【2025年】東北大学法科大学院の入試日程・過去問・難易度・倍率・学費を解説

司法試験に合格したい場合、まずは法科大学院(ロースクール)を修了して、司法試験の受験資格を得ることが必要です(予備試験ルートの場合を除く)。
2025年現在、募集を継続している法科大学院は全国に34校ほどありますが、その中でも、東北大学法科大学院は、受験生から人気のある国立のロースクール。
そこで、本コラムでは、東北大学法科大学院の入試日程、過去問、難易度、倍率、学費などについて詳しく解説していきます。
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目次
東北大学法科大学院の基本情報
※引用:東北大学法科大学院
学校名 | 東北大学法科大学院 |
所在地 | 〒980-8577仙台市青葉区片平二丁目1-1 |
アクセス | 仙台市地下鉄東西線 「青葉通一番町」駅 南1口より徒歩約10分 仙台市地下鉄南北線「五橋」駅 北2・北4口より徒歩約10分 JR「仙台」駅 西口より徒歩約15分 |
試験内容 | 法学既修者:書類審査+筆記試験(6科目) 法学未修者:書類審査+小論文 |
募集人数 | 50名 |
学費 | 入学料:28万2000円 授業料:年額80万4000円 |
電話番号 | 022-217-4945 |
URL | 東北大学法科大学院 https://www.lawschool.law.tohoku.ac.jp/ 2026 年度 入試情報 https://www.lawschool.law.tohoku.ac.jp/admission/news_2026/ |
東北大学法科大学院の入試内容
ここでは東北大学法科大学院の入試内容として、①試験科目の入試概要②入試日程③募集人数についてまとめていきます。
試験科目・入試概要
東北大学法科大学院の試験科目・入試概要は以下のとおりです。
(1)一般選抜(前期・後期)
一般選抜(前期・後期)は、未修者・既修者ともに、第1次選考、第2次選考の2段階の方法により選考が行なわれます。
【法学未修者】
①第1次選考
次の選考資料が総合的に評価され、第2次選考が適切に実施できる人数(募集人員 (50 名)の5倍)を目安に合格者が決定されます。
・志願理由書、履歴書、大学(学部)の成績証明書、各種資格証明書
配点は、100点満点です。
②第2次選考
第1次選考の選考資料と、次の選考資料が総合的に評価されます。
・小論文試験(思考力、表現力等を問うもの)の 成績
配点は、書類審査100点、小論文試験200点の計300点満点です。
【法学既修者】
①第1次選考
次の選考資料が総合的に評価され、第2次選考が適切に実施できる人数(募集人員 (50 名)の5倍)を目安に合格者が決定されます。
・志願理由書、履歴書、大学(学部)の成績証明書、各種資格証明書
配点は、100点満点です。
②第2次選考
第1次選考の選考資料と、次の選考資料が総合的に評価されます。
・次に掲げる法学専門科目筆記試験の成績
[試験科目] 民法、商法、民事訴訟法、憲法、刑法、刑事訴訟法
配点は、 書類審査100点、法学専門科目筆記試験900点の1000点満点です。
法学専門科目筆記試験については、民法(100 点)、商法(60 点)、民事訴訟法(60 点)、憲法(100 点)、刑法(100 点)、刑事訴訟法(60 点)の総計 480 点が 900 点に換算されます。
(2)法曹基礎課程特別選抜(5年一貫型)
東北大学法科大学院の入学試験(法曹基礎課程特別選抜試験(5 年一貫型))に出願できるのは、法科 大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律第 6 条第 2 項に定める連携法曹基礎課程(東北大学 法科大学院と法曹養成連携協定を締結している大学(東北大学法学部、新潟大学法学部)におけるもの) を 2026 年 3 月までに修了(大学を卒業)見込みの人です。
また、法曹養成連携協定において定める科目(下表 参照)の単位を出願の前年度までに修得済みのひとになります。
大学・学部名 | 修得を要する科目・単位 |
東北大学法学部 | ・連携法曹基礎課程(法曹コース)の下記の科目の単位(合計 32 単位)を修得済みであること 憲法Ⅰ(2 単位)、憲法Ⅱ(2 単位)、憲法Ⅲ(2 単位) 民法総則(2 単位)、契約法・債権総論(4 単位)、物権法(2 単位)、不法行為法(2 単位) 刑法Ⅰ(2 単位)、刑法Ⅱ(2 単位)、刑法Ⅲ(4 単位) 民事訴訟法(4 単位) 刑事訴訟法(4 単位) |
新潟大学法学部 | 連携法曹基礎課程(法曹コース)の必修科目のうち、指定六法科目(憲法関係、民法関係、刑 法関係、商法関係、民事訴訟法関係、刑事訴訟法関係)の中から合計 38 単位以上を修得済み であること 注: 「憲法基礎演習」、「民法基礎演習」、「刑法基礎演習」は、上記の「指定六法科目」には 含まれない |
選考は、「書類審査の審査結果による選考」により行われ、次の選考資料が総合的に評価されます。評価に際しては、大学(学部)の成績が重視されます。
- 志願理由書、履歴書、大学(学部)の成績証明書、各種資格証明書
- 地方選抜方式による選考においては、出身大学の学部の長からの推薦書も選考資料とする
配点は、大学(学部)の成績900点、それ以外100点の計1000点満点です。
(3)法曹基礎課程特別選抜(開放型)
東北大学法科大学院の入学試験(法曹基礎課程特別選抜試験(開放型))に出願できるのは、法科大学 院の教育と司法試験等との連携等に関する法律第 6 条第 2 項に定める連携法曹基礎課程(東北大学法科 大学院と法曹養成連携協定を締結している大学(東北大学法学部、新潟大学法学部)におけるもののほか、 東北大学法科大学院と法曹養成連携協定を締結していない大学におけるものを含む)を 2026 年 3 月ま でに修了(大学を卒業)見込みの者です。
①第1次選考
次の選考資料が総合的に評価され、第2次選考が適切に実施できる人数(募集人員 (50 名)の5倍)を目安に合格者が決定されます。
・志願理由書、履歴書、大学(学部)の成績証明書、各種資格証明書
配点は、大学(学部)の成績300点、それ以外100点の計400点満点です。
②第2次選考
第1次選考の選考資料と、次の選考資料が総合的に評価されます。
・次に掲げる法学専門科目筆記試験の成績
[試験科目] 民法、商法、民事訴訟法、憲法、刑法、刑事訴訟法
配点は、 書類審査400点、法学専門科目筆記試験600点の計1000点満点です。
法学専門科目筆記試験については、民法(100 点)、商法(60 点)、民事訴訟法(60 点)、憲法(100 点)、刑法(100 点)、刑事訴訟法(60 点)の総計 480 点が 600点に換算されます。
入試日程
ここでは、2025年度の東北大学法科大学院の入試日程を紹介します。
一般選抜(前期)
- 出願
2025年7月2日(水)から7月8日(火)まで
- 試験日
未修者:2025年8月23日(土)
既修者:2025年8月24日(日)
- 合格発表
2025年9月24日(水)
一般選抜(後期)
- 出願
2025年11月12日(水)から11月18日(火)まで
- 試験日
未修者:2025年12月13日(土)
既修者:2025年12月14日(日)
- 合格発表
2026年1月26日(月)
法曹基礎課程特別選抜(5 年一貫型)
- 出願
2025年6月2日(月)から6月6日(金)まで
- 合格発表
2025年7月2日(水)
法曹基礎課程特別選抜(開放型)
- 出願
2025年7月2日(水)から7月8日(火)まで
- 試験日
2025年8月24日(日)
- 合格発表
2025年9月24日(水)
募集人数
募集人員 | |
---|---|
法学既修者試験 | 35 名程度 (法曹基礎課程特別選抜(5 年一貫型)最大 12 名〈地方選抜方式による募集人員 1名を含む〉 法曹基礎課程特別選抜(開放型)最大 13 名 一般選抜(前期)5~15名程度 一般選抜 (後期)5~15名程度 |
法学未修者試験 | 15 名程度(一般選抜(前期)10名程度、一般選抜(後期)5名程度) |
東北大学法科大学院の募集定員は、未修者・既修者合わせて50名です。
なお、法曹基礎課程特別選抜の合格者が最大募集人員に満たない場合は、一般選抜(前期・後期)の法 学既修者の募集人員に振り替えられます。
また、入学者数が募集人員に満たない可能性がある場合には、追加募集が行われることがあります。
東北大学法科大学院の難易度と倍率をコースごとに解説
この章では、東北大学法科大学院の難易度と倍率をコースごとに解説します。
未修コース
年度 | 出願者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025年 | 152 | 18 | 8.44倍 |
2024年 | 147 | 21 | 7.00倍 |
2023年 | 136 | 24 | 5.67倍 |
2022年 | 101 | 29 | 3.48倍 |
2021年 | 84 | 21 | 4.00倍 |
未修コースの倍率は、年によってバラつきがあるものの、3~8倍程度です。
2025年度の倍率は8,44倍と、8倍を超える倍率であり、その難易度は高いといえるでしょう。
既修コース
年度 | 出願者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025年 | 318 | 80 | 3.98倍 |
2024年 | 298 | 69 | 4.32倍 |
2023年 | 233 | 65 | 3.58倍 |
2022年 | 180 | 77 | 2.34倍 |
2021年 | 132 | 63 | 2.10倍 |
既修コースの倍率は、およそ2~4倍程度です。
未修コースの倍率に比べると高くはないものの、2024年度の倍率は4倍を超えていることから、今後さらに難易度が高くなる可能性があります。
参考:過年度入学試験結果概要|東北大学法科大学院 (tohoku.ac.jp)
東北大学法科大学院の学費と奨学金制度について
学費
東北大学法科大学院は、国立のロースクールであるため、学費は他の国立ロースクールと基本的には同じ金額になっています。
東北大学法科大学院の学費は以下のとおりです。
第1年度
入学金 28万2000円
授業料 80万4000円
合計 108万6000円
第2・3年度
授業料 80万4000円
したがって、
既修コースの場合、108万6000円+80万4000円=189万0000円
未修コースの場合、108万6000円+80万4000円×2=269万4000円
が、合計でかかることになります。
そのため既修コースであれば200万円弱、未修コースであれば300万円弱程度の学費を見積もっておく必要があります。
奨学金制度
東北大学法科大学院の2026年度入試における奨学金制度は以下のとおりです。
対象者: 2026(令和 8)年度東北大学法科大学院入学試験における成績上位合格者 30 名程度
(内訳)
・法曹基礎課程特別選抜(5 年一貫型・開放型)における総得点の高得点者 最大 15 名程度
・一般選抜(前期・後期)における総得点の高得点者 15 名~最大 25 名程度
給付額: 108.6 万円(1 名当たり)
(内訳)
入学料(28.2 万円)相当額+初年度授業料(80.4 万円)相当額
東北大学法科大学院の過去問一覧集
東北大学法科大学院の過去問は、ホームページで公開されています。
以下では、東北大学法科大学院の過去問を年度ごとにまとめています。
法学未修者試験過去問一覧
年度 | 小論文 | 出題の趣旨 |
---|---|---|
2025年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
2024年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
2023年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
2022年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
2021年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
2020年度 | 小論文(前期)小論文(後期) | 小論文(前期)小論文(後期) |
法学既修者論述試験過去問一覧
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