケーションがうまく取れないと、必要な情報を伝えられないだけでなく、受け取ることもできません。
社内で孤立してしまう可能性もあり、結果的に「仕事がつまらない」と感じる原因にもなります。
新しいことを学ぶ気力がない
コンサルタントは案件ごとに新しい知識が必要になることも多いです。
性格的に新しいことを学ぶのが嫌いな人は、コンサルタントの仕事が務まりません。
論理的な思考や説明ができない
論理的な思考力や解説力がないと、クライアントを満足させる仕事ができません。
論理的な思考を持っていないと、コンサルタントとして成果を出せないため、仕事がつまらないと感じることもあるでしょう。
つまらなくてもコンサルを続けるべきか
コンサルがつまらないと感じる人の中には、コンサルタントをやめようと考える方もいらっしゃるでしょう。
ここからはコンサルがつまらないと思いながらも、退職せずに、働き続けるべきかを考えます。
コンサルタントは年収が高い
コンサルタントは他の職業と比較して、年収が高い傾向にあります。
収入をモチベーションにできる場合は、コンサルタントの仕事を続けた方がいいかもしれません。
コンサルタントは努力と結果次第で大きな収入を目指せます。
仕事がつまらないと感じても、成果を出せば徐々に給料に反映されていくため、いますぐにコンサルタントを退職するべきではありません。
多くのスキルや自信がつく
激務ともいわれるコンサルタントとして働くことで、多くのスキルや自信が手に入ります。
自信がつけば、仕事が楽しくなっていくこともあります。
もし転職をする場合にも、その経験やスキルは有利に働くでしょう。
そのまま続けることがデメリットになることも
上で述べたように、コンサルタントとして仕事を続けるメリットもありますが、一方で、つまらない仕事を続けていくことはストレスになります。
また、つまらないという気持ちで仕事をしていると、仕事に精が出ず、結果的に周囲に迷惑をかけてしまうケースもあるでしょう。
モチベーションが全くないという場合は、早期に次のキャリアを検討された方が良いかもしれません。
コンサルタントの仕事がつまらないときの対処法
最後に、コンサルタントの仕事がつまらないと感じた時の対処法として、5つ紹介します。
コンサルの面白さを改めて考える
コンサルタントの仕事に面白さを見出している人はたくさんいます。
そういった人たちを参考に、どうすれば仕事が面白くなるのかを考えてみましょう。
もしかすると、自分の中に仕事が「つまらない」という固定観念が存在しているかもしれません。
その認識を少し変えてあげるだけで仕事の楽しさを実感できるケースもあります。
まずは、コンサルタントの仕事内容の中で、最も楽しいと感じる仕事はどれかを見つけてみましょう。
社内のネットワークで業務のコツを学ぶ
コンサルファーム独特の風習やコツを学ぶことで、仕事が面白くなるケースもあります。
同僚や先輩の仕事ぶりを参考に、自分の働き方を今一度見直してみてください。
今まで激務だと思っていた仕事内容が、意外と簡単だと感じられ、仕事が楽しくなるかもしれません。
達成しやすい身近な目標を設定する
身近な目標を設定し、1つずつクリアしていくことで、仕事にやりがいを見出す方法です。
1ステップずつ着実に成長を実感できるため、コンサルタントとしての経験・能力を無理なく身につけていけるでしょう。
上司やマネージャーに仕事がつまらないことを相談する
仕事がつまらないことや、やりたい仕事内容などを上司やマネージャーに相談する方法です。
チャンスがあれば、自分の担当したプロジェクトを任せてもらえるかもしれません。
転職を視野に入れて行動する
コンサルの仕事がつまらないなら、転職を視野に入れることも方法です。
コンサル経験者には、別のファームへの転職や、事業会社の経営に関わるポジションへの転職などさまざまな選択肢があります。
将来的に働きたい会社や業界があれば、その環境で求められる経験を、いまの環境で得られないかを考えてみましょう。
キャリアビジョンの実現が近づき、やりがいにもなり、仕事に面白さを見いだせるかもしれません。
この記事の監修者
アガルートキャリアは、弁護士・法務・管理部門専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
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