弁護士が独立・開業すると悲惨?「食えない」「稼げない」噂は本当か
- 更新日:2025.07.09
今回は、地方で法律事務所を運営されている、中川先生にインタビュー。
- 1所目の入所の決め手
- 1所目での仕事内容
- 独立開業を決めたきっかけ、時期
- 独立開業後の働き方や年収
- これから独立を考えている方へのアドバイス
などを伺いました。
→ 弁護士の求人一覧はこちら
PEファンド、有名企業、事務所などの アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
非公開求人を最速で受け取れるメルマガ配信中
1所目での仕事内容
――民間企業に就職した後、未修で法科大学院に行って試験合格。地方で就職して、その後その土地で独立された、中川先生にお越しいただきました。早速ですが、1所目での執務に関して伺います。早期に独立を念頭に入れて、「経営を近くで見たいので小さい事務所を選んだ」とのことでしたが、案件獲得も最初の段階からご自身で動かれていたんでしょうか?
はい。Webでポータルサイトに載せてもらってました。
――領域としてはどういったものを中心にやられてたんですか?
一般民事、家事、労働系、その辺りです。自身で集客しつつ、一部その事務所の案件をやってました。
――時期によっても違うかもしれませんけど、個人受任と事務所案件の比率はどのくらいだったんですか?
自分が取ってきたものが7で、事務所から振られるのが3ぐらいで、7:3ですね。
――事務所の運営をすごく間近で見れたんじゃないかなと思うので、割とご自身が独立・運営していくイメージは、1~2年やってく中で沸いてきたんですかね。
そうですね。報酬がいくらで、これを何件やればいくらになって、事務所経費がいくらでというのはなんとなく想像ついて、自分1人でもできるなってイメージは早くからつきました。半年ぐらいではもうこれでいけるなっていう感じで。
独立のきっかけ
――実際に独立されたのは、1所目に入ってからどのくらい経ってからですか?
1年半ぐらいだったと思います。
――1年半。そのタイミングだった理由は何かありますか?
所属の弁護士会で早期独立者の支援を受けられるのが2年以内で、それが大きかったですかね。
――最初に「2年以内に独立」ってお話されていたのはその兼ね合いもあってですか?
そうですね、あとは良い物件見つかるタイミングとかそういうのもあります。
――1所目と同じ地方エリアで開業されたんですか?
そうですね。
――最近、弁護士で独立しても案件獲得が思うようにいかなくて苦しんでいるというお話を聞いたりするんですけど、その点はいかがでしょうか?
「稼げない弁護士って本当にいるのかな?」って思うぐらい、仕事は最初からそんな困らなかったですね。
――そうなんですね!実際開業されてからは順調に案件獲得も特に問題なく進んでいって、順風満帆という感じですか?
順風満帆かどうかはわからないですけど(笑)、困らないぐらいには。
独立後の働き方・報酬
――今は独立されてからどのくらい経たれますか?
3~4年ぐらいですね。
――扱われている領域は一般民事と家事が中心でしょうか?
そうですね、あと刑事も。
――働き方はどうでしょうか?ご自身でやられてるのでコントロールできる部分もあるとは思うんですけれど。「忙しい、土日もない」感じなのか、「割とコントロールできてる」感じなのか、いかがでしょう?
民間会社にいたときよりは働いてる時間として短いと思います。
土日は意識的に休むようにしてます。私が朝方っていうのもあるんすけど、平日は朝早く起きて起案したりして、日中は裁判所を行ったりしていて、17~18時ぐらいには業務終わってますね。
――報酬はどうなんでしょうか?
民間企業にいたときよりは、報酬はいいですね。同年代の勤務弁護士と比べても、それ以上にもらってると思います。
――それでその執務時間だったら、かなり時給といったらあれですけど、いいですよね。
そうですね。時給で言ったらいいと思います。
――それは独立されてから毎年そのぐらいの報酬ということですか?それとも徐々に上がっているんですか?
いや、最初から大体同じぐらいですね。
私今は1人でやってるんですけど、多分ここから売上を伸ばそうと思ったら、忙しくなるので事務員さん雇ったりしないといけないと思うんですよ。
――なるほど。将来的には事務所を大きくしていこうとお考えなんですか?
そうですね。将来的には考えてますけど、向こう5年はこれぐらいでやっていけたらいいかなとは思ってますね。
――「なんで弁護士を目指したか」の質問に「独立して自分が組織に属さず、自由にやっていく」って回答されていたと思いますが、それはもうまさにイメージした通りになってきましたか?
そうですね。
――素晴らしいですね!
そうですね。志が別にそんな高くないからだと思うんですけど(笑)
――ちなみに修習の同期とか周りの方で、同じぐらい早くに独立された方はいらっしゃいますか?
あんまりいないですね。社会人経験された方は独立してる方は多いと思いますけど。
独立を考える弁護士へアドバイス
――最近司法試験に合格された方、これから就活やる方、まさに今弁護士の方等で、独立を検討されてる方、将来的にはと思っていらっしゃる方もいると思います。そういう方にアドバイスをお願いします。
たぶん私もそうだったんですけど、独立するにあたっての不安は大きく2つあると思います。スキルが付かない内に独立してスキルを磨けないじゃないかっていう不安と、もう1つはやっぱりお金ですよね。
不安のうちの少なくとも1つ、お金については心配しなくていいと思います。
――なるほど。先ほどのお話の通りですね。
そうですね。地方にもよるとは思いますけど、あまり仕事に困ることはないと思います。
もう1つの「スキルを磨けるかどうか」は最初の事務所を選ぶのと、あと所属弁護士会でどういう支援があるかを見極めて情報収集しつつやっていけたら良いと思います。
どうしてもこの案件はどうしようという悩みが1人でやってると出てくるので、そういったときに相談できる先輩弁護士っていうのを作っておくのは必要ですね。
――スキルでいうと、やっぱり1所目にどういうところを選ぶかは大事なんですね。
そうですね。
――中川さんの場合は目的が明確で、「すぐ近くで経営のことを学べるから」で小さな規模感の事務所に入られたと思うんですけど、それはよかったですか?
そうですね。仕事の取り方も見れますし、取ってからの動き方というところも見れて。
書面もそれなりに・・・、結構長くお1人でやってらっしゃった事務所なので、今走ってる案件じゃなくても記録とか暇があったらずっと読んで、それで勉強させてもらってましたね。
――弁護士同士の繋がりのお話もありましたが、今現在は繋がりを持つとか意識的にやってらっしゃるんですか?
まぁロースクール行った方であれば、ローの同期もいますし、修習同期もいますよね。そこから先輩方と繋がったりは普通にしてればあることかなとは思うので、その辺りを利用させて・・・
利用って言ったらちょっと変ですけど(笑)、そういった人脈を作って、活用させていただいてますね。
――そういったことをしっかりやっていけば、早期の独立もそんなにビビらなくていいというか、選択肢としてあってもいいのかもしれないですね。
そうですね。
――よくわかりました。独立を検討されている方は非常に参考になるお話しだったのではないかと思います。引き続きよろしくお願いします。中川先生、ありがとうございました!
弁護士の転職ならアガルートキャリア
「アガルートキャリア(運営:株式会社ファンオブライフ)」は、弁護士や法務スペシャリストを専門とする転職エージェントで、多くの弁護士、リーガル人材の転職・キャリア支援を行っています。
弁護士に強い転職エージェントだからこそ、
- 法律事務所(大手、外資、地方等)
- 商社・金融・ITなどのインハウス(大企業・スタートアップ)
など独自の求人を多数保有しています。
ご自身のネットワークでカバーできない情報を、広く集められるのが弊社のような専門エージェントを活用いただくメリットです。
結果としてご自身のネットワークで次のステップを決めるにしても、広く選択肢を検討することは条件や待遇を比較する際に有益です。
今すぐでなく、中長期のキャリアもぜひご相談ください
弊社との面談はすべて無料です。
面談を行って頂いたからといって、すぐに転職活動をしなければいけないわけではありません。
今後の展望を伺い、中長期でご支援が可能です。
条件の良い募集は、タイミングが限られていることも多く、常に情報を仕入れておくことが、弁護士の転職活動のポイントです。
とはいっても、お忙しい弁護士の方々が常に転職サイトを見たり、エージェントとお会いしたりというのは手間ですので、弊社のようなエージェントが発信する情報をご活用ください。
面談依頼頂いた方限定で、弊社保有求人を紹介するメールを定期的にお送りしております。
PEファンド、有名企業、事務所などの
非公開求人を最速で受け取れるメルマガ配信中
アガルートキャリアは弁護士専門の転職エージェントです。弊社独自の求人をご経歴に応じて個別に紹介しております。求人の情報収集をお考えの方はお気軽にメールマガジンにご登録ください。
この記事の監修者
2016年創業期の株式会社ファンオブライフに参画し、人材紹介サービス立ち上げ・拡大に従事。現在はリーガル専門のエグゼクティブコンサルタントとして、弁護士・法務パーソンのキャリア支援を行う。国内外の法律事務所や、メーカー・商社・金融・IT業界等の企業法務部とのネットワークが強み。
自身では探せない非公開求人をご提案
アガルートグループが運営する
多数の非公開求人を保有