予備試験の受験勉強に取り掛かる前にまず行うべきことは、予備試験についての正確な情報収集です。

そうはいっても、予備試験の日程や出願・申し込み方法について、どこに何が書いてあるか、わかりにくいですよね。

スケジュールを調べようと思っても、結局何を見ればよいのかわからず、後回しにしてしまうこともしばしばです。

このコラムでは、そんな予備試験の日程、出願・申し込み方法についてまとめて解説します。

予備試験の日程や、持ち物、合格発表日、出願方法といった予備試験についての基本情報をご紹介します。

令和7年(2025年)予備試験の日程は下記のとおりです。

事項スケジュール
試験公告令和6年12月13日(金)
願書交付令和7年2月17日(月)~3月14日(金)
願書受付令和7年3月3日(月)~3月14日(金)
短答式試験令和7年7月20日(日)
短答式合格発表令和7年8月7日(木)
論文式試験令和7年9月6日(土)、9月7日(日)
論文式合格発表令和7年12月18日(木)
口述式試験令和8年1月24日(土)、1月25日(日)
最終合格発表令和8年2月5日(木)
※参考:令和7年司法試験予備試験の実施について

令和8年(2026年)予備試験の日程はまだ公表されていませんが、例年通りであれば以下のような日程が予想されます。

事項スケジュール
試験公告令和7年12月12日(金)
願書交付令和8年2月16日(月)~3月13日(金)
願書受付令和8年3月2日(月)~3月13日(金)
短答式試験令和8年7月19日(日)
短答式合格発表令和8年8月6日(木)
論文式試験令和8年9月5日(土)、9月6日(日)
論文式合格発表令和8年12月17日(木)
口述式試験令和9年1月23日(土)、1月24日(日)
最終合格発表令和9年2月4日(木)
※正式な日程が分かり次第更新予定

なお、令和8年度試験からのCBT方式の導入に伴い、従来の日程から変更が行われる可能性があります。

詳細な日程に関しては、法務省公式サイトに掲載予定の受験案内等を確認してください。

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令和7年(2025年)の予備試験のスケジュールは?試験がいつなのか表で確認してみよう

令和7年の予備試験は、

  • 短答式試験 令和7年7月20日(日)
  • 論文式試験 令和7年9月6日(土)、9月7日(日)
  • 口述式試験 令和8年1月24日(土)、1月25日(日)

に行われます。

短答式試験

短答式試験実施日程試験科目時間/配点
令和7年7月20日(日)・民法・商法・民事訴訟法(民事系科目)
・憲法・行政法(公法系科目)
・刑法・刑事訴訟法(刑事系科目)
・一般教養
1時間30分/各30点
1時間/各30点
1時間/各30点
1時間30分/60点
令和7年司法試験予備試験受験案内

令和7年度の短答式試験は下記の日程で行われます。

  • 令和7年7月20日(日)
  • 集合時刻 8:45
  • 9:45~11:15 (1時間30分) 民法・商法・民事訴訟法(民事系科目)
  • 12:00~13:00 (1時間)   憲法・行政法(公法系科目)
  • 14:15~15:15 (1時間)   刑法・刑事訴訟法(刑事系科目)
  • 16:00~17:30 (1時間30分) 一般教養科目

試験科目は民法、商法、民事訴訟法、憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法、一般教養科目の合計8科目です。

ただし、試験時間は民事系科目が1時間30分、公法系科目が1時間、刑事系科目が1時間、一般教養科目が1時間30分でそれぞれまとめて行われますので、注意しましょう。

法律科目については、1科目につきおおよそ30分という目安で臨まれるとよいです。

配点は一般教養科目以外の法律科目が各30点、一般教養科目が60点の合計280点満点です。

当日の持ち物

当日必ず持参しなければならない持ち物は以下のとおりです。

  1. 受験票
  2. 受験番号シール(バーコード)
  3. 筆記具(BまたはHBの鉛筆、及びプラスチック製消しゴム)

この他に、

  • 当日直前に見返すための教材
  • 時計・ストップウォッチ、ラインマーカー等の補助筆記具
  • 蓋つきのペットボトルに入れた飲み物(蓋つきのものでないと試験中に飲むことができません)
  • 温度調整用のブランケット・上着

なども持っていくとよいでしょう。

合格発表日

短答式試験の合格発表は、令和7年8月7日(木)午後5時ころ法務省ホームページにて発表されます。

合格通知書兼論文式試験受験票、及び短答式試験成績通知書は令和7年8月下旬頃に発送される予定です。

試験から約2週間後の発表ですが、自己採点をした後、気を抜かずに論文式の勉強を継続できると良いでしょう。

論文式試験

論文式試験実施日程試験科目時間/配点
令和7年9月6日(土)・憲法・行政法(公法系科目)
・刑法・刑事訴訟法(刑事系科目)
・選択科目
公法系:2時間20分/各50点

刑事系:2時間20分/各50点

選択:1時間10分/50点
令和7年9月7日(日)・民事実務基礎
・刑事実務基礎(法律実務基礎科目)民法・商法・民事訴訟法(民事系科目)
3時間/各50点
3時間30分/各50点
令和7年司法試験予備試験受験案内

令和7年度の論文式試験は下記の日程で行われます。

【令和7年9月6日(土)】

  • 集合時刻 8:30
  • 9:30~11:50   (2時間20分) 憲法・行政法(公法系科目)
  • 13:15~15:35 (2時間20分) 刑法・刑事訴訟法(刑事系科目)
  • 16:30~17:40 (1時間10分) 選択科目

【令和7年9月7日(日)】

  • 集合時刻 8:30
  • 9:30~12:30   (3時間) 民事実務基礎・刑事実務基礎(法律実務基礎科目)
  • 14:00~17:30 (3時間30分) 民法・商法・民事訴訟法(民事系科目)

試験科目は民法、商法、民事訴訟法、憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法、民事実務基礎、刑事実務基礎、選択科目の合計10科目です。

ただし、試験時間は民事系科目が3時間30分、公法系科目が2時間20分、刑事系科目が2時間20分、実務基礎科目が3時間、選択科目が1時間10分でそれぞれまとめて行われますので、注意しましょう。

1科目につきおおよそ70分、実務基礎科目については90分ずつという目安で臨まれるとよいです。

選択科目については、労働法、経済法、知的財産法、倒産法、国際法(私法)、国際法(公法)、環境法、租税方の8つの科目の中から、ご自身が選択された科目を受験する形になります。

配点は各50点の合計500点満点です。

民事実務基礎、刑事実務基礎もそれぞれ50点ずつ配点があるため、注意しましょう。

当日の持ち物

当日必ず持参しなければならない持ち物は以下のとおりです。

  1. 受験票(短答式試験合格通知書兼論文式試験受験票)
  2. 受験番号シール(バーコード)
  3. 筆記具(ボールペン、万年筆などの消えないもの)

この他に

  • 当日直前に見返すための教材
  • 時計・ストップウォッチ、ラインマーカー等の補助筆記具
  • 蓋つきのペットボトルに入れた飲み物(蓋つきのものでないと試験中に飲むことができません)
  • 温度調整用のブランケット・上着

なども持っていくとよいでしょう。

合格発表日

令和7年論文式試験の合格発表は令和7年12月18日(木)午後4時ころに法務省ホームページにて発表されます。

合格通知書兼口述試験受験票、及び論文式試験成績通知書は令和7年12月下旬ころ発送される予定です。

口述試験は論文式の合格発表から約1か月とあまり間がないため、論文式試験が終わった後から少しずつ口述試験に向けた勉強もできると良いでしょう。

口述式試験

口述式試験実施日程試験科目時間/配点
令和8年1月24日(土)~25日(日)法律実務基礎科目(民事)
法律実務基礎科目(刑事)
定めなし/60点が基準点
令和7年司法試験予備試験受験案内

令和7年度の口述式試験は下記の日程で行われます。

  • 令和8年1月24日(土)、25日(日)
  • 法律実務基礎科目(民事)、法律実務基礎科目(刑事)

口述式試験は2日間ありますが、1日に受験するのは民事か刑事のどちらか1科目です。

例年、受験者の半分が1日目に民事、もう半分が1日目に刑事を受験し、残りの1日でそれぞれ受験していない方を受験します。

また、当日は午前の部と午後の部のどちらかで受験することになります。

試験科目は法律実務基礎科目(民事)と法律実務基礎科目(刑事)ですが、いずれの問題においても法曹倫理についても出題される可能性があるため、注意しましょう。

試験時間は特に定められていません。

試験官の質問内容や受験者の応答の速度などによって異なりますが、1つの試験につきおおむね15分から30分程度であると予想されます。

配点は、60点が基準点とされており、57点から63点の間で採点されると公表されています。

ただし、その成績が特に不良であると認められるものに対しては、その成績に応じ、56点以下とするとされています。

また、受験者のおおむね半数程度が60点となるように運用することが公表されています。

当日の持ち物

当日必ず持参しなければならない持ち物は、

  • 受験票(合格通知書兼口述試験受験票)

です。

この他に、

  • 当日見返すための教材
  • 飲み物
  • 防寒グッズ

なども持っていくとよいでしょう。

また、口述試験は特に緊張することが予想されるため、ご自身がリラックスできるものなども持参するとよいかもしれません。

服装については、特に決まりはありませんが、例年スーツで受験される方が多いようです。

合格発表日

令和7年口述試験の合格発表は、令和8年2月5日(木)午後4時ころに法務省ホームページで発表されます。

合格証書及び口述試験成績通知書は令和8年2月中旬ころに発送される予定です。

予備試験の出願・申し込み方法

予備試験の出願は、出願期間内(令和7年3月3日(月)~3月14日(金)消印有効)に、願書を司法試験委員会あてに郵送(書留のみ)して行います。

出願は郵送のみで、受験願書を持参等しても受理されないため、注意しましょう。

出願期間

令和7年予備試験の出願期間は、令和7年3月3日(月)~3月14日(金) 消印有効です。

今年度の予備試験の出願期間はすでに終わってしまっていますが、来年度以降も同時期になることが予想されますので、受験予定の方は心づもりをしておくとよいでしょう。

申し込み方法

予備試験に申し込むためには、まず願書の交付を受けましょう。

令和7年予備試験の願書交付期間は令和7年2月17日(月)~3月14日(金)です。

願書の交付方法は郵送での交付と来庁での交付の2種類があります。

郵送で請求する場合

  1. 封筒の表に赤字で「司法試験予備試験受験願書請求」と記載し、裏に差出人名を記載したものを用意
  2. 封筒に返信用封筒(角形2号)を同封
  3. 司法試験委員会あてに郵送

上記の手順で入手できます。

返信用封筒には、

  • 180円分の郵便切手を貼付する
  • 郵便番号、送付先住所、氏名、電話番号を明記する

ことが必要になりますので、注意してください。

来庁により交付を受ける場合

平日の10:00~18:00の間に、法務省(合同庁舎6号館A棟)1階東玄関(日比谷公園側)に行くことで願書の交付を受けられます。

願書を手に入れたら、

  1. 願書に必要事項を記載の上
  2. 写真を貼付し
  3. 受験手数料(17,500円分の収入印紙を4枚以内)を同封して
  4. 司法試験委員会あてに郵送する

ことで出願できます。

写真の規格は以下のとおりです(おおむねパスポート申請用の写真と同一規格です)。

  • 出願前6月以内に撮影したものであること
  • 正面・無帽・無背景のカラー写真(印画紙)であること
  • 写真の大きさが縦45ミリ×横35ミリであること
  • 頭頂から顎までが34ミリ程度であること
  • 受験時に眼鏡を使用する場合は眼鏡をかけて撮影したものであること

なお、

  1. 司法試験及び司法試験予備試験のいずれも出願したことがない場合
  2. 受験者IDを紛失したまたは取得したことがない場合
  3. 日本国籍を有しない方で、通称による受験を希望する場合

上記のいずれかに該当する場合、住民票が必要となるため注意しましょう。

予備試験のスケジュールまとめ

司法試験は、予備試験の合格のほか、法科大学院を修了することでも受験することができます。

しかし、予備試験に合格すると、

  • 法科大学院に通う必要がなくなることから、お金も時間も節約することができる
  • 予備試験合格者の司法試験合格率が極めて高いことから、司法試験に合格しやすい
  • 有名な大手の企業法務事務所への就職など、就活においても非常に有利に働く

など、多くのメリットがあります。

そのため、多くの受験生が、法科大学院の受験前や、法科大学院在学中に予備試験の合格を目指しています。

最短で司法試験に合格するためにも、ぜひ予備試験の突破を目指しましょう。

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