司法試験を受験するためには、法科大学院を修了するか、予備試験に合格する必要があります。

予備試験の合格率は非常に低くなっていることから、法科大学院への進学を考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、社会人として働きながら法科大学院に通うことは可能なのか、どのような進路があるのかと疑問を持っている方も少なくありません。

そこでこのコラムでは、社会人の法科大学院への進学について解説します。夜間ロースクールは「アリ」なのか?通信制のロースクールはあるのか?

社会人が司法試験に受験するためのおすすめのルートも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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【結論】社会人が働きながら法科大学院に通うなら夜間ロー一択

社会人が働きながら法科大学院に通うためには、夜間ローに進学する必要があります。

法科大学院に通う方法3つ

司法試験の受験をする方法はおもに3つあります。

  • 一度会社を辞めて日中の法科大学院に通う
  • 働きながら夜間ローに通う
  • 予備試験に合格するルート

日中の法科大学院に通うためには週5回昼間の時間の授業を受ける必要があるため、働きながら通うことは、個人事業主など時間に融通が利く仕事ではない限り、物理的に不可能です。

したがって、社会人が法科大学院に通う方法は、実質的に夜間ローに通うルート1択になります。

法科大学院に通うというルート以外であれば、予備試験を受験し合格することにより、司法試験を受験することが可能になります。

現状、通信制の法科大学院は存在しない

現状では、通信制の法科大学院は存在せず、法科大学院に通う必要があります。

したがって、社会人が働きながら法科大学院に通うためには、自宅や職場の近くで通える範囲に夜間コースのある法科大学院があるかどうかを確認する必要があります。

社会人入試特別枠のある法科大学院も

社会人経験のある法曹を養成するために、社会人入試特別枠のある法科大学院もあります。

現在、社会人入試特別枠が設けている法科大学院は、以下のとおりです。

法科大学院名社会人枠特徴
筑波大学法科大学院36名夜間・土曜に通学できる
東京大学法科大学院概ね5名社会人経験3年以上の人が対象
創価大学法科大学院2名大学卒業後1年以上の社会人経験を有する人が対象
金沢大学法科大学院3名事前提出課題あり。大学卒業または大学院修了後1年以上が経過しており,その間に学業以外の活動に従事した経験を有する者が対象
名古屋大学法科大学院概ね5名書類審査及び口述試験で選抜
愛知大学法科大学院記載なし小論文、口述試験及び、出願書類にて選抜
立命館大学法科大学院若干名社会人としての実務経験が3年以上の者が対象
同志社大学法科大学院記載なし面接試験による評価、自己推薦書等の出願書類
大阪大学法科大学院7名程度官公庁・会社等における勤務経験や自営業者としての経験等、通算して3年以上在職した経験を有する者が対象。書類選考、小論文、口述試験により選抜。
関西大学法科大学院若干名官公庁・会社等における勤務経験、自営業者としての経験等が出願時に合計3年以上ある者が対象。書類審査、小論文、面接が行われる。
神戸大学法科大学院他学生特別入試と併せて5名程度大学卒業後1年以上の社会経験を有する者が対象。書類審査と口頭試問により選抜。
福岡大学法科大学院記載なし25歳以上の者で、3年以上の社会経験を有する者が対象。小論文、面接、その他資料にて評価。
※参考:法科大学院の紹介|法務省

社会人入試特別枠の適用を希望している方は、事前に希望する大学院のホームページなどを閲覧して、特別枠が設けられているかや細かな条件をチェックしておきましょう。

夜間コースのあるロースクール一覧と基本情報

夜間コースのあるロースクールは、筑波大学法科大学院、日本大学法科大学院、福岡大学法科大学院、琉球大学法科大学院です。

この章では、それぞれの法科大学院について、終了までにかかる年数、入試の形式、学費、司法試験の合格率を解説します。

修了までにかかる年数

夜間ローでは、大学院にもよりますが、大体平日18時ころからの1~2コマと、土曜日の授業を履修することになります。

筑波大学法科大学院の授業時間は、平日(18:20〜21:00)が1日2時限と、土曜日(10:20〜13:00、13:45〜17:50)が5時限となっています。

筑波大学院の法科大学院では、長期履修制度が用意されています。

勤務等の都合によって、標準修業年限の3年間では、修了が困難と見込まれる場合等には、申請に基づいて、4年間の長期履修が認められます。

長期履修制度を利用する場合には、1年間に取得できる単位数は、標準年限の3年間に比べて、約4分の3に制限されることになります。

この長期履修制度のメリットには、様々なものがありますが、勤務が忙しい場合にも、無理のない形で履修をすることが可能になるため、高い学習効果を得ることが最大のメリットといえるでしょう。

日本大学法科大学院の授業時間は、平日夜間、土曜授業となっています。

日本大学法科大学院でも長期履修制度が導入されており、同制度を利用する場合には就業年数が4年(既修者:3年)となります。

福岡大学法科大学院の授業時間は、平日の夜間(6時限・7時限目)です。福岡大学の夜間コースでは、長期在学履修制度を利用して5年間で課程を修了することになります。

なお、一時的とされていますが、令和6年度入学者から夜間コースの学生募集が停止されています。福岡大学法科大学院の夜間コースを検討する際は、募集に関する情報を確認する必要があります。

参考:福岡大学法科大学院における夜間コースの学生募集の一時的な停止について

琉球大学法科大学院では、夜間(午後6時半以降)・土日に開講されている授業のみを受講することができます。

夜間コースでは、2年間で修了することも可能ですが、原則として長期履修制度を利用することが前提となります。長期履修制度では、3年間から5年間かけて履修します。

夜間コースでは、長期履修制度を利用することが前提となっている法科大学院が多く、3〜5年の期間を要することが多いようです。

したがって、あまり年数を書けずに法曹デビューをしたい場合には、夜間ローではなく、一度仕事を辞めてから全日制の法科大学院に通うか、予備試験ルートに変更するのがおススメです。

参考:筑波大学法科大学院|進級・修了要件

参考:日本大学法科大学院|長期履修制度

参考:福岡大学法科大学院|長期履修制度

参考:琉球大学法科大学院|長期履修制度

入試の形式

試験問題については、全日制と夜間コースで分けられているものではありません。全日制と同じく、未修者は小論文、既修者は法律論文の試験を受験します。

夜間コースの学費

各法科大学院の学費は以下の通りです。

筑波大学法科大学院では、入学料が28万2000円、授業料が80万4000円です。

長期履修制度を利用する場合には、年間の授業料も標準年限の4分の3となるため、4年間でのトータルの授業料は、標準年限の3年間の場合と同じ額になります。

日本大学法科大学院は、入学料が25万円、授業料が98万円です。

長期履修学生の納付すべき授業料等の年額は、規定する授業料及び施設設備資金の年額に標準修業年限に相当する年数を乗じて得た額を長期履修期間の年数で除した額となります。

福岡大学法科大学院は、入学金が、福岡大学学部卒業・大学院修了の場合が5万5000円、それ以外が11万円、授業料は36万円です。

福岡大学法科大学院の学費は低額になっていますが、上記の通り、5年間のコースとなっており、学費の合計額としては他の法科大学院と同程度ということになりそうです。

琉球大学法科大学院は、入学金が28万2000円、授業料が80万4000円です。

長期履修制度を利用する場合には、既修者コースの場合は2年間分の学費で3年間から5年間かけて授業を履修します。

参考:筑波大学法科大学院公式HP

参考:日本大学法科大学院公式HP

参考:福岡大学公式HP

参考:琉球大学法科大学院公式HP

司法試験の合格率

大学名司法試験受験者数(人)司法試験合格者数 (人)合格率
筑波大学551832.7%
日本大学753432.0%
福岡大学21419.0%
琉球大学29413.8%

夜間コースのあるロースクールの司法試験受験者数、司法試験合格者数、合格率は上記の表の通りとなりました。

令和4年法科大学院全体の合格率は、約37.7%でしたので、それと同程度、もしくは低い結果になったといえます。

社会人なら予備試験に挑戦するルートも視野に入れる

社会人で働きながら法曹を目指す場合、スケジュール管理の難しさや、司法試験合格率の低さ、通いにくさなどが理由で、現在では予備試験ルートで法曹を目指すという方が多くなっています。

その理由について解説します。

予備試験ルートからの司法試験合格率は90%を超える!

令和7年司法試験における予備試験合格者の合格率は、90.68%と非常に高くなっています。

参考:令和7年司法試験の結果について|法科大学院等別合格者数等

下記のコラムでは、社会人で働きながら予備試験合格を目指すことについて解説しているので、参考にしてみてください。

参考コラム:社会人が働きながら予備試験合格は無理?現実は?

社会人が独学で予備試験合格は可能?

独学での予備試験合格は無謀です。

働きながら予備試験に合格するためには、合格から逆算した綿密なスケジュール管理と正しい方向での勉強法を継続する必要があります。間違った方向に進まないためにも予備校は必須となるでしょう。

法律の勉強は奥が深く、予備試験を突破するために必要な知識かどうかを見分けることは困難であり、独学での挑戦はかなり遠回りになってしまう可能性があります。

また、論文式試験ではそれぞれの科目に答案の型があります。

答案で点数を効率よく点数を取るためには、採点官に伝わりやすい文章を書く力をつける必要があります。

それらの力を身に着けるために、予備校を利用し、第三者の添削を受けることが重要といえそうです。

予備試験を突破するためには、試験に合格できるノウハウを持っている予備校を活用することが重要です。

予備試験の費用は?

予備試験ルートでは、各種テキスト代や予備校費用がかかります。

アガルートの予備試験最短合格カリキュラムの受講料は、93万2800円(税込)です。予備試験に合格すると受講料(税抜価格)が全額返金されます。

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他の予備校では、伊藤塾の「2年合格コース」では129万8800円(税込)。

LECの予備試験対策フルコースは56万1000円から74万3600円となっています。

予備試験ルートにかかる費用は人それぞれですが、予備校を利用するのであれば、50万から100万円は必要となるでしょう。

下記のコラムで司法試験のおすすめ予備校・通信講座について解説しているので、参考にしてみてください。

参考コラム:司法試験のおすすめ予備校・通信講座8選!タイプ別ランキング付!費用比較や選び方のポイントも

法曹デビューまでの年数

予備試験ルートでは、予備試験に合格した場合、予備試験を受験した翌年の司法試験を受験することができます。

予備試験は、いつでもだれでも受験することが可能なので、例えば、大学3年次に予備試験を受験し、大学4年次に司法試験を受験し、合格できれば、大学卒業後からすぐに司法修習を受けることができます。

まとめ

このコラムでは、社会人の法科大学院受験について解説しました。働きながら法科大学院に通うためには、夜間ローに通う必要があります。

もっとも、司法試験を受験するためには、法科大学院を修了するというルート以外にも、予備試験に合格するというルートがあります。

夜間ローには、司法試験受験までの年数がかかってしまうことや、その分費用が掛かること、法科大学院修了後の司法試験合格率が高いとはいえないことから、予備試験ルートも視野に入れる必要がありそうです。

アガルートでは、無料受講相談など、気軽に相談できる制度を用意しています。

自分にあったルートが何かわからないという方は、ぜひアガルートにご相談ください。

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