企業内弁護士が増加している理由
- 更新日:2024.12.26
企業内弁護士とは企業に雇われる専属の弁護士のことで、インハウスローヤーと呼ばれることもあります。
近年、企業内弁護士は認知されると共に、その数が増加しています。
この記事では企業内弁護士が増加している理由を考えていきます。
▶弁護士のキャリアパスをリーガル専門の転職エージェントが解説
→ 弁護士の求人一覧はこちら
PEファンド、有名企業、事務所などの アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人を最速で受け取れるメルマガ配信中
INDEX
企業内弁護士は10年間で約6倍に増加
2001年度に66人だった企業内弁護士の数は年々増加し、2020年度に2,629人となっています。
直近10年間では2010年度の428人から、約6倍に増加しています。
直近5年間の推移は以下の通りです。
| 年度 | 企業内弁護士数 |
| 2016年度 | 1,707人 |
| 2017年度 | 1,931人 |
| 2018年度 | 2,101人 |
| 2019年度 | 2,410人 |
| 2020年度 | 2,629人 |
引用:日本組織内弁護士協会「企業内弁護士数の推移」
企業内弁護士を多く抱える企業上位10社
企業内弁護士を多く抱える企業上位10社は以下の通りです(2020年度)。
| 順位 | 企業名 | 企業内弁護士数 |
| 1位 | ヤフー | 39人 |
| 2位 | LINE | 26人 |
| 3位 | 三井住友銀行 | 24人 |
| 3位 | 三菱商事 | 24人 |
| 5位 | アマゾンジャパン | 22人 |
| 5位 | 野村證券 | 22人 |
| 7位 | 三井住友信託銀行 | 21人 |
| 8位 | 双日 | 20人 |
| 8位 | 三井物産 | 20人 |
| 8位 | 三菱UFJ銀行 | 20人 |
引用:日本組織内弁護士協会「企業内弁護士を多く抱える企業上位20社の推移」
大手企業が多くの企業内弁護士を抱える傾向にあります。
業界に囚われず企業内弁護士の数は増えていますが、特にITや金融、商社で企業内弁護士の需要が高くなっています。
なお2017年以降、ヤフーは毎年1位を維持しています。
企業内弁護士が増えている理由
企業内弁護士が増えている理由は、
- 法務リスクへの対応を重視する企業が増えているから
- 企業のグローバル化が進んでいるから
- 弁護士人口が増えているから
の3つが考えられます。以下で詳しく解説します。
法務リスクへの対応を重視する企業が増えているから
企業活動において法令違反があり紛争が生じると、損害を賠償する必要や訴訟事件に対応するためのコストが生じたり、企業の社会的信用が低下します。
昨今のコンプライアンス意識の高まりにより、法務リスクへの対応を重視する企業が増えています。
法務リスクに迅速かつ適切に対応するために、企業内弁護士が求められています。
企業のグローバル化が進んでいるから
国際的な取引をする場合や海外進出をしようとする場合、日本国内とは異なる法的ルールに迅速に対応する必要があります。
法的ルールの理解や対応能力の高い弁護士が企業内にいれば迅速に対応することが可能です。
企業のグローバル化の進展に伴い、企業内弁護士の採用数が増えていると考えられます。
弁護士人口が増えているから
司法制度改革の一環で2006年に現行の司法試験制度が実施されて以降、2019年まで弁護士人口は毎年1,000人以上増加しています。
登録弁護士の数は2000年3月に17,126人でしたが、2019年3月に4,1118人に上っています。
企業内弁護士が増えた要因の1つに「法律事務所に就職することができなかった弁護士がやむを得ず企業内弁護士になっている」という意見があります。
コンプライアンス等、企業法務に対する意識が高っている事情から察するに、従前から企業内弁護士に対する需要は企業側にはあったものの供給が全く追い付いていなかったのが、近年やっと供給が追いついてきたと言えるでしょう。
参考:日本弁護士連合会「弁護士人口」
特に企業内弁護士が増えている業界と特徴
特に企業内弁護士が増えているIT業界、金融業界、商社についてその理由や背景を考察します。
IT業界
IT業界は日々急速に進化しています。
法整備が追いついていないという実情があり、未知の問題や前例のないトラブルが多発し得ます。
例えば開発したアプリなどのサービスが法的な問題はないか、問題が起きた場合にどう対処とするかといった未知の問題に対応する必要があります。
よって、IT業界では業界や企業の事情に精通した法律の専門家として企業内弁護士を必要とするニーズが増えていると考えられます。
金融業界
金融業界はお金を扱うため利害関係が絡んだ複雑な問題が発生しやすいです。
また、金融業は貸金業法や金融商品取引法、銀行法など様々な法律によって規制されています。
企業が取扱っている商品や行っている取引が法令に違反しないかを確認すると共に法改正にも対応する必要があります。
適法に金融業を行い、紛争を未然に防止するためには、金融業に詳しい弁護士が必要です。
そのため、深い知識を有する企業内弁護士が求められる傾向にあります。
商社
商社では日々契約を締結し取引を繰り返すため、契約書のチェックや契約締結の適法性が重要です。
近年は外国企業との取引も増えているため、チェック項目や関連する規制が多くなっています。
そこで、企業の実情に詳しい弁護士が契約書や契約をリーガルチェックする必要があります。
こういった背景から、商社における企業内弁護士の必要性は高まっているようです。
▶インハウスローヤーへの転職でエージェントを活用するメリット
弁護士の転職でアガルートキャリアを活用するメリット
アガルートキャリアは、弁護士や法務などのリーガル領域を中心とした管理部門専門の転職エージェントです。
多くの司法試験合格者を輩出している「アガルートアカデミー」のグループ会社が運営しています。
リーガル領域の人材の資格取得~キャリア形成までサポートを行っています。
転職活動において、弊社を活用いただくメリットをご紹介します。
独自の求人をご紹介可能
弁護士や法務などのリーガル領域に強い転職エージェントだからこそ、大手弁護士事務所、多様な弁護士事務所、国内外大手企業(メーカー、IT、商社、金融)の企業内弁護士・インハウス、スタートアップなど豊富な求人や機会をご紹介可能です。
- 大手法律事務所
- 企業内弁護士/インハウスローヤーへの転身
- スタートアップの幹部、CLOなど
- 一般民事から企業法務への転身
など経験やご希望年収、働き方など様々な要望に応じた求人をご紹介しています。
豊富な実績をもとにした書類作成・選考対策のサポート
弁護士の募集は、専門性が高く、一般的な書類作成のノウハウが適用できないこともあります。
専門性の高い職種だからこそ抑えるべきポイントやコツがあります。
そうした書類の作成や選考対策を領域専門のアドバイザーがサポートしています。
中長期のキャリアに関してもご相談ください
プロジェクトや案件の状況、求人の内容次第で転職を考えたいという方もいるでしょう。
弁護士の中途採用(大手事務所/インハウスローヤー)などはポジションが少なく、魅力的な求人ほどすぐに埋まってしまうことがあります。
すぐにではなくとも、ご希望や条件を一度面談でお伝えいただければ、ご要望にあった求人や機会を都度ご紹介します(個別連絡やメルマガ)。
相談は無料です
弊社との面談はすべて無料です。面談を行って頂いたからといって、すぐに求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き支援しております。
転職活動は事前準備が成功のカギ!枠数限定で面談を行っています
納得でき、条件面でも恵まれた転職を実現するには、
- 情報収集
- 選考対策
の2つが必要不可欠です。
弊社の感覚値ですが、90%以上の方の準備が不足しています。
- 良い機会(求人)があるのにその情報にアクセスできなかった
- レジュメ、選考の準備が不足しており見送りになってしまう
といった方々を多く見てきています。
常に転職サイトを見るようなことは非常に手間ですので、弊社のような特化型エージェントをうまく活用いただければと思います。
少数精鋭の専門アドバイザーが面談を行うため、面談数は限定で行っています。
面談ご希望の方は、お早めに以下のフォームよりご相談ください。
東京国際法律事務所の代表弁護士・アソシエイトのインタビューを公開中
アガルートキャリアでは、You Tubeチャンネルも運営しています。
リーガル領域でのキャリアに関する情報源の一つとして、是非ご活用ください。
PEファンド、有名企業、事務所などの アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人を最速で受け取れるメルマガ配信中
この記事の監修者
リーガル専門コンサルタントとして、弁護士・法務人材を中心に転職支援を行う。中国発大手テクノロジー企業の日本法人にて創業メンバーとして事業開発・推進に従事。スタートアップ〜大手事業会社での事業開発、マネジメント経験を有していることから、様々な角度からの俯瞰したアドバイスを強みとする。
自身では探せない非公開求人をご提案
アガルートグループが運営する
多数の非公開求人を保有